瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

アイラブ東京、その2

2020年10月08日 18時56分22秒 | 旅の覚書
遂にトランプ大統領がコロナに感染してしまいましたね~。
「憎まれっ子世に憚る」の諺通り、コロナ感染者と握手しても無事で居られた強者なのに、側近の大統領顧問が美し過ぎて油断を誘ったか?
トランプ大統領だけでなく、ホワイトハウスでクラスター発生って、アメリカ大ピンチじゃないすか!
この件で「やっぱ人が集まる所ではマスクした方が良い」って論調が更に強まるかもねえ…屋外では無用説を唱える自分も、魅力的な美女の前では着用した方が良い派です。
だって感染した状況を聞くに、介護や医療等の現場を除けば、近しい仲の間で感染拡大したパターンが殆どじゃないすか。
触れ合いたくない口も利きたくない人に囲まれてたら、感染の危険かなり低いと思うよ、多分。
つまりマスクは家族間でこそ着用すべき――って嫌でしょ、そんな冷え切った家庭。(汗)
世間話はさて置いて前回の続き、今回はホテルにチェックイン編で御座います。

新橋駅で山手線に乗り換え、品川駅を目指す。
途中、噂の新駅「高輪ゲートウェイ」を通過する事に気が付き、降りるか降りないか家族間で協議、した結果、今回は早起きして眠いので、早くチェックインして休もうとの意見に纏まりました。
新駅の名前が「高輪ゲートウェイ」に決まった時はブーイングの嵐だったけど、漢字と横文字チャンポンのアンバランス加減が印象的で、案外忘れ難くいかもなぁなんて見直してる。
しかし新駅の名前を公募した際、8,398件で1位だった「高輪」を選ばずに、36件しか届かず130位だった「高輪ゲートウェイ」を採用って、公募する意味有ったんだろうか?
その届いた36件の内に上役の名前でも見付けたのかと下種な勘繰り。

閑話休題、巨大ターミナル品川駅を降りて、高輪口より徒歩2分、宿泊予定の品川プリンスホテルは煌びやかな繁華街の中心に聳えていた。
いや、繁華街だと思ったらホテルだった――街1つがホテルを形作ってる印象で、初めて泊まる自分達は入口が何処か迷う破目に。(汗)
後で地図を確認したら、宿泊ホテル棟だけで4つ、敷地内の娯楽施設を集めたら7つ、さながらプチラスベガスです。
しかも少し右へ進めば、ザ・プリンスさくらタワー東京グランドプリンスホテル高輪グランドプリンスホテル新高輪と、同じプリンス系列のホテルが3棟も建ってる。
品川駅周りを牛耳るとは、元西武グループオーナー堤義明の当時の権力恐るべし!
同じプリンスホテル系列でも、池袋に建つサンシャインシティプリンスホテルの場合、ホテルは街の1パーツでしかない。
品川・高輪の方はホテルその物が街になってる、そこが似てる様で異なる点なのです。

 
↑ホテル全体を1枚の写真に収める事は諦め、メインタワーロビーのみ撮影してきました。
ロビーも広々としていて、まるで礼拝堂の様に神秘的で美しい。
記事一番上の写真はロビー正面のステンドグラス、花咲く野や小川で憩う人達がデザインされた素敵な絵です。

フロントで一通り説明を受けた後はカードキーを渡され、感染予防対策によりスタッフの同行抜きで部屋へ向かいました。
カードキーはエレベーターロック解除のキーにもなっていて、エレベーターに通すと自分が宿泊する階に自動で止まります。
部屋が在る階に宿泊者以外を立ち入らせない工夫なのですね。

↑自分達が泊まったメインタワー28階のコーナーツインルーム。
ベッドと窓が大きく、部屋が広々してるのが嬉しい。
 
↑部屋入って右側、2つ並んだベッドの側の窓からは、品川駅を見下ろす眺め。
窓から景色を眺めていたその時、上空をジェット機が飛んでった。
そうか、羽田が近いから…ホテルの真上が航路なんだな~と考えたら恐ろしくなった。
しかし飛ぶ飛行機を観るのは楽しい、宿泊してる間、飛んでく音が聞こえる度に、窓に張り付いて仰ぎ見てました。

 
↑左側の窓からは河の様に流れる線路に大道路、奥には東京タワーが観えました。
日が落ちてからの眺めが最高だろうと、こちらのソファーベッドで寝る事を選んだ私。
ちなみに備え付けのパジャマは被るタイプの一枚着でした。
浴衣だと帯が解け易いのを嫌がる人が少なくないせいか、最近のホテルはパジャマを用意する所が増えてる印象。
 
↑テレビは3台のベッドの間、回転テーブルの上に載っていた。
どのベッドに寝転んでても、くるっと回して観られる仕様なのが有り難い♪
有り難いと言えば、部屋に無料のミネラルウォーターが人数分置いてあった事。
プリンスホテル系は質にピンキリ有るけど、流石は品川・高輪のプリンス、グループの頂点を自負してか、サービスがきめ細かい。

