Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日も暑い一日でした。

2014-05-04 19:42:16 | Vincent Black Shadow
今日も朝から沢山のお客様がお越しになりましてスタッフ全員最大限の努力を致しましたが、お待たせしてしまったお客様もいらっしゃいまして大変ご迷惑をおかけ致しました。
気が付いた中ではお断りしたり入店が不可能だった方はいらっしゃらなかったと思いますが、私が気が付いておりませんでしたら大変申し訳ない事です。
明日は雨模様になるはずなので少し落ち着くはずですのでこんなタイミングでゆっくりとお過ごし頂けたらと思っております。

昨日はビンセントブラックシャドウのホイールリムを旋盤で削り出しましたがリムだけでホイールが成り立つ訳ではありません。
スポークとセンターハブが必要になります。
今日はこのセンターハブを作ってみましょうかね・・・。

素材は切削性の富んだ真鍮製にしましょう。
実車はアルミかもしれませんが・・・見た感じではかなりキラキラと光っている様なのでメッキなのかもしれません。
まずは外径を決めます。
このバイクはドラムブレーキなのですが現代的なバブの部分にドラムブレーキを仕込んだ物と少し違った構造を持っている様でしてセンターハブは小さくその両側に薄いドラムブレーキを左右に備えている様なのです。
ですからフロントフォークの間隔は薄いドラムブレーキ2つとハブでシェアしなければなりません。
フロントフォーク間の寸法が9.5mmでしてドラムのメタル部品の寸法をひくとハブは5.5mm程度でないと納まりがつかなくなる恐れが有ります。
出来ればそれより0.2~3mm小さくし余裕を持った方が良いかもしれません。
外径はドラムブレーキよりも2mm程小さい感じです。
キットのエッチングから採寸すると8mm程度が良い寸法ですね。
まず外型を8mmで削っています

薄い部分がスポークが付く部分です見た目でだんだんと形になってくるのがわかりますね。

センター部分はスポークの穴を開ける時の為に残してあります、余り長く残すとフライスのチャックに当たってしまいますので長さの調節が難しいな~。

スポークの穴を開けますが・・・
この時点でスポークの太さを決めていなかったので完全に穴を開けてしまう訳にゆきません・・・困ったな~!!
とりあえず0.5mmセンタードリルで印だけ付けておく事に致しました。
穴は片側に20個です、リムは40個でしたがハブの左右からスポークが出てくるのでハブは片側に半分の数の穴で良い訳です。

スポークは何を使いましょうか??
以前作った1/12ドリーム50では洋白線を使いました、タミヤのRC166のアルミホイールセットのスポークは0.35mm程の金属線をスポークに加工しています。
でもあちらは1/12こちらは1/18なのでRC166よりも細い物じゃないとバランスがとれません。
そこでインセクトピンの#00を計ってみますと0.25~0.28l程でしょうか・・・。
計り方で少しずつ誤差が出ますがまあ良い寸法では無いかと思います。
頭の膨らんだ部分を計ってみると0.5mm程ですので0.4mmの穴をハブに開ければ丁度良いですね。

試しに0.4mmの穴を開けてスポークを通してみましたらなんか良い感じですね。
インセクトピンの頭が抜ける事も無いのでこのまま使えそうです。

ぜんぶのあなをあけてみました。
一つのハブで40個有りますからこれも指が痛くなりますね・・・取り敢えず1個のハブだけです。

片側20個を開けてみました、0.5mmのセンタードリルでさらってあると位置がずれる事も有りませんしかなり楽に開ける事が出来ます・・・が指は痛いですよ(笑)
まだまだ先は長いですね~フ~~ッ!

やっと40個開けました・・・



昨日作ったリムと記念撮影!