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御坊版吉本新喜劇6月公演に向け日高地方の小中学生が初稽古 〈2018年4月12日〉

2018年04月12日 08時30分00秒 | 記事

本番へ向け頑張ろうと力を込める小中学生出演者ら


 6月17日に御坊市民文化会館で開く「御坊吉本新喜劇」に出演する日高地方小中学生55人が初稽古をした。一般社団法人御坊青年会議所(小池知明理事長)は、創立50周年記念事業で取り組むもので、オーディションして決めたメンバーが10日に初顔合わせ。御坊を舞台にしたオリジナル脚本で上演される本番に向け、始動した。

 同青年会議所は昭和43年4月21日に日本国内で378番目の青年会議所として創立し今年で50周年。去る8日に記念式典を挙行した。平成30年度のスローガンに「邁進」~地域と共に笑顔で次の50年へ~を掲げ、中でも青少年育成や地域活性化の町づくりに力を入れていることから、地域版を開催している吉本新喜劇を小中学生が入った形の御坊市で開こうと計画。
 3月10日のオーディションの結果、湯川中体育館で行われた初稽古には、日高地方の小学1年から中学3年までの55人が顔を合わせ、小池理事長が「大きい声を出して練習すれば、恥ずかしい気持ちもなくなるので、恐れることなく進むというスローガンの『邁進』の意味にもあるように積極的に頑張ってください」と激励。吉本新喜劇の専属作家である髙畠清さんから指導を受けながら、発声練習したり、慣れるためにも舞台上から大きな声で自己や御坊の有名なものを紹介し、体育館の端まで声が届くかを確認したりした。
 参加した杉本智斗勢君(野口小6年)は「大きな声も出せたし、練習はおもしろかった。めったにない貴重な体験なので楽しみたい」と話した。
 今後、第2回稽古は5月15日、第3回稽古は6月12日の午後7時からで、いずれも2時間程度。本番は6月17日の昼、夜の2回公演を予定。芸人の石田靖さんを座長に、吉本新喜劇のメンバーとともに55人の小中学生が舞台を踏む。シナリオや出演芸人は1カ月前ぐらいに決まるという。新喜劇のほか、御坊市や日高地方出身者を中心としたよしもと芸人によるお笑いや地域団体によるパフォーマンスも催して盛り上げる。


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