瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん35

2012年06月17日 14時30分57秒 | 漫画&アニメ
前回同様1週遅れのあにめぞん感想…大丈夫、今週追着くから。(汗)


・第35回「追跡大作戦!響子と五代のデートを狙え」 脚本:小西川博 コンテ・演出:向後知一 作画監督:中嶋敦子

…お婆ちゃんの計らいで五代と響子さんが、早クリスマスの準備に忙しない街でデートする今回。
作画スタッフの大半が早クリスマス休暇でも取ったんじゃないか?――そう穿って見たくなる程、やたら背景&バストアップ絵が多かった印象。(そういえば前回、予告に第34回の絵が混じってたっけ…あれは放送迄に絵が間に合わなかったから?)

背景絵と人物アップ絵が続く時、アニメの制作現場はヤバイ。

作監が美麗絵で評判の中嶋さんだったから良いものの、そうじゃなければ悲惨な回になってたかもしれない。
演出を担当した向後さんは前期から居るスタッフで、前期の頃から偶にあからさまな手抜き回が見られたっつか…例を挙げると第15回「あぶない二人の人形劇!僕もうダメです」での延々続いた無言パフォーマンスは、どう見ても時間&枚数稼ぎにしか感じられん。
第19回「五代と響子!二人の夜は危険がいっぱい」も、前半あまり構図が切り替わらなくて退屈。
第29回「ハチャメチャ秋祭り、響子さんと井戸の中」は、脚本・演出・作画3拍子揃ってノリノリの傑作だったけど。

この回脚本もほぼ原作通りで、悪く言えば工夫が見られない。
それでいて原作には在るギャグを排除してあるから尚悪い。
漫画的ギャグを削って実写の雰囲気に近付けるのが中期の方針なんだろうけど、退屈な脚本と退屈な演出の相乗効果で全然盛り上がらなかった。
ぶっちゃけ次回と今回で脚本家交替すれば良かったのに、むしろこういうスラップスティックな話は伊藤さんに向いてたと思う。

ただひたすら作画の美しさを愛でる回である。
猫にゃん棒持った響子さんが可愛くて萌え。
向後さんって不思議と良作監回に当るよなぁ。

ちなみにアニメでは今回で婆ちゃん退場するが、原作ではまだ数回活躍が続く。
多分この時はやりたい話が他に在った為で、アニメ化されなかった話の一部は、翌年に回されたのだった。

(個人的評価) 脚本△ 演出× 作画○ …おっさん、エキストラのくせして目立っちゃあかんでしょ。(笑)


コメント
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