瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

桜橋~神田川を下る旅~その13

2021年06月13日 18時25分41秒 | 旅の覚書
毎度、週末は神田川下りの旅…そう決めてるわけじゃないけど、何となくそうなってます。
週末くらいしか纏まった時間取れないのよ。(涙)
愚痴はさて置き、前回「桜橋~神田川を下る旅~その12」の続きで、今回は源流から数えて70番目の中野新橋~79番目の宝橋までの区間を採り上げます。
撮影日は2020年3月末頃…実はここから最下流まで、自分の勤務・生活圏に入る為、訪れた日はマチマチになります。
大半は去年3月末頃の撮影だけど、ぶっちゃけ今年の春に撮った写真も有り…スマホで撮ったから判ってしまうかと。(汗)

源流から数えて70番目の橋…「中野新橋」
朱色に塗られた欄干が特徴的な橋。
擬宝珠(偽)を戴いた親柱がまるで神橋。
かつて界隈は芸者屋・料理屋が並ぶ花街だった歴史を伝えるデザインです。
橋を渡った先には地下鉄「中野新橋」駅が在り、朝夕の出勤時間は車と人の往来が盛んです。

↑中野新橋上より上流側を向いた風景…青空が清々しい、日を改め、午前中に訪れました。(笑)
 
↑中野新橋上より下流側を向いた風景…真新しい遊歩道が、川の流れに沿って、両側に造られています。
左岸の桜が植えられてる辺りは、中野区立「なかしん広場」と呼ばれる小さな公園。
前方見える新宿副都心ビルに向かって、神田川下り再スタートです!


源流から数えて71番目の橋…「桜橋」
前にも書いた気がしますが、「桜橋」と言う名の割に、橋の近くに桜の樹は1本も植えてありません。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、桜橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、桜橋上より下流側を向いた風景。
「桜」要素を敢えて探すなら、桜色に塗られた欄干ぐらい。
上流側、前方に中野新橋が架かってるのが見える――この区間は狭い間隔で橋が架かってる為、前後の橋が目視可能なのです。

↑桜橋~花見橋間遊歩道。
桜は無いけど、季節の花の鉢植えが並んだ道は綺麗。
住民の方の心配りが、散歩者の目を楽しませてくれます。


源流から数えて72番目の橋…「花見橋」
橋名は体を表さずで、前の橋同様、周辺に花見要素は特に見付かりません。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、花見橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、花見橋上より下流側を向いた風景。
…しかしこの区間に架かる橋は、各々欄干のデザインが異なっていて、それをウォッチするのが結構楽しいです。
区間の橋を一斉に架け替える際、欄干の細工を各々変えようと提案した方、名前は存じませんがグッジョブ!


源流から数えて73番目の橋…「月見橋」
桜、花見、月見と、風流な橋名が続きます。
今の所、高層の建物が周辺に無い為、名前の通り橋の上で月見を楽しめそう。
月の運行によっては、林立する新宿ビル群の上に浮かぶ満月なんてのも、望めるかも。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、月見橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、月見橋上より下流側を向いた風景。
…欄干のデザインの一部である丸は、月をイメージしてるのでしょうか?
気付けば川にU字溝が戻ってる…架け替え工事が終了した上流から数えて67番目の柳橋付近の流れと比べるに、この辺りは治水工事前なんじゃないかと。


源流から数えて74番目の橋…「中ノ橋」
以前からだけど、親柱の橋名が削れてしまってる…せっかく綺麗な書体なのに…早く修復してあげて。

↑中ノ橋上より上流側を向いた風景…月見橋と同じ空色の欄干ながら、細工は異なっています。
こちらのデザインもなかなか粋。
 
↑中ノ橋上より下流側を向いた風景…右岸、桜の樹が植えられてる橋の袂の小さな広場は、「なかのはしポケットパーク」。
極めて短い距離ですが、久々の神田川沿いに咲く桜並木です。
更にこの中ノ橋から皐月橋間を歩いていて目に付くのが謎の鳥居――

☆中ノ橋~皐月橋間立ち寄りスポット…「八津御嶽神社分社
ビルの中に本殿が在る珍しい神社です。
本宮は山梨県南巨摩郡南部町に在るそう、神社という事で参拝可能ですし、有料で御朱印も貰えます。
 

 
↑皐月橋の袂に立つ小さな「二宮金次郎像」、頭を三回撫でて学力向上を祈願しましょう。
最近は「歩きスマホを誘発する」との謎の難癖が付けられ、二宮金次郎像も座った姿勢で造られるとか…生き難い世の中になりました。


源流から数えて75番目の橋…「皐月橋」
煉瓦風の親柱に、凝った細工の緑欄干、緑繁る皐月の名に相応しいデザイン。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、皐月橋上より上流側を向いた風景…左岸になかのはしポケットパークの桜、右岸に八津御嶽神社分社の鳥居を眺める構図。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、皐月橋上より下流側を向いた風景…ここまで来ると、新宿に建つ東京都庁舎がくっきり観えます。


源流から数えて76番目の橋…「桔梗橋」
毎度、橋名は体を表さずで、周辺に桔梗は咲いておりません。
せめて欄干を桔梗バイオレットに染めるセンスが見たかった…!
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、桔梗橋上より上流側を向いた風景…とは言え、欄干のデザインは見ての通り凝った物です。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、桔梗橋上より下流側を向いた風景…この橋より下流以降、遊歩道途中でハナモモや桜を見掛ける様になる。


源流から数えて77番目の橋…「東郷橋」
橋名の由来は付近の旧町名「東郷町」より。
 
↑東郷橋より上流側を向いた風景…橋の袂には枝振りの良い桜の樹が植えられています。
 
↑東郷橋より下流側を向いた風景…高層ビルが迫り、喧騒が伝わって来ますが、未だ中野区内です。


源流から数えて78番目の橋…「長者橋」
山手通りが走る大きな橋、下流側に行くには横断歩道を渡る必要が有るのですが、そこまで距離が有り、且つ信号がなかなか変わらないので時間を取られます。
橋の上に首都高速中央環状線「山手トンネル」出入口が在る事から、車両の通行量はメチャクチャ多い。
真下には都営大江戸線の線路が通ってるそうで、地下も地上も都心を動かす動脈といったところ。
橋名の由来は2019年の記事でも紹介しましたが、「中野長者」伝説から来ているそうです。
詳しくはこの橋の南側に在る中野長者所縁の「多宝山成願寺」HPを御覧ください。
…また寺に寄り忘れた。(汗)
 
↑長者橋上より上流側を向いた風景――右岸、橋の袂には、中野区立「長者橋公園」が在ります。
公園と言うより、休憩所って雰囲気で、座るスペースが在る程度ですが。
公園内には未だ若い枝垂れ桜が間隔を空けて数本植えてあります。

↑長者橋上より下流側を向いた風景…高層ビル群の巨大さに圧倒されます。


源流から数えて79番目の橋…「宝橋」
この橋名も、中野長者と言うか、熊野神社所縁らしいです。
しつこい様ですが(汗)、詳細は2019年記事をご参照ください。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、宝橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、宝橋上より下流側を向いた風景。
格子柄を組み込んだ欄干細工がモダンです。

↑宝橋~菖蒲橋間遊歩道……チラホラ桜の樹が目に付く様になって来ました。
両岸とも中野区に架かるのは宝橋まで。
次回、長い距離に渡り続く桜並木が復活しますよ!

コメント
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