瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん37

2012年06月30日 23時59分17秒 | 漫画&アニメ
…地井さんのファイナルドラマを観ていてすっかり遅くなってしまった。
地井さん……何時か和風総本家に戻って来るって信じてたのに……お悔やみ申し上げます。
個人的には地井さんを偲んで、「刑事貴族」の再放送を地上波で再放送して欲しい。

日付詐称して前回の続き、今週のあにめぞんレビューをお送り致しまする。(汗)


▲第37回「アブナイ仮装大会!!響子も過激に大変身」 脚本:島田満 コンテ:小島多美子 演出:向後知一 作画監督:音無竜之介(高橋ナオヒト)

…原作の漫画から人気の高かった一刻館コスプレ回である。
ちなみに原作のタイトルは「一刻館の昼と夜」だった。
中期のスタッフに変更時、アニメージュにこの回のイメージイラストが載っていて(中嶋敦子女史作画だった)、恐らく中期スタッフが1番求めていた話はこれだったんじゃないかなぁと――考えてしまう程にノリにノッてた佳作でした。
しっかし高校時代の制服(ブレザー)を着た響子さんは可愛いな~vv
二十歳を越えて高校の制服を着用する女性は痛いと思うが可愛いから許す!
で、その他の住人達のコスプレは、五代=学ラン、一の瀬さん=女学生(体型が昔と全く変らんのは凄い)、朱美さん=キャバクラ勤めの友人から貰ったナース服、四谷=虚無僧(何処から入手?)。
前半はほぼ原作通りで使い切っちゃった為、後半は三鷹を巻き込んでのアニメオリジナル展開。
原作には登場しないキャラを出すと、話のバランスがガタガタに崩れる例多いんだけど、そんな事無くテンポよろしく結末まで持ってったのは見事だった。
ただ、どうせ巻き込むなら、三鷹さんにもコスプレさせて欲しかった。
いっそこずえちゃんやマスターまで巻き込んだら、ムチャクチャ極まって更に面白くなった気するけど、脚本を担当した島田女史は基本ギャグ苦手の真面目な御人だから、三鷹さんまでが限界だったのかもしれない。
前にも書いたけど、こういうドタバタ劇こそ、伊藤氏に任せれば良かったのに、コンテ・演出も片山さんか望月さんにやって貰いたかった。
コンテを担当した小島女史が下手なわけではないが、女史の演出の特徴としてとにかくクサイ!!におい立つ程に!!
例を挙げるとアニメうる星の「ラムちゃんの理由なき反抗」とか、あれも小島女史がコンテ担当していて傑作に思うが、キャラの演技がわざとらしくってクサイ。(笑)
オチがめぞんのこの回同様のノリで、青春ドラマネタで終るという。(青い山脈)

「なかなかやるな…!!」、「フッ…おまえこそ!!」、「岡!!エースを狙え!!」、「五代さんは一体何処へ?」、「夕陽に向って走って行ったわ…」、「お~い雲よ~~!!おまえは何処へ行くんだぁ~~~~!?」等々、笑えたけどしつこ過ぎて白けなくもなかった。
個人的にはこの原作ならもっと面白く出来た気がするんすよ。
住人達が今一素面っぽい点も白ける、酔いが足りない、限界まで酔わせた末の、毒の有る爆発が観たかった。

作画は音無さんという事で、響子さんが余す所無く魅力的v
特に鏡に向い、解いた髪を掻き上げる所…良いっすね~~!!
「うわぁ…胸がきつい…」と呟いて着替えるシーンがカットされてたのは残念無念、理由は放送するのに不適切という判断からですか?――いいじゃないか!!ちょっとくらいブラやパンティーを露出させたって!!
響子さんの(胸の)成長を表す大事なシーンだったのに…!!
視聴者に媚びない中期の硬派な作りは嫌いじゃないが、偶には媚びてくれたって良いんだぜ。(笑)

ところで今回から予告のテイストが変更になりました。
以前は響子さんオンリーで予告を担当してたのが、この回から他レギュラーが入替わり立ち代り、時には宴会しながら次回予告を喋ってくれる。
…御免、第26回レビューで「次回から予告もさり気にモデルチェ~ンジ」なんて書いたけど、正しくはこの第37回からでした。(汗)
中期の方向性を語る時これは重要な変更で、何故他レギュラーにも任せるようになったかっつうと、中期スタッフは原作の様に響子さんと五代君のラブストーリーを描こうとしたんじゃなく、一刻館を舞台にした群像劇を描きたかったんだろうなと。
響子さんは主役から作品のシンボルへ、五代も主役から1レギュラーへ、だから中期の2人は目立たない。
次回からオープニングも変更するしで、前期のカラーを残してるのはアイキャッチのみとなる。
アイキャッチだけは1話~最終回近くまで継続してたのは一体何故だったんでしょうね?

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …全体的には佳作回に思うけど工夫が今一足りなくも感じたんでこの評価となった。原作ではこの回以降賢太郎の影が薄くなるけど(最後の希望の響子さんまで朱に交わり赤くなった為)、アニメの活躍はまだまだ続く。


コメント
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