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御坊市新庁舎起工式 事業費48億円、令和6年1月供用 〈2021年9月7日〉

2021年09月07日 08時30分00秒 | 記事


うがち初めの儀を行う三浦市長(左)と小池議長


 御坊市新庁舎建設工事の起工式(安全祈願祭)は5日、建設地の庁舎前駐車場で執り行った。新型コロナ感染予防で出席者を12人に縮小し、工事中の無事故、無災害を祈願した。10月から建設地を囲うなど準備工事に入り、12月から地盤改良工事など本体工事に着手する。令和5年10月末に竣工し、6年1月から供用開始予定。事業費は12月議会に上程予定の追加分を含めて約48億円。

 三浦源吾市長、小池佐左夫市議会議長、西本和明市議会新庁舎建設特別委員会委員長、前田建設・久米設計特定建設工事共同企業体の諏訪俊雅・前田建設工業(株)常務執行役員関西支店長、小牧実豊・(株)久米設計大阪支社長、発注者支援業務委託の平野令・明豊ファシリティワークス(株)執行役員大阪支店長らが出席した。
 小竹伸和・小竹八幡神社宮司が神事を執り行い、地鎮の儀で小牧大阪支社長が苅り初めの儀、三浦市長と小池議長がうがち初めの儀、諏訪関西支店長がくわ入れの儀を行ったあと、玉串を奉奠し、工事期間中の安全を祈願した。
 三浦市長は「新庁舎の特色は防災拠点機能を備えた安全・安心な庁舎として自然災害に対応できる強固な庁舎、まちを活性化するシンボルとなる庁舎、永く使い続けることができる環境配慮型の庁舎です。市にとって50年に一度の大型プロジェクトで、十分な現場管理と安全対策を講じられ、持てる技術を存分に発揮して無事完遂していただきたい」と述べ、小池議長、小牧大阪支社長、諏訪関西支店長があいさつした。
 新庁舎は鉄筋コンクリート造り(一部プレストレストコンクリート造り)の地上6階(6階は備蓄倉庫や屋上機械置場等)。建築面積は新庁舎1942平方メートルなど全体で2324平方メートル 延べ床面積は本体7698平方メートル、付属棟376平方メートルの計8074平方メートル。本体建物高さ29・86メートル。
 南海トラフ巨大地震を想定した防災対策で1階は浸水想定3・5メートル以上を確保したピロティ&エントランス方式にし、多目的ホールやエントランスホール、情報発信コーナー、会議室など配置。1階と2階の間に免震層を設ける中間層免震構造とし、災害時に備えた緊急排水槽を設置。中層階以上は住民の一時避難場所に活用でき、新庁舎北側には2階までの外付け階段と防災デッキ、屋上(議場上部)にはホバーリングスペースを設ける。
 令和6年1月に供用開始したあと、現庁舎解体工事、駐車場など外構工事(別発注、予算約2億5200万円)を行い、全て完了するのは7年3月ごろ。


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