瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

桜橋~神田川を下る旅~その14

2021年06月14日 17時26分01秒 | 旅の覚書
毎度お馴染み、神田川下りの旅。
秋までに書き終わる為に、何とか週二ペースで参ります――って事で、前回「桜橋~神田川を下る旅~その13」の続きです。
今回は上流から数えて80番目の菖蒲橋~89番目の万亀橋までの区間、撮影日は大体(汗)2020年3月末頃になります。

源流から数えて80番目の橋…「菖蒲橋」
読みは「あやめ」橋です。
例の如く、周辺に菖蒲は咲いてませんが、菖蒲は池や川近くを好んで咲く花、昔は咲いてたのかもしれません。
菖蒲橋より上流から数えて93番目の小滝橋までは、中野区と新宿区の境に架かります。
その為、川の整備の仕方がコロコロ変わるのが面白い。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、菖蒲橋上より上流側を向いた風景…欄干のデザインは菖蒲の茎をモチーフにしたのでしょうか?結構お洒落です。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、菖蒲橋上より下流側を向いた風景…高層ビルが間近に迫って参りました!
橋名に入ってる菖蒲は咲いてませんが、代わりにこの橋の付近では、春になると桜やハナモモが咲き揃います。
↓菖蒲橋から相生橋間遊歩道に現れた桃源郷。
 

 

 
↑菖蒲橋から相生橋間は、中野区立「あやめポケットパーク」、新宿区立「はごろも児童遊園」、中野区立「若の芽ポケットパーク」、中野区立「神田川はなひろば」、中野区立「あいおいポケットパーク」と、川沿いに小さな公園が5つ続いており、歩くのに非常に楽しい区域です。
地図で確認するに、ハナモモが咲いてるのは、中野区立「神田川はなひろば」と呼ばれる区域らしい。
濃い桃色をしたハナモモが、小路にトンネルを作っており、美しい眺めです。


源流から数えて81番目の橋…「相生橋」
橋の上を相生通りが走ります。
橋を渡った先には高層マンションが建ってるのですが、あまりに高層な為、橋を入れての撮影は無理でした。(汗)
新宿区指定「水とみどりの散歩道」スタート地点になっている橋で、ここより上流から数えて112番目の豊橋付近までの5.4㎞区間、自転車でも通れる様に整備されています。
100m毎に里程標が立っていたり、案内看板も設置されてたりと、流石は新宿区、金有るな~なんて感心致します。(笑)
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、相生橋上より上流側を向いた風景…右岸、橋の袂に1本、コヒガンザクラが植えられてる辺りが、中野区立「あいおいポケットパーク」と呼ばれる小公園です。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、相生橋上より下流側を向いた風景…こちら側の右岸にも新宿区立「神田川ポケットパーク」と呼ばれる小公園が在るのですが、訪ねた時は周辺工事をしておりいまいちな眺めでした。
前回、前々回訪れた時は、この辺りで野良猫を見掛けたのですが、今回は出会えず終わり残念です。


源流から数えて82番目の橋…「豊水橋」
橋を渡った先には、やはり高層マンションが建っているのですが、高層過ぎて橋と一緒に写真を収める事は叶いませんでした…。
マンション周りには緑がいっぱい植えられていて、まるで公園の様です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、豊水橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、豊水橋上より下流側を向いた風景。
以前は片側だけだった遊歩道が、両側に造られていました。
将来的に川に沿って桜が植えられて、綺麗な並木道に変わりそうな気配が漂ってます。


源流から数えて83番目の橋…「淀橋」
青梅街道が上を通る大きな橋、「新宿区」と表示された方向へ目を向けると巨大なビルが建ち並び、如何にも東京の中枢って雰囲気が漂っています。
未だに癖で「副都心ビル」とか呼んじゃうけど、今は新宿に都庁舎が建ってるんだから、もう「副」じゃないですわな。
橋名の由来にはこれまた中野長者が関わっていて、自分の財産の隠し場所を知る者を長者が川に投げ込んでた伝説から、「姿見ずの橋」なんて不吉な名前が付いてる事を聞いた徳川家光が、「縁起が悪い。京の都を流れる淀川に雰囲気が似てるから、『淀橋』に改名せよ」つった為、「淀橋」と呼ばれる様になったとか。(諸説有)
この「淀橋」が後に付近の地名にもなったとの事。
現在「西新宿」と呼ばれている一帯が、昔「淀橋」と呼ばれていました。
明治31年~昭和40年まで淀橋地区には浄水場が在り、その広大な跡地を利用して建てたのが、新宿副都心ビル群なのです。
そして淀橋と言えば忘れちゃいけない「ヨドバシカメラ」、元は淀橋地区に拠点を置くカメラ屋さんだった事から、付けた名前だそうです。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、淀橋上より上流側を向いた風景…見ての通り現在工事中、作業台が鳩の休憩場になってました。
前回、前々回訪ねた時も工事中でした、かなり大掛かりな工事のもようです。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、淀橋上より下流側を向いた風景…淀橋の名前に相応しい重厚なデザインの欄干です。