 
↑夕食はメインタワー1階の「LUXE DINING HAPUNA(リュクス・ダイニング・ハプナ)」――品川プリンスホテルには他にも和洋中ジャンル様々な計9軒の飲食処が在りますが、今回は予めプランに含まれていたこちらにて頂きました。
ハワイアンスタイルのビュッフェレストランと言う事で、出入口に待機する女性スタッフは皆さんムームーを着ていらした。
新型コロナ流行の折、店内へ入る前には検温・消毒の徹底、それからスタッフに席まで案内して頂く。
今年の7月15日にリニューアルオープンしたと言うレストランは、ハワイの森を想像させるエキゾチックなコーディネート。
夜空から降り頻る星の滝…を映像と照明で表現したフロア中央のディスプレイが印象的です。
自分の腕じゃ上手く撮影出来なかったので、是非HPでのガイドを御覧頂きたい。(→https://www.princehotels.co.jp/shinagawa/restaurant/contents/hapuna/concept/)
ハワイの花々で彩られたレストランで頂くのは、ハワイアンテイストな料理の数々…ではなく、何故かオーストラリア産の素材を使用した料理ばかりでした。
都内のプリンスホテルグループでは9/1~10/31迄オーストラリアフェアを開催、このイベントはハワイアンスタイルにリニューアルし立ての「LUXE DINING HAPUNA」にとって間が悪かったんでないかと。

↑食前酒として注文した、スパークリングワインカクテルにあしらわれた花に、僅かばかりのハワイを感じました。
刺してあるストローはエコな紙製。
味はすっきり爽やか甘さ控え目で、とても美味しかったです。

新型コロナの感染拡大でサービスの変更を余儀なくされたのが、ビュッフェ、バイキングとも呼ばれる、カフェテリアスタイルのレストラン。
「豪華客船ダイヤモンドプリンセスでの感染拡大は、ビュッフェレストランのトングが原因」なんて、調査もしてない内にテレビでコメンテーターが喋るから…。
国立ウイルス研究所の調査書を読む限り、ウイルスが多く検出された場所は、レストランではなく部屋やトイレだったそう。
つまり大半は人の口からの飛沫による感染なわけでしょ。
あの時テレビで「原因はビュッフェのトング」と断定したコメンテーターには、今からでも訂正して欲しい。

文句はさて置き、ここ「LUXE DINING HAPUNA」でも感染対策に取り組んだ末、斬新なスタイルを編み出しました!!
オープンキッチンで仕上げた料理を、オードブル・西洋料理・日本料理・中国料理・スープ&味噌汁・スイーツといった6種のジャンルに分け、ワゴンに載せてスタッフが各テーブルを廻り、客にその中から選んで貰うという方式です。

↑コースの最初に運ばれて来たのがアミューズ――は全テーブル共通でサービスされるもよう。
甲殻アレルギーの自分は海老のみ家族にあげた(汗)…先にレストランに告げておけば他の料理に替えて貰えるのですが、私の他は全員海老蟹好きなんで敢えて申告しなかったのです。
ラズベリーソースの仄かな甘さが意外にも蛸や烏賊にマッチしてて美味しかったです。

続いてオードブルワゴンがカラコロとサラダを載せてやって来る。

↑オーストラリア産チーズをインしたサラダ、ドレッシングはシーザー・ハニーマスタードの2種有る内、後者を選びました。
ドレッシングに使用してる蜂蜜もオーストラリア産との事、日頃食べた事無い新鮮な風味で美味しかったです。

続いて別のオードブルワゴンが私達のテーブル前で止まる。
同ジャンルでも載せる料理はワゴン毎に違うもよう。
更に楽しいのは運ぶスタッフの格好が料理に合わせたファッションな点で、例えば日本料理なら着物、中華料理ならチャイナドレス着たスタッフがワゴンを押して来るのです。
レストランを見回すと何台ものワゴンがテーブルを廻っていて壮観だった。

↑2番目に来たオードブルワゴンより私が選んだのは、オーストラリア産クリームチーズ&スモークサーモンとカッティングフルーツ。
他に合鴨スモーク(バルサミコソース・オリーブ添え)、ビーツのムースと海老のマリネ、白身魚のエスカベッシュ、が選べました。


↑次に運ばれたのが茹で蟹――こちらは「料理長のスペシャリテ」と言う事で、ワゴンではなく、コックが手ずから持って来てくださった。
甲殻アレルギーの自分は食べられない為、蟹好きで大食漢の連れに渡す。
2人分の茹で蟹を連れは笑顔で平らげた…しかしこれがこいつにとっての悲劇の始まり。
この辺りからワゴンが続々と自分達のテーブルにやって来て、わんこ蕎麦ならぬわんこワゴンな有様になる。(汗)
観たいテレビが有ったのを理由に、最終の時間帯を選んで入店したのが不味かった。
気付いたらレストランに残ってるのは自分達と他2組で、全ワゴンが集中する事態に陥ったのです。
テーブル目掛け群れ為し迫り来るワゴン…まるでホラーだ。
もう食べられないって時はオーダーストップの札を立てればスルーするシステムだけど、出る料理コンプリートするまで席を立たないのが1人居たから。(大迷惑)
…てな訳でこの後もワゴンは止まらず、脳内に「進撃の巨人」の主題歌が響くのだった。(進撃のワゴン)

