瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

アイラブ東京、その3

2020年11月10日 17時38分49秒 | 旅の覚書
大分間が空きましたが品川旅の続きです。
食べ過ぎてお腹を壊した家族がトイレにバタバタ駆け込む音で目覚めた午前4時…寝たまま窓に目を向けたら、未だ紺色に染まった空に半月と明けの明星が輝いていた。
そればかりか東京タワーまで点灯している、ひょっとして一晩中点いてたのか?一体何時消灯するんだろう??
なんて疑問に思ってたら、5時になり消えた。
以前は23時頃に消えてた覚え有るけど、今は早朝までずっとライトアップしてるらしい、正に眠らぬ街「東京」のシンボル。
眠らないと言えば、渋谷駅なんて24時間明かりが消えずに居た。
働く職員の皆様、本当にお疲れ様で、利用者が減ったのを機に終電時刻を繰り上げようって考えになるのも仕方ない。
尚、お腹を壊した家族は、何度目かのトイレで溜まってた物を漸く出し切ったらしく、夜明け前に就寝後は朝食を予約した9時までスヤスヤ寝てました。
 

 
↑音に起こされたこちらは逆に目が覚めてしまい、諦めてベッドから起き上がり、日の出を待つ事にしました…写真は5時半~6時半の間に撮影してます。
昇る朝日に水面が照らされ、初めて海が側に在る事に気付く。
こんなビルばかりの都心で海が観られるなんて!!――と物凄く感動したが、そういえば品川一帯は埋め立て地、死んだ婆ちゃんの話によれば、昭和初期まで品川駅隣には海が広がってたそうで、夏は人気の海水浴場だったとか。
人の波に溺れ海を忘れた東京人としては、今もこうして海が側に在る事に気付かされると感慨深い。

…しみじみ朝焼けに染まる海を眺めていたら、朝食予約時間の9時が近付いていた。
大急ぎで朝の支度を整え、爆睡してる家族を叩き起こし、朝食会場へ向かう。

↑朝食会場は、昨日夕食を頂いた「リュクス・ダイニング・ハプナ」。
昨日と同じフロアながら夜とは様変わり、大きな窓から朝の陽光を採り入れ、明るく爽やかな雰囲気でした。
私らが泊まった際は、席に案内された後、洋か和を選んで、定食を提供するスタイルでしたが、10/26~本来のカフェテリアブッフェ方式に戻したそうです。
 
↑現在は提供してないという朝の和定食。
この先コロナの流行次第では復活するかもしれないですけど~。(汗)
個人的には定食でもカフェテリアブッフェ方式でも美味しければ拘らない。
写真を見ての通り、朝から充分過ぎる質と量で、大変満足出来る内容でした。
和を選んだのは主に納豆に飢えていたから——リゾートホテルに宿泊すると、質素な和食メニューが恋しくなるのです。
 
↑漬物&梅干しが載った朱の器の下には、御飯を盛った椀が隠れてました。
その隣の小皿には、醤油と共に焼海苔が。

↑主菜は焼鮭、はじかみ生姜にシラスおろしに明太子を添えて。

↑副菜は納豆にお浸しを盛った小鉢に茶碗蒸しに煮物、味噌汁の具はナメコにワカメに葱でした。
 
↑どれも美味しかったですが、中でも絶品だったのが煮物と茶碗蒸し!
品の良い出汁の旨味を、大根、人参、椎茸、ブロッコリー、湯葉がたっぷり吸ってて美味しいったら!
柚子の香りがほんのり効いてる茶碗蒸しと共に、今回の旅で忘れられない味になりました。
私、茶碗蒸し苦手で、普段食べる事殆ど無いのですが…苦手な物を美味しく食べさせるプロの技に感心致します。

↑最後は水菓子で〆。
朝から十皿も並ぶなんて、贅沢極まります。
昨夜あんなに食べたのに、一粒残さず頂きました。(汗)

↑私以外の家族が選んだアメリカンブレックファストスタイルの朝食。
写真はメーンディッシュのオムレツ、添えられてるのは火で炙ったベーコン・ポテト・グリーンアスパラ。
他にパン・スープ・サラダ・フルーツ・ヨーグルトが付いたのですが、写真撮り忘れました。(汗)
メーンディッシュは、オムレツの他、フライエッグ(目玉焼き)も注文出来た様です。
また、珈琲や紅茶等のドリンクは、フロア内のドリンクコーナーにて、セルフで飲み放題の形式となっていました。

朝ご飯を終えた後は、部屋に戻り、チェックアウト時間までダラダラ過ごす。

↑正午近付き、眩しい陽を反射して、青く輝く海。
この日も昨日ほどではなかったけど、青空が広がる良い天気でした。
ただ、午後になるにつれ、雲が多くなっていったのを覚えています。

ビルの谷間から覗く海に別れを告げ、チェックアウト後はホテル敷地内に在る水族館、「マクセルアクアパーク品川」へ遊びに行きました。
東京都より早く都民向けにお得な割引プランを用意していたプリンスホテルグループ。
そのプランを使い宿泊した事で、レストラン料金が20%割引になるだけでなく、 5,000円分の館内施設利用券で水族館が殆ど只で入れたのです。
…ぶっちゃけ出た端から完売して利用出来ない都民割より、ずっと有難いサービスだった。
都民割クーポン、恐らく1人で何枚もゲットしてる例多いんじゃなかろうか?
それを避ける為にもマイナンバー制度を上手く活用して欲しかった。
都民割やGoToを餌にマイナンバーカードを作らせれば、一部だけが得するキャンペーンにはならなかったと思う。
愚痴はさて置き、水族館の話に戻ります。(汗)

