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高校剣道選抜大会県選考会で日高女子団体準優勝、19年ぶり全国出場 〈2018年1月23日〉

2018年01月23日 08時30分00秒 | 記事

全国大会出場を決めた日高高校女子剣道部
(左から、今枝、浦辺、山本、宮崎、前田さん)


 平成29年度県高校剣道新人大会兼全国選抜大会選考会兼近畿選抜大会選考会は13日、14日、那智勝浦町体育文化会館で開催し、日高高校女子剣道部が団体準優勝を果たし、平成10年以来、19年ぶり2回目の全国大会(3月26~28日・愛知県春日井市)出場切符を手にした。近畿大会(3月18日・兵庫県赤穂市)にも、5年ぶりに出場する。
  
 女子団体は、県内14校が出場。日高のメンバーは、先鋒・今枝萌さん(1年、日高附属中)、次鋒・浦辺知佳さん(2年、日進中)、中堅・山本のどかさん(1年、松洋中)、副将・宮崎夢乃さん(2年、南部中)、大将・前田あかりさん(同、日高附属中)の5人。
 3、4チームで争う予選リーグは上位2チームが決勝トーナメントに進出。これを勝ち抜いた4チームが、決勝リーグで対決する。予選リーグAブロックは、日高、和歌山東、海南の3チーム。日高は、和歌山東を3-1、海南を5-0で下し、2勝で予選を1位通過。決勝トーナメントでは、桐蔭を1-0で破った。全国大会出場権をかけた決勝リーグでは、1回戦で優勝の和歌山工に0-1で惜敗したものの、続く和歌山東を3-0、最後の和歌山商も2-1で下し、準優勝を勝ちとった。
 主将の前田さんは、全国をかけた最後の大将戦で「緊張したが、前の4人が良い試合をしていたので、チームの大将として、まとめないとダメと、それだけを考えて試合をした。自分の力を出し切った」と振り返り、「準優勝まで全国大会に行けると聞いていたので、『絶対全国に出たい』との気持ちで頑張って、結果がついてきて良かった。チームみんなで戦う日高らしい試合で勝てた」と話した。「全国という大舞台は初めてなので、県大会でも課題だった『日高らしい試合』をして、1つでも多く勝ち進みたい」と意気込んでいる。
 牧野裕子監督は「1つでも負けたら終わりなので、まず1勝。1つでも多く勝って、1つでも多く学んでほしい」と激励した。
 同大会は、昨年夏のインターハイでベスト16に入った都道府県が、選抜で1枠与えられ2校が全国へ出場できる。昨夏は、和歌山東女子が3位だったため、和歌山県の全国出場枠が2校となっており、今回は全国64チームが頂点を目指す。近畿大会は上位4校が出場する。


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