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4月14日から「おんぱく」御坊日高の魅力詰まった46プログラム 〈2018年1月14日〉

2018年01月15日 08時30分00秒 | 記事

横断幕を手にPRする実行委員会のメンバー


 4月14日から5月13日まで30日間にわたり御坊市、日高郡全域を舞台に開催する「御坊日高博覧会(おんぱく)2018」のプログラムが決まった。今年は御坊日高の魅力がいっぱいに詰まった46の体験型交流プログラム。これまで以上に幅広い世代が楽しめ、興国寺での座禅体験など外国人を視野に入れたプログラムを導入したほか、好評の高校生おんぱく部プレゼンツはインスタ映えを狙った体験メニューを用意、テレビでおなじみの〝ゴチバトル〟もラインナップに加わるなど内容もパワーアップ、バラエティーに富んだプログラムが出揃った。地元食材を生かした料理を堪能できる「御博レストラン」は16店舗がスタンバイ。今年も多く人出でにぎわいそうだ。

 御坊、日高地方の有志でつくる実行委員会(谷口光委員長)が主催する地域活性化イベント。4回目となる今回は昨年よりプログラムは5つ少ないものの、幅広い世代の人により一層御坊日高の「おいしい」「楽しい」「学べる」「出会える」を体感してもらえる内容となった。初参加は16パートナー(プログラムを提供する人)がフレッシュ感も満載だ。
 今回、インバウンド獲得へ外国人を視野に入れたプログラムを導入したのが特徴。座禅のメッカとして知られる「興国寺」では座禅を体験、精進料理を味わってもらうほか、鮮魚店と寿司店のタッグによる魚のさばき方と寿司の握り方体験など、日本文化を身をもって体験できる外国人にとってたまらないプログラムを用意した。実行委員会では外国人向けのプログラムを掲載したちらしを製作、JR田辺駅で配布するなどPRし外国人の参加に努める。国際色も豊かでパキスタンに関するおんぱくとジャイカのコラボプログラムを実施。インド・ネパールレストランでトークイベントや現地料理をふるまうほか、おんぱく開催前のプレイベントとして管内5高校でパキスタンの写真を巡回展示する。
 プログラムの目玉の一つ、高校生おんぱく部プレゼンツは、道成寺での「春の門前町謎解き巡り」と小竹八幡神社での「学生限定1日巫女舞体験」の2つ。前者は安珍清姫伝説で知られる道成寺を散策してクイズに解答、後者は小竹八幡神社で巫女になって〝インスタ映え〟を狙えるプログラムで、プレイベントとして道成寺・小野俊成住職と小竹八幡神社の小竹伸和宮司による「神仏対談」も実施する。
 ほか、小さい子どもからお年寄りまで幅広い世代が楽しめるプログラムをラインナップ。ユニークでバラエティに富んだ内容でゴチバトルはイタリア料理店で、5人が食事代回避へしのぎを削る。ワイナリーを招いての山梨と和歌山のワインの飲み比べや、巨石で知られる日高川町三国山でのプログラム、印南町では婚活イベントを実施。障害者支援をしているわわわアールブリュットはアールブリュット作品を身につけてのパーティー「仮面の晩餐会」を開催する。初日のオープニングイベントは紀州鉄道と日高高校わかやまクラフトが実施。最終日のエンディングイベントは美浜町の煙樹海岸で開き、一昨年から手掛けている堤防の大壁画を完成させフィナーレを飾る。御博レストランは昨年より6店舗多い16店舗で地元食材をつかった御博ならではの期間限定メニューが味わえる。各プログラムの参加申し込みは4月12日からの予定。
 谷口光実行委員長は「インバウンドを意識した取り組みやコラボイベントなどさまざまなプログラムを用意しています。いろんな出会いと発見があります。楽しみにして下さい」と話している。


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