「マクセルアクアパーク品川」が有るのはアネックスタワーの3~6階。
ホテルのメインタワーから向かう場合は、アネックスタワーへの連結通路を抜け、3階外から入館する形になります。
ホテル内の施設だから小ぢんまりしてるかと思ったら、想像したより規模大きくて驚きました。

↑エントランスを入って直ぐ出くわす巨大海賊船に先ず驚かされる。
しかもこれ、ただ飾られてるわけでなく、振り子の様に左右に大きく揺れるのです。
「ポートオブパイレーツ」って名の児童向け遊戯施設で、料金は1回につき500円。(5歳以下無料)
振り子運動時を観察してたら、背景で海賊達が砲弾打ち合う演出も有り、結構スペクタクルな乗り物でした。
さながらカリブの海賊のミニ版、年齢的に恥ずかしくて自分は乗れなかったけど、正直体験してみたかった。
隣には、6種類の海洋生物をモチーフにした乗り物に乗ってグルグル回る、「ドルフィンパーティー」と言う名のメリーゴーラウンドが有った。
料金は同じく1回につき500円。(5歳以下無料)
魚達を観る他に大きな遊戯施設が2つも有って楽しめるなら、小さい子供が退屈して早く帰ろうと喚く心配も無いでしょう。
実際コロナ流行時でも、入ってるお客さんの数は少なくなかったです。

館内は11のゾーンに分かれ、それぞれ光と映像の効果により、ファンタジックな世界を創り上げていました。
 

 
↑「四季と生き物が調和し、可変する没入型の展示空間——マジカルグラウンド」。
…ガイド冊子からの受け売り文です、済みません。(汗)
季節によって照明や映像の効果等が変わるゾーンとの事、私らが訪れた時は床から天井まで渦潮の映像が投影され、ゴボゴボ溺れる様な気分に浸れました。
 
↑「ゆらゆら漂うクラゲと音・光の演出が織り成す、癒し空間の散策路——ジェリーフィッシュランブル」。
クラゲの形を模したカラフルな天井の照明が、屋台街の様にエキゾチックな空気を醸してました。
 

 
↑「季節や昼夜で変わる水・光・音の演出で、ダイナミックなドルフィンパフォーマンスを披露する——ザ・スタジアム」。
水族館で一番人気のイルカショー!!…本来は最後に観るようルートが設計されてるのですが、途中で道を間違えた私らは半ばで観賞してしまいました。(汗)
クライマックスを迎えるタイミングを誤った様で、何かちょっと勿体無い…。
ダイナミックに飛んで跳ねて水上を走り踊り泳ぐイルカ達は可愛くて素晴らしい演者でした。
ちなみに登場した内の1匹はイルカでなくて、「オキゴンドウ」と呼ばれる鯨の仲間だとの事。
超高速で動き回るイルカ達を追うのは難しく、途中から撮影を諦め観る方に徹した為、ショーを撮った写真は少ないです。
 


↑「色とりどりの熱帯魚や鮫達の水槽を始め、9個の水槽群等からなるゾーン——リトルパラダイス」。
鮫と小魚が一緒に泳ぐ水槽観るたび食べられやしないか心配になるけど、餌を常時貰える様な場所で暮らす鮫は気性が大人しくなるんだろうと自分を納得させてる。
一般人が考えてるほど鮫って攻撃的な種類ばかりじゃないらしいし、魚ではなくプランクトンを食べる種類とか居るらしいし。
 
↑「ノコギリエイやマンタ達が優雅に舞うロマンティックな海中トンネル——ワンダーチューブ」。
SNS映えを狙って大勢の人が集まる人気のスポット。
このワンダーチューブを潜った先には売店が有ります。

↑「世界のジャングルシーンを凝縮、ドキドキの探検気分を味わえる——アクアジャングル」。
カピバラとリクガメが一緒に暮らすシュールなジャングル。
日本ではカピバラ=温泉のイメージが強いけど、元々はジャングル育ちだった事を、ここに来て思い出した。

↑「ペンギンやアザラシやカワウソ等が集結、自由気ままに暮らす——ワイルドストリート」。
コロナ流行により、動物と触れ合えるコーナーがお休みしていたのは残念でした。

水族館で遊んだ後は、メインタワーに戻って、2階の喫茶でおやつを頂きました。

↑ハワイのリゾートをイメージした「コーヒーラウンジマウナケア」。
 
↑私が注文したのは、アイス抹茶ラテと、かぼちゃプリンパフェ。
カボチャの自然な甘味が際立つ様に、プリンの甘さが控えられていて、とっても美味しかったです。
かぼちゃプリンパフェはハロウィーンに合わせての季節限定スイーツな為、現在は提供しておりません。
11/1(日)~12/17(木)は全プリンスホテルで英国フェアを開催との事、ここ「コーヒーラウンジマウナケア」でも英国をイメージしたスイーツを提供しております。
…オーストラリアフェアの後はイギリスフェア…ハワイのリゾートをイメージしたコーヒーラウンジなのに…それで良いのか??(笑)

ラウンジでお茶を飲んだ後は、ホテルフロントに預けていた荷物を受け取り、電車で家に帰りました。
都内旅だと帰るのメチャ簡単で楽なのも良い。
灯台下暗しと言って、近場には普段遊びに行かないものだから、知らない事も多いと学びました。
建物がゴミゴミ建ち並ぶイメージ強い山手線沿線内でも、高い所に昇れば未だ海が観られる事とか。
機会が有ればまた同じホテルに泊まりたいと考えてます。
都民割キャンペーンの影響で、暫く泊まるの難しいけど。
これにて品川旅【完】——ですが、後少しだけ特別編って事で【】かせて頂きます。(ドラゴンボールか;汗)
コメント
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