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御坊市事業者連協 介護人材不足解消へテーマ曲制作 みんなを元気づけ、楽しさ発信 〈2021年9月19日〉

2021年09月19日 08時30分00秒 | 記事

 御坊市内外の73事業所で構成する市介護サービス事業者連絡協議会(大森真会長)の居宅部会(玉置哲也部会長)が、懸案の介護人材不足解消に向けた取り組みの一つで協議会テーマソングの制作を始めた。現場で働いている介護職員、サービス利用者みんなの思いが詰まった歌にしようと、10月から歌詞やフレーズを募り、市の職員が曲をつける。メンバーは「職員や利用者を元気づけ、介護職の魅力や楽しさを地域に伝えられる明るく楽しく前向きな曲にしたい」と張り切っている。

 将来的に介護保険制度を維持していくためには安定した介護サービスを提供することが必要不可欠だが、全国的に人材不足が問題となっている中、御坊・日高圏域でもホームヘルパーやケアマネージャーらの人材不足が深刻化。御坊・日高圏域にある事業所は広域的に利用されているため、圏域全体で課題解消に取り組もうと、昨年7月に管内6市町、同連絡協議会、日高振興局健康福祉部で御坊・日高圏域介護人材確保推進プロジェクトチームを設置し、アンケート調査など取り組みを進めている。
 同連絡協議会でも人材不足解消に向けて各部会で取り組みを進めており、ケアマネージャーを中心に構成している居宅部会が介護職のイメージアップ、職員のモチベーションアップつなげられる協議会のテーマソングづくりを企画。(1)介護職員や利用者が元気になる(2)介護の仕事の魅力や素晴らしさが地域に伝わる-を曲にしようと、10月から各事業所に協力依頼して職員や利用者から歌詞やフレーズを募る。
「介護職員や利用者みんなの思いが詰まった曲」にしようと、介護職員から利用者から言われてうれしかった言葉、元気づけられたこと、介護職の魅力や楽しさ、やりがいなど。利用者から職員へのねぎらいの言葉などを募り、それらをもとに今年度中に部会で歌詞を仕上げたあと、ギター演奏が得意で御坊版オリジナル体操「ステキ体操GO!GO!GOBO!」の作曲を担当し、イベントやサロン等で演奏している市介護福祉課職員が曲を付け、来年度中の完成をめざす。
 メンバーは「みんなでテーマソングをつくることは利用者と職員とのコミュニケーションツールのひとつになる。介護の仕事をしている人、サービスを利用している人たちみんなが明るく楽しく前向きになれる曲、みんなが口ずさめる親しみのある曲にしたい」と張り切っている。完成後は各事業所で歌ったり、地域のイベント等で紹介するなど普及に努めるほか、制作を検討している介護職プロモーションビデオのBGMなどに活用したい考え。


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