↑西洋料理ワゴンに載ってた内の1料理、「ハプナバーガー」。
写真の撮り方が下手で見えませんが、肉の他にトマトやレタスやチーズ等がふんだんに挟まってます。
パティに使用されてる挽き肉は勿論オーストラリア産。
西洋料理ワゴンからは他に、「フィッシュ&チップス・タルタルソース」、「ラム肉&チキンのグリル」、「カレードリア」、「サーモンの香草パン粉焼・白ワインソース」、「カンガルーミートピザ」、「たっぷりパルメザンのミートソーススパゲッティ」が選べたのですが、残念ながら1品が限界でした。
「カンガルーミートピザ」、気にはなったのですが…。

↑料理長のスペシャリテ第二弾、「国産牛のローストビーフ・オニオンソース」。

↑料理長のスペシャリテ第三弾、「オーストラリア産牛バラ肉の赤ワイン煮込み、マッシュドポテト添え」。
…トロトロに煮込まれた肉が赤ワイン風味のソースに絡んで素晴らしく美味しかった。
マッシュドポテトを添えた事でトロミが倍増、個人的に最も美味しく感じた料理です。

↑スープ&味噌汁ワゴンで運ばれた「蟹汁」…選んだのは私ではありません。
ぶっちゃけワゴンで続々運ばれテーブルに乗せられていった為、自分が食べてない物も撮影しております。(汗)
ローストビーフは食べ切れず、家族に殆どあげてしまった。
スープ&味噌汁ワゴンからは他にクラムチャウダースープも選べたけど、甲殻アレルギーの自分にはそちらも微妙…残念ながら当日汁物は食べられずに終わりました。

そんな私にとってスイーツは最後の砦、待望のスイーツワゴンの登場に満腹中枢が馬鹿になる。

↑気付けば洋梨のジュビレや、
 
↑プチケーキの盛り合わせ(手前から時計回りにショートケーキ、抹茶ムースモンブラン、苺&ラズベリーのムース、アマンディーヌ、モチモチ食感のココナツクリームケーキ)や、

↑マーブルジェラートや、

↑チーズ&ハチミツクリームが底に隠れたオレンジジュレや、
 
↑ゴディバアイス(ストロベリー&クランチココナッツの2種類有)等々、多種多様なスイーツが卓上に広がっていた…。
他に料理長のスペシャリテ第四弾として、「洋梨とベリーのジュレ」も頂いたが、写真を撮り忘れるという痛恨のミス。
私的に最も美味しいと感じたのは、チーズ&ハチミツクリームのムースと、オレンジジュレが二層になってるスイーツ。
フルーツ系がとにかく美味しかった、フルーツその物がどれも甘くて美味しかったです。

↑スイーツワゴン第二弾に載ってやって来た「本日の焼き菓子」。
選べるのはマカロンにマドレーヌにクッキー等、全て個包装されており、部屋に持ち帰れるのが有難い。
ひょっとして売店の売れ残り?(失礼)
「お好きなだけどうぞ」と言われたので、お土産用に沢山頂きました。

満腹になったしそろそろ帰るかと話していた所に、今まで姿を見せずに居た日本料理ワゴンが登場。

↑甘い物沢山食べて口が甘くなってたので、浅漬けだけ頂きました。
他に寿司盛り合わせ、冷製日本蕎麦、秋野菜のかき揚げ、サクサク醤油で食べる自家製豆腐、芋煮、ハプナカレー(和か?)、ハプナロール寿司が選べたけど、お腹に余裕無くて諦め…満腹になる前に来て頂きたかった!
私以外は蕎麦を無理して食べた――絶対こいつら後でお腹壊す。
ちなみに中国料理ワゴンは頻繁に廻って来て、点心3種盛り合わせ、海老のチリソース煮、よだれ鶏といった料理が選べたものの、全て海老が入ってると聞いたので、自分はスルーしました。

…ワゴンで持って来てくれるサービスはゴージャスで楽しいけど、通常のビュッフェスタイル以上にマイペースを守れず食べ過ぎる危うさが有る。(汗)
全ワゴンをコンプリートした連れは、この後お腹を壊して夜中トイレに数時間籠ってました。
食べ過ぎて便秘になったらしい…無茶しやがって。
出される物全て食べないと気が済まない人には、このレストラン大変危険です。(汗)


↑部屋に戻って窓から観た夜景、青くライトアップした東京タワーって珍しい気がしません?
以前は赤のみだった気がする、東京タワーのライトアップも進化してるんですね。


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