Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

超久しぶりのkawasaki AR50です

2014-05-21 22:19:51 | その他
今日は水曜日なので定休日です。
天気も良くて・・・こんな日は何をしようかワクワクするのです。

確か先週は芝刈りをしましたし、特に予定は無かったはずです、こんな日はバイクをいじります。
大学生の時にニューモデルとしてKawasakiから発売されたのがAR50でした。
バイトをしていましてヤマハのRZ50とこのAR50とどっちにしようか随分迷ったのですが水冷で峠道に強いだろうとRZを新車で買いました。
スタイルはARの方が好みだったのですが・・・。

そんな気持ちから数年前にAR50のタイKawasaki版のマグナムを入手しましてレストアを開始致しました。
エンジン不調からバイク屋さんに直してもらいましたが元々のフレームが事故の為に少し曲がっていましたので国内版のAR50のフレームを某オークションで購入して仮組まで終わっていました。
ここで気持ちが冷めてしまいましてそのままになっていましたが、1ヶ月程前に分解してボルトやナットそしてステーなどは再メッキに出しまして帰って来ておりました。
いよいよフレームなんですが本来ならサンドブラストを使って綺麗にするのですがバイクのフレームが入る程のボックスを盛っていなかったのでカップブラシをサンダーに取り付けて錆と古い塗装を剥がしました。

フレームを倒したり立てたりしながら少しずつ剥がしてゆきますよ~結構大変なんですよ。

夕方にはこんな感じになりました。
もう少しでOKですね

この後はウレタンサフを塗ってグロスのブラックで仕上げます。
その様子はいずれまたご報告出来ると思います。

やっぱり細かな作業が続きます・・・もうちょっとなんですがね~!

2014-05-20 21:46:50 | Ferrari250TR NART 1958
English Version

今日は朝から曇りでして如何にも雨が降って来そうな感じでした。
やっぱり午後からは天気予報通りに降って来ました・・・畑にはちょっと嬉しい雨ですね。

明日は定休日なので今週のラストスパートをかけなければならないですね(笑)

製作の方は革製のストラップを何とかしなければならないですね。
このストラップは本来一体の物ですがボンネットを開閉・・・と言うか脱着式(実車がそうだから仕方が無いですよね)にしたのでストラップを半分に切ってボディに半分ボンネットに半分分けて取り付けるのが自然かと思います、作ったストラップを切ってみました。

ボディとボンネットに接着してみるとこんな感じです。
クリアランスは最小限にしておかないといけないのですが余り近過ぎるとお互いが干渉して外れてしまいますので適度なクリアランスが必要です。

当然ながらボンネットを外すと半分はボンネットに残ったままでもう半分はボディ側に残ります。

ついでにボンネット側のストラップに金具にコの字型の金具を追加してみました。
この時点では必要ないのですが最終的には必要になりますから一つだけテストのつもりで作りました・・・良い感じではないかと思います。

ついでに同様の金具を5台分+αの数だけ作っておきました。
今は細かな作業が多いので大丈夫なんですが、塗装が終わって最終組み立て中にその都度こんな部品を作るのは集中力が切れてしまいますので面倒なんですよね。
今なら何の問題も無くOKですね。

ウインドスクリーンの内側にセパレートタイプの風防が取り付けられていますが、前側に大きなスクリーンが有りますので何も意味が無い様に思いますが・・・取合えず仮組をしておきます。
この部品は1959年の同車には付いていませんしLHDの車にも付けられていないので3台分だけで次の製作に移る事が出来ますね。

明後日はテールランプの製作を始められそうです。

何と言う事でしょう~!

2014-05-19 21:38:07 | Ferrari250TR NART 1958
今日も暑い一日でしたね、私が静岡や東京に出掛けている間も雨が降らなかったらしく畑の作物は萎れていました。
芝生も少しずつ新芽が出ていたのですがこの乾燥で一部は枯れた様になっています。
今日は朝からスプリンクラー全開で芝生に散水しました、芝生は明日も少し散水した方が良い様ですね。
畑は太陽が高くなる時間には水をやる事が出来ないので夕方までお預けでした。
日中には苗床もカラカラで枯れて来た物もチラホラして来ましたので少し大きめのポットに植え替えて水をやり日陰に入れておきましたら夕方には何とかシャキッとして来た様で少し安心しました。まだまだ救助を待っている作物が有りますので少しずつ何とかしておかなければなりません。

さて、気持ちを入れ替えて製作を始めましょう。
昨日はフロントフードのロックを作りましたが数を間違っていました。
このロックはリアフードの前側を止める物も同じ物だったので全部で20個作らなくてはならなかったのです。
と言ってもリアの物は開閉する訳では無いので同じ様に見えるだけで良いのですけどね。
真鍮パイプと洋白線、そして治具も有りますから追加は簡単ですね。

リアのロックを取り付けてみました。
ここで少し問題が出ました、ドライバーの後ろの膨らみが有ってロックが付かないのです、少し小さめに削って位置を調整して何とか解消しました・・・5台ともその必要が有りますから時間はかかりますね。

