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管内4市町で華やかに成人式挙行 〈2018年1月10日〉

2018年01月10日 08時30分00秒 | 記事

晴れ着姿で笑顔の新成人(御坊市)

コンサートを楽しむ新成人(由良町)

新成人81人が出席(日高川町)

くす玉開きで綱を引く新成人(印南町)


 御坊市、由良町、日高川町、印南町で7日、平成30年成人式が行われ、艶やかな振り袖やスーツ、羽織はかまに身を包んだ新成人が大人の仲間入りを果たした。首長や来賓から祝福や激励を受けた新成人は家族や友人に感謝し、それぞれの夢や目標に向かって成長、飛躍する決意を示した。各会場とも和やかなムードに包まれ、新成人らは友人と談笑したり、記念撮影するなど節目の日を楽しんだ。

御坊市 市民文化会館で開き、対象者248人(男133・女115)のうち198人(男110・女88人)が出席した。
 柏木征夫市長が、名誉市民第一号で東京にオリンピックを呼んだ男として有名な和田勇氏の功績を紹介しながら「これからの人生の中で、ふるさと御坊を思い、また、人との絆を大切にし、家族や多くの人々に支えられてきたことを忘れず、新たな人生へステップアップしてほしい」と式辞。来賓の山田勝人市議会議長、中村裕一県議も祝辞を述べた。
 新成人代表で酒本絢太さん=藤田町藤井=、清山美南さん=野口=、小籔穂崇さん=湯川町財部=、松山桃子さん=島=が「成人としての自覚を忘れず、夢や目標を叶えられるよう日々成長したい」などと誓いの言葉を述べた。
 恒例のビンゴゲームは新成人の田中諒一さん=塩屋町北塩屋=が司会し、プレイステーション4や空気清浄器、ディズニーランド&シーペアチケットなどの賞品が当たった。出身中学校別に記念撮影も行い、級友たちと友情を深めた。
由良町 午前10時30分から町中央公民館で開き、対象者66人のうち45人(男30・女15)が出席した。
 開式、国歌斉唱に続き、畑中雅央町長が「皆様に望むことは、今日から一人ひとりが社会に参画するのだという意識をしっかり持ってほしいということです。これからも柔軟な発想力と行動力であらゆる可能性に挑戦し、大きく羽ばたかれることを心から願うとともに、この輝かしい門出に際し、今日まで温かく励まし支え、育んでくださったご家族、地域の方々に深い感謝の気持ちを持っていただきたい」と式辞を述べた。
 来賓祝辞、宮下幸一朗副町長が知事メッセージを披露した後、新成人を代表し鈴木大貴さんが「私たちは多くの方の愛情と期待を未来への糧とし、美しい自然あふれるこの『ふるさと由良町』に生まれ育ったことの誇りと自覚を持って行動していきます」と誓いの言葉、町長から記念品目録を受けた新田天馬さんも「これからの道は様々ですが、それぞれ何らかの形で、私たちを生み育ててくれたこの由良町の発展に役立ちたい」とお礼の言葉を述べた。
 ふるさと紹介では山野香織さんのピアノ伴奏で原千恵さんが町歌を独唱、寒川正美教育長が町民憲章を朗読、ビデオで町を紹介。続いて同町出身のシンガーソングライター・藪下将人さんが登場しオリジナルソングを熱唱、新成人も飛び入り参加で由良町の応援ソング「がんばれ故郷」など一緒に歌い盛り上がった。
日高川町 日高川交流センターで行い、対象者103人(男60・女43)のうち、81人(男48・女33)が出席した。
 久留米啓史町長が「いつの時代も国や地域社会を発展させていく役目を務めるのは、若者。豊かな感性と柔軟な発想で、新たな道を切り開こうとする強い意志を持って、社会人の一員として邁進し、人と人との出会いや絆を大切にしてほしい。未来を担う若者、社会人として役割と責任を果たすことが期待される。いつまでもふるさと『日高川町』を愛していただき、若さと、みなぎる力で希望に満ちた将来へ進んでほしい」と式辞。龍田安廣町議会議長や冨安民浩、坂本登両県議が祝辞を述べ、知事のメッセージを紹介した。
 新成人を代表して中本明音さんが3歳の頃に大阪から両親と旧美山村に移住し、小さな頃から地域の人々から大切にされた記憶は他の地域で生き抜く力を与えてくれ、「帰る場所」があると感じさせてくれたとし「思い描く大人とは、自分のためだけでなく、誰かのために生きられる人で、自分が生かされていることに素直に感謝できる人。このふるさとを自分たちの誇りとして心に刻み、胸を張って生きていきたい」と決意表明した。
 日高医師会のストップ・ザ・スモーキング・アンケートの後、全員で記念撮影した。
印南町 町体育センターで開き、新成人81人が出席。第1部の式典で日裏勝己町長は「皆さんは夢をかなえること、挑戦すること、あらゆる可能性を持っています。その夢を叶えるためにも大きく羽ばたいていただきたいと思います。これから皆さんの生活・活動エリアは広がり、この町から離れることもあろうかと思いますが、今日、この印南町で成人式を迎えられた皆様にとって共通の思い出を持つ、かけがえのない仲間のいるこの印南町は皆さんのふるさとであります。ふるさと印南町に誇りと愛着を持ち、まちづくりにも積極的に参加していただき、新しい時代の印南町を、若い皆さんとともに築いていこうではありませんか」と呼びかけた。
 新成人を代表して太田雄士さんと藤早代さんが「これからは社会人としてお世話になった方々に恩返しが出来るよう日々精進していきたい」「印南町出身であることの誇りを胸に、使命感をもって人生を歩んでいく」と誓いの言葉を述べ、全員でくす玉開きで祝った。
 実行委員会主催の第2部は中学校時代の恩師を招いての交流会もあり、町出身のアーティスト、Shinoさん、にしゆきさんのミニコンサートや中学校時代の恩師を交えて歓談したり、福引きなど楽しんだ。成人を祝って最後に町体育センター前駐車場で一斉に風船を放つバルーンリリースを行った。


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