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印南町長選本番に向け日裏、湯川両陣営支持拡大に懸命 〈2016年1月29日〉

2016年01月29日 08時30分00秒 | 記事



前哨戦も終盤、支持拡大に懸命の日裏(上)湯川両陣営


 2月2日に告示(2月7日投開票)と迫った印南町長選挙は、現職で再選をめざす日裏勝己(64)=皆瀬川、1期目=、新人で元町職員の湯川和幸(58)=印南原=両氏の一騎打ちが確定的となる中、両陣営は支持拡大に懸命で激しい前哨戦を繰り広げている。有権者の関心も高まりつつあり、前回の86%程度の投票率が予想され、過半数の3100票をめぐる両陣営の攻防は本番に向けてさらに激化しそうだ。

 日裏陣営は、9日に後援会事務所開きを行い、出馬要請団体などと連携しながらミニ集会を開くなどして支持拡大に努めている。中村泰介後援会長は、手応えは悪くない、としながらも「前回は攻めの戦いだったが、今回は守りの戦いを余儀なくされている。4年間の実績を訴えながら前回獲得票を死守できるよう、本人が現職で動けない分、前回以上に頑張らないといけないと思っている」と本番に向け陣営の引き締めを図る。
 湯川陣営は、15日に後援会事務所開きを行い、推薦を受けた印南原、津井両区などを中心に草の根運動を展開。出遅れは否めず裏野尚男後援会長は「現職の背中がようやく見えてきた感じだが、まだまだ距離はある。掲げた公約とともに人柄や前向きな姿勢、行政経験などを訴えながら町内をくまなく回り支援の輪を広げ、少しでも距離を縮められるよう頑張りたい」と知名度アップに努め、出遅れを取り戻し本番に臨みたい考えだ。
 昨年12月1日現在の町内有権者数は7194人(男3358・女3836)。旧村単位で見ると日裏陣営は地元真妻地区や切目地区で、湯川氏は地元の印南原区を含む稲原地区で支持を広げつつあり、切目川地区は両陣営が主導権を握ろうと支持拡大に努めている。町外からの転入者や若者などしがらみのない有権者も多く、票が読みづらい印南地区は、全体有権者の30%を占めており、同地区の得票が当落の鍵を握ると言っても過言ではなく、両陣営とも重点地区と位置付け支持拡大に懸命だ。


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