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日高中学校体育館に町内教育施設初のLED導入 〈2016年1月21日〉

2016年01月21日 08時30分00秒 | 記事

明るくなったLED照明を使いクラブ活動


 日高町は日高中学校体育館に教育施設として初めてのLED照明を導入した。以前のつり下げ型の照明は防災面から震災時に落下すると危険と判断した上、初期投資に費用がかかるものの長期的な視点で維持費削減が見込めることが大きいことからLED整備を決めたが「明るくて見やすい」などと利用者から好評。今後も小学校体育館などで導入を考えたいという。

 同校体育館の震災時の危険性で、つり天井を撤去するための改修が必要になったことから、照明の整備に費用がかかることもあり、その工事に合わせてLEDを導入。昨年に約2000万円を投入して整備した。町が管理する県道沿いの街灯、議場や町長室など公共施設でLEDに変えているが、教育施設としては初めて。
 同校体育館はバスケットボール部などクラブ活動のほか、一般もバレーボールや小学生のミニバスケットボールクラブなど幅広く活用しており、LEDに変えたことで「明るくて良い」「以前は明るくなるまで時間がかかったが、LEDだと瞬間的に点くので良い」などと好評という。
 明るさとともに、以前はできなかった調光も半面ごとにできるようにしたのもポイント。同校バスケットボール部コーチの松本典之教諭は「競技する上でゴールが見えやすかったり、ストレスなくできるのが良い。少し光を落として調整して使っているクラブもあり、競技によって活用する光の加減ができるのがさらに良い」と話す。舞台側も含めすべての照明をLEDに変えており、松本教諭は「人権作文発表会や音楽発表会などで舞台を使った際も、生徒の顔が見えやすくなった」。
 一般的に4~5割の電気代削減と言われているが、町教育委員会では照明1つの寿命が4万時間であるのが大きいと見ており、一日10時間の使用で10年余りもつ計算。町教委は「寿命は当初の70%になった時点であり、前のように寿命がきてパッと消えたりしないので、ある程度の数で一度に取り替え作業ができ、一つひとつ取り替えていたことを考えると、費用を抑えることもできる。町内の小学校でも導入したいが、初期投資がかかるだけに予算を見ながら、時期を判断したい」としている。


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