Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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こちらが本来の仕事です!テールランプの考証

2014-05-22 19:08:59 | Ferrari250TR NART 1958
今日は他にも新しいカテゴリーを更新していますので前置きは不要でしょう(笑)

いよいよ残る仮組も少なくなってきましたね、テールランプが終われば塗装の工程に進めますね~。
250TRのテールランプはキットではこんな感じになっていますが

この形状はベースになったフェニックスでもその原型を元にしたミネルバでも同じなんですが、どこに問題が有るのかと言うとテールランプが付く部分のすぐ下に段が有りますよね。
実車の画像を見る限りこんな段は存在していない様に見えるのです。
勿論フェニックスは良いキットですし大胆かつ繊細なルフ氏の原型を全く否定するつもりは有りませんが・・・違う物は違うんですよ。
実車はこんな感じなんですね。

段は無いですねテールランプの下側が少し濃くなっているのはレンズ自体がボディに写り込んでいるからですね。
横から見るとこんな感じ・・・良く見えないかもしれませんがこの形状ですと長丸のテールランプはボディ面に沿って付ける事は出来ないですね。

テールランプの付く凹みに一度メタルを盛って斜めに削って少し前に作ったテールランプの台座を接着してみます、少し大きめなのですがコレで良いのです。

この後アクリル板をおおまかに切った物をこのベースの上に貼ってボディ面と馴染む様に削り合わせます。
実車ではボディ面とレンズが完全に合っている様に見えますのでこの時点で合わせておきたいのです。

左右とも作ってみました・・・僕にはこんな感じに見えるのですが・・・皆さんは如何ですか?
いつも見慣れているとついつい疑いを持たない事も有りますね。
「目が慣れてしまう」とでも言いましょうか・・・たまには他の見方をしてみるとよく見える様になりますね。

No.1のシャーシは仮組完了ですね。
しかし、まだ残り4台も同じ様にしないといけません、塗装工程へはいつになったら進めるのでしょうか??


そしてもう一つのフェラーリです

2014-05-22 13:29:40 | Ferrari F355 1/18
こちらも新しいカテゴリーになります。

Ferrari F355です。
ベースになるのは京商の1/18のミニカーです。
赤のベルリネッタをベースにエンジンを後期型に変更したり、ステアリングをエアバッグ付きの物に変更します。
ナンバープレートやオーディオなども実車のままに再現します。
一番難しいのはチャレンジグリルの制作でしょうか?
まだどうやって作るのか決めていませんが・・・(笑)

と書くと例のお金持ちの方からのオーダーか?
と思われるかもしれませんが、違う方でして私のブログにご訪問くださっている方です。
ご依頼者の方は私が知る限り普通の方ですね。
一生懸命に働いて夢が叶ってフェラーリを購入された様ですがこう言う方は応援をしたくなりますね、私の友人にも実際に360モデナを購入希望の方がいらっしゃいます何かを希望に一生懸命に働くというのは良い事でしょう。
360モデナから348くらいまでですとサラリーマンの方でも頑張れば買える価格帯ですし昔と比べたらローンをするにしても楽になりましたから夢の実現はそう難しく無くなった様な気がします。
と言っても簡単にフェラーリをお買いになる事を勧めている訳では有りませんからお間違え無く、それなりに家族の同意が取れるかとかのリスクも有る訳です。
話が横道にそれてしまいましたね。
元に戻しましょう(笑)
右側がベースになった京商1/18ですね。
左側はマテルの物で同じ1/18です・・・

京商は全体のクオリティーは良いのですが塗装に問題が有る事が多いですね。
湿気が有る所に有っても乾いている所に有っても時間の経過でこの様な塗装の荒れが出てきます。
恐らくはサフが塗ってないのでアルミダイキャストとウレタン塗料が反応しているのではないかと思います。
エポキシ系の下塗りをしておけばこんな事は無いのですが・・・コストとのせめぎ合いが有るんでしょうか?
定価が1000円上がってもここはエポキシ系のプライマーを塗っておいた方が良い様に思いますが・・・

