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わんぱく相撲県大会準優勝の3人が全国出場へ 〈2024年6月27日〉

2024年06月27日 08時30分00秒 | 記事


全国出場を決めた中野君、津村君、中西君(左から)


 第5回わんぱく相撲県大会が22日、和歌山市の県立相撲競技場であり、6年生の部で中野王富君=内原小、150センチ、49キロ=、5年生の部で津村輝君=野口小、140センチ、55キロ=、4年生の部で中西幸誠君=和田小、138センチ、53キロ=がいずれも準優勝で全国大会出場切符を勝ち取った。「第39回わんぱく相撲全国大会」は、8月4日に東京都の両国国技館で開催する。

 御坊、有田、和歌山の3青年会議所管轄ごとに行われたわんぱく相撲各場所で4~6年の学年ごとの優勝者が代表として県大会に出場。各学年で全国出場枠2を争って巴戦を行った。巴戦は大相撲における優勝決定戦の方式の一種で、相星の力士が3人以上いる場合の優勝決定のための戦いで、連続して2勝した力士が優勝となる。県大会は2連勝した選手が優勝で、準優勝者は優勝者が決まった後、優勝者以外の2人の直接取り組みで決めた。
 中野君は、有田代表に上手投げで勝ち星をあげたが、2戦目で敗れた和歌山代表が優勝したため、3戦目の準優勝者決定戦で再度、有田代表と戦い、うっちゃりで勝利し、全国出場を決めた。津村君も1戦目の有田代表を押し出しで破ったが、2戦目の和歌山代表に黒星。和歌山代表が優勝したため、再戦となった3戦目の有田代表に寄り倒しで勝ち、準優勝で全国切符を手に。中西君は1戦目で敗れたが、相手の和歌山代表が優勝し、2戦目の準優勝決定戦で有田代表選手を押し出しで下し、見事全国を勝ち取った。
 中野君は4年生の時に御坊場所準優勝で県大会に出場できず、5年生では初めて県大会に挑んだが、敗退し、全国大会に出場したいと臨んだわんぱく相撲最後となる今大会。4年生から日高町柔道教室に通っており、持ち前の足腰の強さが大柄な相手にも生き「前回のリベンジを果たせたのと、初めて両国国技館で相撲が取れるのでうれしい。相撲は楽しい。精一杯頑張りたい」と意気込んだ。
 小学2年から柔道を習い、もともと足腰の強さ、粘りを持ち合わせている津村君。相撲は昨年の御坊場所が初めてで、県大会に挑み、準優勝で初の全国切符を獲得。それ以降、誘われて、相撲を本格的に練習し始め、挑戦した今回は前に出る取り組みが冴え「今年も相撲部屋のちゃんこ料理を腹いっぱい食べて、土俵へあがったら、真っ向勝負のぶち当たりで、なんとか1勝したいです。東京を楽しんできます」と笑顔。
 中西君は日高町柔道教室で習い始めて5カ月で、投げ技が得意。相撲もやりたいと御坊場所に3回出場し、初の県大会ながら、粘り強さが取り組みに現れ、柔道の経験が生きた。「両国国技館で相撲ができるので楽しみ。ちゃんこ鍋もいっぱい食べたい。強い相手とできるので一生懸命頑張りたい」と話している。


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