次はフロントの革製のストラップを作りましょうか・・・
この革製のストラップはちょっと問題が有りましてボディとフードを結んでいるのですがフードを取り外す場合にはどちらかの側に付けておくか半分にカットしてそれぞれに半分づつ取り付けるかしか方法が無いですね。
見た目はやはり分割の方が良さそうですのでそちらの方法で試してみます。
取り敢えずは普通にストラップを作ってみます。
ベースのストラップは1.0mm幅で厚みが0.2mmの真鍮帯金を使います。
如何にも革の様に見える様に少し曲げてあります。

雰囲気は下の画像の様な感じにしたいですね。
多分実車もフードのスリットから内側に通して止めてあるんでしょうね~。

一つのストラップで3つの部品で構成します、それを各々ハンダ付けします。

組み立てるとこんな感じですね・・・塗裝後にバックルとなる部品をもう一つ追加しますので4個の部品で構成される事になりますね。

こんな物を10個作っていたら時間が過ぎるのが早くてアッと言う間に夕方になってしまいました。
続きはまた明日お伝え致しましょう。

静岡ホビーショーに行ってきました!

2014-05-18 19:04:49 | Ferrari250TR NART 1958
English Version

今日は真夏を思わす様な良い天気でしたね。
一日中屋外では暑くて汗だらけになりました、建物の中でも窓全開でした~その内には窓全開ではいけなくなる季節が来るんでしょうけれどまだ窓から入る風で過ごせます。
にしても2日間もアトリエを空けると仕事が随分たまっている物でして片付けるのにかなりの時間を要しました。
勿論普通通り更新もしたいので制作も進めましたよ。

それではこの2日間の様子をかいつまんでご報告しておきましょう。
一昨日と昨日2日間に渡って静岡のホビーショーと東京でのフェラーリ275GTB/4の納品に行ってきました。
まず初日は朝そう早くない電車で静岡に向かいました、それでも朝寝坊をしてしまいJR安来駅までかないに車で送ってもらったのは内緒です。
静岡到着はお昼過ぎで、ホテルに荷物を預けてから会場入りしましたが業者招待日の最終日の午後と有って業者はかなり少なめそれでも中国語や韓国語のお客さんの比率がかなり高かった様な気がします。
一通り模型メーカーのブースを見て回りましたが車関係はコレ!と言う様な物は一つもなかったというのが率直な感想ですね。
ただ一つ感じたのは大きなメーカー以外の個人メーカーとでも言う程の小さなブースが目立ちましたね。
まあ車関係に限った物ではなかったのですが新しい方向性の一つなのかと・・・感じましたね。

一つ気になったのがコレです。
メイクアップのアルファロメオティーポ33ストラダーレです。
この車は実車はかっこいいのに1/43ではテクノの完成品が有るくらいで良いモデルに恵まれていなかった車種ですので大変興味が有ります。
1/24でもヒロのキットあたりを持ってはいても中身を見ると敷居が高く一度は作ろうとチャレンジはするけどまた箱に戻された方が多いのじゃないかと・・・(笑)

したが会場の全景です
実車はアオシマが持ち込んだケンメリ2drの改造車だけという寂しさです。
この程度の物ですと昔なら街中で普通に見れたのに・・・(失礼!)

2日目の帰りに駅に向かおうとタクシーを拾いに出たら前を走っていたのがコレ!

コレの方が絶対に良いと思うんですけど・・・普通に走り去ってゆきました。
2日目は午前中に再び会場を訪れてちょとびっくりしたのは本物が有った事ですね。
さすがに自衛隊の物だけに手入れが十分行き届いているらしく案外きれいだった事かな~。


全国から集まっていらっしゃった皆さんの作品を拝見しました。
いくつかの作品はなかなか見応えの有る物で記憶に残る物でした。
お昼頃には東京に向かい上野のGTさんを訪問。
川口さんと話し込んでしまい待ち合せの時間にギリギリだったのは内緒です。(笑)
夕方の新幹線で帰路につきますと自宅に到着したのは日付が変わった後でした。
お疲れ様~!

さて一晩お休みしますと今日はもう通常通り仕事です。
今日はボンネットの止め金具から始めましょう。
フェラーリのボンネットの止め金具と言えば特徴的な形状をしておりますのですぐわかりますね。
0.4mmの洋白線をクルクルッと曲げて作ってみましたが・・・ちょっと太い感じがしましたので同じ物を0.3mmで作ってみました。
大きさは・・・良いかな??

