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管内トップ切り日高町で消防出初め式 〈2016年1月6日〉

2016年01月06日 08時30分00秒 | 記事

一斉放水で士気を高める


 管内のトップを切って5日、日高町とみなべ町で消防団出初め式を行った。日高町消防団(田端惠次団長、団員89人)では消防車両12台とともに団員80人と4地区の婦人防火クラブ員41人が参加し、永年勤続者を表彰でたたえ、松本秀司町長が訓示したほか、部隊観閲や一斉放水もするなどで団員が士気を高めた。御坊市、日高川町、美浜町、印南町は7日、由良町は10日に行う。

 町若もの広場で消防団員と荊木、比井、産湯、阿尾の婦人防火クラブ員が入場行進し、整列。国旗を掲揚して殉職者に黙とう、田端団長が松本町長に人員報告。日高町長表彰(25年勤続)2人、県消防協会総裁表彰(20年勤続)3人、日高地域消防協会長表彰(10年勤続)3人、退団者4人に表彰状や感謝状を贈った。
 松本秀司町長は「力強い規律ある行進を拝見し、頼もしく感じたところで、地域住民の生命と財産を守るため、献身的に消防業務に精励されており、深い敬意と感謝を申し上げる。昨年は大きな火災もなく平穏無事に過ごすことができ、これも日々の皆様の防火啓発のたまものと、深く感謝しています。今年もより一層、注意喚起していただき、安全な町であり続けるよう期待し、町全体の防災力の向上のために、行政と地域住民が一体となり、災害に最善の努力ができるような素晴らしい日高町を目指したい。日高町の消防防災のさらなる発展と、町民の安心安全な生活を確保するために、より一層のご支援、ご協力を頂きたい」と式辞を述べた。
 仁坂吉伸県知事のメッセージ代読で冨松栄三・日高振興局地域振興部長、清水正巳町議会議長、冨安民浩県議、保富速人御坊警察署長の来賓祝辞の後、田端団長の先導で松本町長をはじめ、尾崎稔副町長や来賓らが部隊と消防車両を観閲。
 最後に田端団長が「地域住民の生命、身体、財産を災害から守るという消防団に課せられた本来の使命を改めてかみしめながら、皆様とともに活動強化に努めていきたい。この1年が、災害のない明るい年であるよう祈念します」と謝辞を述べた。
 出初め式終了後、萩原地内の奥山池へ移動。消防車が一列に並んで約1分間の一斉放水を行い、団結力の高揚や放水技術の習得に努め、万が一の災害に備えた。


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