本大会出場を喜ぶ小山さん(左)、田中監督(左から2人目)
第72回国民体育大会(えひめ国体)弓道競技近畿ブロック大会はこのほど兵庫県明石市立弓道場で開き、県成年男子チームが総合で準優勝し、本大会の出場権を獲得した。日高地方から御坊市弓道連盟所属、小山竜矢さん(23)=四段・県職員・御坊市名田町野島=がメンバー入りし、遠的では8射皆中とチームに貢献。成年男子は3年連続の本大会出場となる。
近畿ブロック大会には2府4県の選抜チーム(1チーム3人編成)が出場し、遠的と近的両方の得点で近畿代表を決めた。
遠的、近的とも各自8射の計24射で競い、和歌山は遠的が20中で128点を獲得し3位(8点)、近的は17中で8点を獲得し2位となり、総合で2位。
遠的は直径1メートルの的を60メートルの距離、近的は直径36センチの的を28メートルの距離から狙い、小山さんは遠的で8射皆中、近的は8射4中の成績。的の中心に近いほど得点が高く、和歌山は総合で準優勝した。
小山さんが県選抜メンバーに選ばれたのは少年(高校)の部で2回、成年(一般)では3回目。日高高校で弓道を始め高3の時にインターハイで優勝、明治大学では4年間1部で戦い、インカレや王座決定戦などで優勝の経験を持つ。県成年男子チーム監督は田中克彦さん=田辺市弓道連盟・みなべ町=が務めた。
小山さんは「近畿ブロック大会は緊張しましたが、徐々に慣れ、落ち着いてのぞめました。遠的は的に当たってはいますが点数を出せなかったので、近的ともに精度を上げていきたい。成年の部で出場した本大会は2回とも予選落ちだったので、今回は予選を突破できるよう頑張りたい」と話した。
国体弓道競技は9月9日から12日まで愛媛県総合運動公園弓道場=松山市=で開催される。
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