長さを決めなければいけませんね。
金具の位置を合わせてあてがってみます・・・。

5台分の金具と言えば20個の金具を作らなくてはなりませんので治具を作らないと大きさがまちまちになってしまいます。
真鍮板をベースに0.6mmの洋白線と1.0mmの真鍮角線を使って治具を作りました。
これに引っ掛けて同じ様に曲げようという試みです。

クロスした部分は時計ヤットコで軽く潰しておきハンダ付けをしておきますと変形する事も無く実物に近い感じに作れますよ。
ハンダ付けが完了したらこの後の行程を考えると腐食防止の為に水で軽く流しておいた方が良いですね。

と・・・次の行程です。
内径が0.4mm外形が0.8mmの真鍮パイプを4mm程にカットした物に差し込んで2mm程余分な長さにしてカットしまして先の0.5mm程を潰しますと金具が外れ無い様になります。

ボディの所定の位置に0.8mmの穴を開けまして先程作った金具を差し込んで接着します。
仮組なので接着は裏から瞬間接着剤を流します・・・。

接着するのは真鍮パイプの部分とボディの間なので中側の金具はクルクルと動きます、つまり引っぱり上げておいて回すとロックが解除出来る訳・・・見た目だけですけどね。
以前1/24で誰かが同じ様な物を作っておられたので作ってみました、確かその時は洋白の金具はエッチング製だったと思うんですけどね・・・。

調子に乗ってもう一個作ってみました。
ボンネット側の押さえ部分は少し短い方が良い感じなので短めにね・・・。

ボディの左右にとり付けてみました・・・如何かな??

後、この部分のは革製のストラップだけになりましたね。
テールランプも作らなければいけませんね・・・これだけかな??
この2項目が完了したらいよいよ塗装行程になりますよ、塗装になったら後は早いですよ~。




納品と静岡ホビーショー見学のため16~17日の更新はお休み致します

2014-05-15 19:17:44 | Ferrari250TR NART 1958
English Version

タイトルにも有りますが16日から17日まで静岡ホビーショーの見学とFerrari275GTB/4の納品の為に更新をお休み致します、悪しからずご了承下さい。
更新のお休みの告知をするといよいよ楽しみなホビーショーが明日に迫った事を感じますね、久しぶりにお会いする方々とゆっくりと楽しみたいですね。
さて今日の天気予報は朝から雨だったはずですが、起床して目をつむったまま屋根に当たる雨の音を探しますが・・・無音!?
おもむろに起き出して外を見るのですが道路は乾いたまま・・・。
??と思ってよく見るけど雨の姿は無しでした、朝食を食べて出勤しようと外に出ると玄関のポーチに雨がやっとパラパラと落ちてきました。
そんなに勢いよく降る訳ではなく本当にパラパラと落ちてくる車のワイパーも間欠も要らない程度でした。

しかし!アトリエに着く頃にはやっと雨らしい降り方になって夕方まで降っていました。
これで芝生も畑も一息という感じかな~。
夕方外に出て見ると芝生が久々の水をもらって喜んでいました。


さて遊びの前に仕事を進めておかなければなりません、250TRの仮組もあと少しです。
大きな所ではテールランプとボンネット関係とそのストッパーくらいでしょうか??
昨日残ってしまった後2台分のグリルメッシュとドライビングランプのステーの仮組を行なってしまいました、同じ作業内容なのでここでは繰り返しませんが・・・さすがに5台分ともなると時間がかかりますね。


今日はボンネットを何とかしてみましょう。
このボンネットは真鍮板の一枚物を叩いて作った物でおおまかに大きさは合わせてあったのですが微妙な合わせはまだ行なってなかった物です。
足らない部分は真鍮線をハンダ付けして延長し削り合わせています。

No5のシャーシはまだ裏の補強を作っていなかったので補強を付けておきました、これも素材は0.5mmの真鍮線です。
実車ではこのパイプに合わせてアルミの板を巻いて作っていたはずですね・・・凄く器用な職人さんがいたんですね~。

皆さん、250TRのボンネットってヒンジが無いのを知っていましたか?
恐らく無いんですよ、実車画像を探してもヒンジが付いていてボンネットが開けられている物は存在していない様です。
CMC製のモデルをモデルをモデルを見てみると前側には2本のステーが出ていましてボディの下側に差し込んで前側を固定する様な構造になっています。
後ろ側は例の金属製のロックと革製のベルトで固定されるのです。
2本のステーの取り付ける為に斜めに穴をあけました。
斜めに穴を開ける場合は十分注意して開けないと刃を折ってしまいますので気を付けましょう(笑)

ボンネットのバルジの前側にはエンジンの吸気用のフレッシュエアーを取り入れるインテークを作ります。
1.0mm程の穴をあけておいてヤスリで広げます、この作業はそう難しく無いのですが大き過ぎ無い様にしたいですね。

メッシュはラジエターの前の部分に使った物よりも細かな物を使います、半月状にカットしておいて何時もの矢坊主を使ってプレスすればボンネットの裏にも馴染みます。

こんな感じですね・・・ボンネットの厚みを削っていないのでメッシュの部分に少し段が目立ちます。

開口部の板の厚みは薄く見える様に内側をダイヤモンドビットを付けたリューターで削っておきますと後でメッシュを付けた時に厚みが目立たないので良いですよ・・・随分違うと思いませんか?

ボディに付けてみました
まだボディカラーが塗ってないので雰囲気がよく分りませんが、一段と完成に近づいた様に思います。

ついでのライト前側の凹みもペーパーをかけてならしておきました、サフ塗装後でも良いかもしれませんがなるべく早い段階で整えておきたい物です。