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県警が駐車場内の事故防止へ「セーフティー・みちびきカード」で注意呼びかけ 〈2017年8月5日〉

2017年08月05日 08時30分00秒 | 記事

「セーフティー・みちびきカード」で
注意を呼びかける


 県内の駐車場内等での人身・物損事故件数が3600件(6月末現在)を越え、昨年同期に比べ400件以上も増加していることを受け、県警は8月から、「セーフティー・みちびきカード」を製作し、駐車場の見えやすいところに表示して、ドライバーらに注意を呼びかけている。

 御坊署管内でも駐車場内等での事故は多発しており、人身・物損事故あわせて今年で約170件(6月末現在)に達している。駐車場内での事故の主な原因が、前向きに駐車して、バックで発進する時。前進に比べて死角が多く、見逃しが増えるため、バックしている車同士での事故、歩行者や駐車場に進入してきた車との接触など、バック発進での事故が後を絶たないという。今年は重大事故はまだないが、過去には死亡事故も発生している。
 県警では、駐車場内での事故を防止しようと、ドライバーを安全に導くカード「セーフティー・みちびきカード」を製作。カードは緑色で「駐車はバックで 発進は前向きに」と呼びかける文言と県警のマスコットキャラクター「きしゅう君」が描かれており、スーパー、コンビニ、大型店舗に協力を依頼し、駐車場に表示して、ドライバーに呼びかけていく。同活動は来年3月31日まで続ける。
 御坊署の嶝口知宏交通課長は「駐車場内での事故は御坊署管内でも発生している。夏季行楽シーズンを迎え、店舗には家族連れや小さい子どもらも増える。駐車場にもよるが、前向き発進できるように、駐車することも、事故防止の一つの方法です。十分注意してください」と話している。


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