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高速道路4車線化、有田印南(29キロ)12月完成へ最終段階 〈2021年9月5日〉

2021年09月06日 08時30分00秒 | 記事



有田印南間は12月完成へ着々
(写真上から日高川橋、川辺IC周辺)


 近畿自動車道紀勢線有田~南紀田辺間の4車線化事業は、有田~御坊(湯浅御坊道路)19・4キロ、御坊~印南(阪和自動車道)9・8キロが12月完成に向け、仕上げの舗装・施設工事を全面展開中。昨年3月に事業許可された印南~みなべ(同)6・5キロは今年度で土質調査や概略設計等、今年3月に事業許可されたみなべ~南紀田辺(同)2・2キロは施工計画検討を予定しており、それぞれ早期完成をめざしている。
 
 有田~御坊間は川辺ICのフルインター化とあわせて施工中。日高川町域では中津川第一橋・第二橋など、御坊市域では小熊高架橋、日高川橋、野口高架橋などの施工が終わり、広川町域、湯浅町域、有田川町域でも工事は順調に進んでいる。7月10日から対面通行の暫定2車線運用から上下線を分離した車線外々運用に切り替えて舗装工事や施設工事を全面展開しており、12月完成に向け最終段階に入っている。
 御坊~印南間は御坊市域の塩屋トンネル(271メートル)が昨年3月、御坊トンネル(357メートル)が昨年10月、印南町域の青垣内山トンネル(828メートル)が昨年9月に貫通し、それぞれ覆工も完了。北塩屋高架橋や尻掛橋等の工事も順調に進んでいる。湯浅御坊道路と同じく一部区間では車線外々運用を行い、12月完成に向けて舗装・施設工事を全面展開している。
 印南~みなべ間は昨年3月に事業許可され、今年度は土質調査や概略設計等を行う予定。みなべ~南紀田辺間は今年3月に事業許可され、今年度は施工計画検討を行う予定。印南~南紀田辺間では交通安全対策でみなべICや印南IC合流部周辺で付加車線(2車線)を設置する逐次事業も行われ、みなべIC付近(3キロ)は今年3月、印南IC付近(同)は4月に完成、開通している。
 
副会長に小谷みなべ町長
事業計画や予算も承認
 
 近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会は、昨年度に続き今年度も新型コロナ感染予防で総会は開かず、書面議決で事業計画や予算を承認した。
 役員改選では会長の三浦源吾御坊市長を再選、副会長は新たに小谷芳正みなべ町長を選任、監事の望月良男有田市長、真砂充敏田辺市長は再選。
 8月に予定していた「有田~南紀田辺間」4車線化等の早期実現を求める地元選出国会議員等への要望活動はコロナ予防で要望書郵送で行った。


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