右は京商、左はマテルですがマテルは後期型のエンジン京商は初期型のエンジンですね。
吸気系を変更します・・・

こちらはマテルです
残念なのはこの窓ガラスの処理ですね。
ウインドガラスの縁は実車でも黒い枠が有りますがマテルの物は外側から塗ってあります。

京商は内側から塗ってありますので実車通りです。
マテルも手間はそう変わらないのだから内側から塗ってくれると良いのですが・・・

いよいよ分解です
マテルは数本程のわかりやすいビスを外せば簡単に分解出来ます。
ボディ側はこれ以上分解しません、下側のエンジンの吸気管が欲しいだけなのです・・・(笑)

一方京商は前側の2本のビスはすぐにわかりますが後側は見えない部分にビスが有るのです。
京商はだいたいいつもこうですね・・・(笑)分解させたくないのか??
リアタイヤをホイールから外す事でやっとアクセスが可能になります。

どの様な改造が一番良いのか考えなければいけないですね。
京商は2個のエアクリーナーの下とメインのサージングタンクの下側の各々固定ピンが有りますのでコレで位置決めをしている関係から必要な部分だけは京商製を使ってパイピングの部分をマテルに変える事がベストの様ですね。
早速ですが不要な部分をカットします。
コレが必要な部分という事になります。

チャレンジグリルを作る準備もします。
京商からはF355チャレンジが発売予定ですがこの特徴的なチャレンジグリルは黒く塗っただけらしいのです、1/43ならオーバースケールになりますから塗っただけでも良しとしますがさすがに1/18ではメッシュの方が良いですよね・・・。
なので今回はどうしてもメッシュのグリルを作ってみたいと思っています。
まずは寸法取りです・・・。


横は少し回り込んでいますね・・・この処理はちょっと難しいかな・・・

しかもバンパーが一体になっている物ですから・・・ボディカラーは塗らないのでバンパーの下側には傷を付けられないですね。

さてどう料理しようかね~(笑)
ご期待ください!


新しいカテゴリーを追加します

2014-05-22 11:24:54 | Ferrari308GT Rainbow
私のブログをご覧になっている方はたくさんいらっしゃいますが、ご希望の車種の多さにもびっくりする事が有ります。
今回の制作のご希望はFerrari308GT Rainbowです。
と言ってもご存知でない方もいらっしゃるかもしれませんがずっと昔スーパーカーブームの時だったでしょうか!?ベルトーネがフェラーリ308GTB(オープンモデルなのでボディ補強の関係からGTSかもしれません)をベースに作ったショーカーです。
しかしショーカーとは言え何台か作ったらしく当時の印象ではホワイトだったのですがネットで画像検索するとシルバーと薄いブルーメタリックの個体を発見する事が出来ます。
今回は当時のイメージカラー!?のホワイトでの制作をご希望です。
私の知っている限りキットの種類はそう豊富とは言えません、ずっと前に有ったオートクリエーションのキットかヨウモデリさンの所のキットが入手可能なのかもしれませんね。
そうそう確かプロバンス辺りにも有った様な気がします・・・ずっと前にミスクラのセカンドで見た様な記憶が有りますがコレは未確認ですね。
しかし今回の制作のベースとなるのはそのどれでもないのです。
ずっと昔エーダイグリップから発売されていたミニカーがベースとなります。
まあベースは何でも自分のイメージに合わせて切ったり貼ったりした上で経年変化が少ない様に再キャストをしますので耐久性は普通のレジン完成品と同等の物になると思います。
まずは分解からです。
ボディとシャーシを分解するにはネジ1本を緩めるだけですが、シャーシがダイキャスト製なのは時代を感じますね。
今ですとほとんどの場合はボディがダイキャストでもシャーシはプラスチックの物が主流ですからね。

シャーシの裏には懐かしいEIDAI COの文字が有ります(笑)
当時のエーダイはプラモデルやラジコン/ミニカーなどあらゆるジャンルの玩具を開発販売していましたね~。
エンジン部分はモールドされているんですが秋ゾースとが片側3本、しかも縦置きエンジンなのはご愛嬌ですね。
ベースは308GT系なのでV8エンジンでしかも横置きなんですよね・・・(笑)

完全に分解致しますとこんな感じです。
ボディはこのミニカーをベースに心ゆくまで(?)改造しましょう。
シートや内装は多分作り直しになりますがベースを何にするのかは検討事項ですね。