↑淀橋~栄橋間遊歩道、ここから下流へず~~っと桜並木が続きます。(末広橋が架かる辺りで一旦途切れます)


源流から数えて84番目の橋…「栄橋」
この写真からは解らないでしょうが、川の流れに対し斜めに架かる橋です。
上流から数えて二番目の「栄橋」でもあります。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、栄橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、栄橋上より下流側を向いた風景。
久し振りに上流・下流どちらを向いても桜並木が続く眺め。


源流から数えて85番目の橋…「伏見橋」
橋の上の車道部と歩道部を分ける目印が、魚の頭の形をしている事に注目。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、伏見橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、伏見橋上より下流側を向いた風景…こちらの写真の方が解り易いか、欄干にも川を泳ぐ魚(鯉?)の細工が為されてて、理由は解らないけど魚付いてる橋です。

↑伏見橋~末広橋間の遊歩道には、リスの飾りが付いた可愛い車止めも在ります。
遊歩道と言う事で、随所に遊び心が見られますね。


源流から数えて86番目の橋…「末広橋」
橋の上を大久保通りが走る為、車の交通量は多いです。

↑末広橋上より上流側を向いた風景…新宿ビル群から少し離れました。
末広橋上流側、左岸の橋詰めに造られた園地には、神田川を散策する際に必ず寄りたいスポットが在ります。

☆末広橋側の立ち寄りスポット…「神田川歌碑」
 
「貴方は♪ も~お♪ 忘れたかしら…♪」のフレーズでお馴染み、「神田川」の歌詞を刻んだ碑が、側に建っているのです。
更に、この園地は「桃園川緑道」と呼ばれる小路の終点にもなっています。
桃園川は昔、杉並区及び中野区を流れ、この地点で神田川と合流していた川ですが、現在は全区間暗渠化され、下水道に利用されています。
道がやたらくねくね曲がってるのは、川の流れに蓋をしたからなのですね。
嘗て八代将軍徳川吉宗が植えた桃園の地を流れていた事から、「桃園川」の名が付いたそうですが、可愛らしい名前に似合わず有名な暴れ川で、しょっちゅう氾濫して付近の住民を苦しませてたそうです。

☆末広橋側の立ち寄りスポット…中野区立「桃園川緑道
 

 
道に沿って花壇や遊具が設置されており、明るい雰囲気。
側に建つ学校では丁度、卒業式を行っていました。
ずっと歩いて行きたい雰囲気でしたが、このまま歩いて行くと杉並区に再び戻ってしまうので、適当な所で切り上げ末広橋下流側に向かいました。(汗)

↑末広橋上より下流側を向いた風景…ここだけ桜並木が途切れて寂しい眺めですが、直ぐに次の橋から再開するのでご安心ください。


源流から数えて87番目の橋…「柏橋」
この橋も川の流れに対し斜めに架かる橋です。
付近は昔「柏木」の地名で呼ばれていたらしく、そこからこの橋名が付けられた様です。
 
↑柏橋上より上流側を向いた風景…新宿のビルが大分離れました。
 
↑柏橋上より下流側を向いた風景…橋の欄干には柏の葉をモチーフにしたと思しき飾りがデザインに組み込まれてました。

↓柏橋~新開橋間遊歩道にて撮影した写真…区間には謎の人魚像(新型コロナ流行に合わせ、マスク着用してました)や、可愛い雀が留まった車止め等が設置されており、歩く人の目を楽しませてくれます。
 



 
源流から数えて88番目の橋…「新開橋」
桜並木は片側のみず~~っと続くんですが、これは新宿区側のみだからです。
中野区側には桜並木無いんですよ…区の予算の違いでしょうか?哀しい…。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、新開橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、新開橋上より下流側を向いた風景。
橋の欄干には、ツツジでしょうか?…花の細工が組み込まれています。

 
源流から数えて89番目の橋…「万亀橋」
欄干を良く見ると亀の透かしが入ってる…凝った細工だと思います。

↑万亀橋上より上流側を向いた風景…片側だけでも桜がずっと続いてて綺麗。
 
↑万亀橋上より下流側を向いた風景…前方架かる鉄橋を中央線&総武線が走って行きます。
その後ろに建つ高層マンション、上から見下ろすとこの辺り実に絶景でしょうな~羨ましい。
 
↑次に架かる大東橋に向かい、中央·総武線鉄橋下を潜った所で、次回へ――今度こそ両岸咲き揃う桜並木にご期待ください。

コメント
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