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令和8年稼働の汚泥再生処理センター地下部工事終わり、進捗率14% 〈2024年6月28日〉

2024年06月28日 08時30分00秒 | 記事


地下部の工事が終わった建設現場(写真右、左は現施設)


 御坊広域行政事務組合が管理運営する御坊クリーンセンター=御坊市熊野=の老朽化に伴い、同センター隣接地に建設している汚泥再生処理センター建設工事は現在、地下部のコンクリート打設が終わり、今月末の進捗率は14%。令和7年度にかけて建設し、8年4月から稼働する予定。
 クリーンセンターは昭和63年に竣工、老朽化のため改築する。新しい汚泥再生処理センターは地下1階、地上2階建て。処理棟と管理棟の一体型で現施設東隣(用地1万8153平方メートル)に建設。水処理方式(生物学的脱窒素処理方式と高度処理)と資源化方式(助燃剤化)を採用。計画処理量は一日122キロリットル。
 水質、悪臭、騒音などの対策に万全を期し、処理工程から発生する汚泥を含水率70%以下に抑え、御坊広域清掃センターで助燃剤として活用するなど循環型社会の実現につながる近代的な施設になるという。
 昨年5月に起工式が行われ、仮設道路整備や新設用地切土、地盤改良など造成工事のあと、4月から本体工事が始まり、現在は地下1階部分のコンクリート打設が終わり、今後、地上部の工事に入る。今年度は地下、1階の機器設置等を進め、7年度は2階機器設置や洗車場設置等を行い、試運転、性能試験を経て8年4月から稼働予定。7年12月ごろから現施設の解体工事、跡地整備を行い、8年度末に事業が完了する。
 工事契約額は46億5349万9400円。施工監理契約額は6600万円。設計・施工・解体等は日立造船(株)、施工監理は(株)東和テクノロジー関西支店。
 組合議会 御坊広域行政事務組合議会は、4日午前10時から御坊広域清掃センターで開き、令和6年度一般会計補正予算(7857万8000円の減額補正)を審議する。御坊市長選に伴う管理者選任も行う。


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