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瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

見返りサマー4

2008年09月09日 00時06分06秒 | ただいまおかえり(雑記)
前回の続きです。


・8/21、五輪女子ソフトボール優勝。

…前宣伝があまりに煩かったもんで、始まる迄は敢えて注目してなかったけど、観戦してる内に段々と夢中になってた北京五輪。
特にこの女子ソフトについては、あまりの熱戦に目が離せなくなっていた。
優勝決定直後、きっと多くの視聴者が手を叩いたり飛上ったりして、喜びを爆発させたに違いない。
観ていて第1回WBCの時の感動を思い出してしまった。
似てるんですよね~、ドラマが。

強大なライバル→越えられない壁にぶち当たり何度も敗北→しかし挫けずに挑戦し続ける→己の力の全てを懸けて、遂に壁を撃破→勝利、栄光の座へ。

――ほら。(笑)

優勝後、読売新聞に載った上野選手の言葉が印象的だった。
曰く「打たれるから続けられた」と…。
打たれる度に強くなる、文字通り打たれ強い、最高に格好良いスーパーヒロインでした。
上野選手だけでなく、チーム全員が「打倒アメリカ」を合言葉に、がむしゃらだったなと。
やっぱり一丸となって戦うチームは強い。
だからこそ観てるこちらも応援出来た訳で。
感動を有難うと、選手の皆さんに心からお礼を言いたい。


・8/23、五輪野球、敗北…。

…そのソフトボールチームの引き立て役の如く散ってしまった、今回の五輪野球チーム。(苦笑)
失礼ながら敢えて言わせて頂く、「無様な試合だった」と――
是非この台詞をエヴァンゲリオンの碇ゲンドウ司令官に言って貰いたい。
例のあの、組んだ両手を杖に顎を支える独特なポーズで。
赤木リツコさんに言って貰っても良いぞ――「無様ね」。
もう初っ端から無様なトコばかり目に付いて…むしろ予選敗退しなかっただけでも良かったなと。
今回は負けるべくして負けました。
終った後で采配がどーのこーの選手の力量がどーのこーの批判されたけど、それ以前に国際試合に備えて準備を怠ったツケが出たと言うしか。
この敗北は日本野球界全体に鳴らされた警鐘と受取るべき。
言ってしまえば前回WBCで優勝した事で、日本野球界は勝負を舐めていたんじゃないかと。
ファンの間でも「今回チームはどうも応援し難い」、「勝てる気がしない」みたいな声が頻繁に囁かれてて……正直私自身、芯から応援してたかと聞かれると俯いてしまう。
負けたら選手が非難されるのは目に見えてたから、応援してた様な…。
そんな理由から、自分も何となく心苦しく居るのだ。

観戦しながら王さんが或る時言った言葉を思い出した。

「勝負してる間は真面目にしてなきゃいけない。
 でないと野球の神様に怒られるからね。」

驕らず万事を尽くして真摯に勝負する者だけが、神様からの恩恵を受けるのだなと、今回しみじみ感じた。
韓国VSキューバ戦も観たけど、どっちも強くて好い試合だった。
優勝した韓国チームは、参加した中で最も一丸となって強かったトコだと感じた。
優勝、おめでとう。

再び話を戻して…前回WBCは長嶋さんが元気だったら監督を務める予定だったそうな。
だけど残念ながら倒れてしまった為、NPBは仕方なく王さんに監督就任をお願いしたんだと。
王さんもそれを承知で監督に就いた訳で。
そもそもアメリカ主導の大会、アメリカが優勝する事を前提に立上げられた大会。
それ以前に日本野球はアメリカのメジャーチームとの試合に勝ち越した事が無く(だったよねえ?)、どうせ日本は負けるのだからと何処もスポンサーになってくれんかった。
唯一付いてくれたのはア○ヒビールだけ。
したがって資金も十分でなく、専属の料理人すら居らず、選手同士の決起会費用なんかも、王さんやイチローがポケットマネーから出したんだそうで。
「どうせアメリカが勝つんだから…」の声が出る度、王さんは言ったそうな。

「色々問題が有るのは確かだが、先ず始める事が重要なんだ」

有得ない幸運が働いたのは確かだけど、掴んだチャンスを生かして優勝を勝ち取った。
その実力は本物だったと思う。

第1回優勝は選手や監督やコーチ達が一丸となり、身を削って手にしたもの。
王さんなんか冗談でなく胃を丸ごと削ったんだぞ。(泣)
選手の多くを貸したチームは、シーズン中苦戦が続いたし。
なのに今回の五輪で野球が負けた事で、「あの勝利はまぐれだった」と言われるのが、何より悔しい。
今回の敗北から再スタートを切るとして、それは0からでなくマイナスからになるのだという事を、NPBには認識して貰いたい。
恐らく次回WBCは選手が中々集まらないだろう。
だからこそNPBには、日本野球界を真面目に考えてる人を監督・コーチに選ぶ責任が有る。
それ次第で選手が集まるかどうかも決まるだろうから。
次回のWBCで日本は優勝チームとして挑む。
参加国は皆、日本チームを照準に入れて来るだろう。
なのにその日本が何の準備もせず不真面目に参加したら、相手国に失礼だ。
勝てる以前に真摯に勝負する心を、今度のWBCチームには求めたい。

…他にも色々言いたい事は有る。
むしろ試合が終った今の方が、言いたい事は沢山有るんだ。
けど文句言ってる人は沢山居るから、自分まで言う事無いなとも考えるし。(苦笑)
それでも一言だけ、マスコミに――あんたら言えた義理じゃないだろう。(苦笑)
担ぐだけ担いどいて、負けて批判が噴出したら、こき下ろす…なんて良い御身分だよな~。(笑)

選手達が無事帰国出来るか心配でしょうがなかったけど…レオ球団のGGへの対応が物凄く優しくて涙が出た。


『西武がメンタルケア GG佐藤DH佐藤に?』 ←2008年8/24(日)スポーツニッポン記事より。

「西武の渡辺監督は北京五輪準決勝、3位決定戦で計3失策を犯したGG佐藤について不安を隠せなかった。

 『心が相当やられていると思う。
 心配だなぁ。
 (26日楽天戦から)合流はさせるけど、すぐに試合に出すかは分からない。
 まずは本人の様子を見てから』

繊細な男だという事はナインの誰もが知っている。
本塁打を放った試合でも『狙い球が何だったのかを相手に知られたら、次回の対戦に響く』と球種すら明かさない極度の心配性。
しかし守備には自信を持っていた。

『守れないとレギュラーじゃない』と豪語するように、外野での失策は通算266試合で僅か2。
それが大舞台の2試合で、その数を超える失策を演じただけに、ショックは計り知れない。
球団も傷心の大砲に出来る限りのサポートをする。
鉾山メンタルトレーナーと相談し、自らの好守ばかりを20分程度に編集した映像を見続ける事によって失った自信を取り戻す“心の治療”を行う方針。
また、当面はDHでの出場も検討するなど慎重にケアを続けていく構えだ。

渡辺監督は『今後も必要な戦力に変わりはないから』と語気を強めた。

日本一へ、GG佐藤の存在は欠かせないからこそ“北京ショック”一掃に全力投球する。」


球団社長だったか…帰国当日はわざわざ出迎えにまで行ったらしい。
なんて良い球団だろう。(涙)
今年はレオが優勝するだろうし、もし日本シリーズに出たら、佐藤には悪いイメージを払拭するよな大活躍を望む。

……頑張れ、マジで!!



本日の写真は那須南ヶ丘牧場で買った羊パン。
中身はカスタードクリーム、メロンパンの様にクッキー生地が被せてある。
可愛い上に美味しかった、また食べたい。



【続】
コメント
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