瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~銀河漂流バイファム~

2008年09月25日 21時39分45秒 | アニソン
――二十六の瞳。




――フィーーーー!!

ポロン♪…ポロロン♪…ポロロンロン…♪
――パチッ!パチッ!
「イグザミン・データ・リンク。」

――ピッ!

「メイン・トランス・エンジン。№1、2オン。№3、4オフ。№5、6、7、8、オーン。」
――ピッ!ピッ!――ピッ!ピッ!――カチッ!カチッ!――ピッ!ピッ!ピッ!…ピッ!

―ジャンジャーーーン♪――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ♪
「コンフォームド・ラウンド・バーニアン。」

―ジャンジャーーーン♪――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ♪
――ビッ!
「ハロー、アイム・バイファム!」

―ジャンジャーーーン♪――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ♪
「オーケー、バイファム。ユアナンバーイズ7!インストルメンツ・リコーダーオン。」

―ジャンジャーーーン♪――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ――ジャジャジャジャジャジャッ♪
「パミッショントゥーソーティ。」「パミッショングランテッド。グッドラック…バイファム7!」
――カチカチカチカチッ…!――ゴオォォォォ……ォォォオオオオオッ…!!!!

ワイプ・オウェイ…♪

――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ♪

オールユアティーァズ…♪

――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ♪

トギャーザウィーウィル…♪

――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ♪

カンクーフィーーァ…♪

――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ♪

カーームンドギブァサハンド…♪

――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ♪

インスァーーチオヴァニューランド…♪

――ズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャズンズジャッジャ♪

アイワンダーフェアユアーーマイ・フレンド…♪

テルァスホワッティズレフト…♪

インジ・エーーーーーーーーーンッ…♪

――ジャンッ♪

ギヴァシュアカレッジ♪ (バーーイ・ファーーム♪)

ユアワイメァージッ♪ (バーーイ・ファーーム♪)

ユナイテッウィマスッ…ファイッ♪ (バーーイ・ファーーム♪)

アンサレトンオーーマイトッ♪ (バーーイ・ファーーム♪)

キュルゥ~ルキュッキュ~~ルキュゥ~~~ルキュルル~ゥ♪キュルルルキュルルルキュルゥ~~ルルゥ~♪

――キュキュゥ~~~~~~~~………♪
――ジャンジャーーーーーーーーン………♪




1983年10/21~1984年9/8迄、毎日放送系(東京ではTBS)で放送された、日本サンライズ制作のロボットアニメ。

OPタイトルは『HELLO, VIFAM』、作詞はジャネット・辻野、作曲はDavid Mann、歌ってるのはTAOと言うロックバンド。
どうやらTVアニメ初の英語のみで歌う主題歌らしく。(旧ルパンOPも英語っちゃー英語だが、あれは「ルパン・ザ・サード」と「ダバダバ~」ぐらいの歌詞だったし)
アニメの主題歌を巡るファンの議論は、此処で一旦頂点を迎えました。
「アニメの主題歌は子供の物。子供が歌えない主題歌なんてナンセンス!」、「いやアニメは子供だけの為に在るんじゃない。拘るべきは作品のイメージに合うかどうかである」等々…読んでる自分もかなり考えさせられた。
個人的な感想を述べるなら、私はこの歌が大好き。
この歌を聴き、OPフィルムを目にした事で、私はこの作品を観ようと決断した程に。
それ位インパクトのでかいOP…全アニメの中でもTOP10に入れたい。
私にとっては『うる星』同様、アニメファンに堕としてくれた、罪深~~~いアニメなので御座います。(照笑)
まだ小遣いに乏しい子供だった頃、一生懸命貯金し、産まれて初めてBGMレコードを買った思い出が有る。(嵌ったのは『うる星』より、こっちのが先だったんすよ)
あの頃はレコード1枚2,500円位したか…小学生にとっちゃ25,000円位の価値に感じたものです。
BGM音楽がまたホルストの組曲『惑星』に雰囲気似てて(笑)、素ん晴らしい名曲だったんすよ!
最近のアニメは著作権を気にせず済む事も有り、クラシックをまんまBGMに使用する例が多いですが、クラシック要素を入れつつBGMを1から作曲したバイファムは偉いと感心してしまう。
バイファムのBGMは、アニメのBGMが飛躍的にレベルアップする切っ掛けの1つであったと、自分は考えとるのです。


さて作品の粗筋ですが、この後どうせ各話感想を詳しく書いてく積りなんで(笑)、此処ではしないでおきます。
1行で説明するならSF版『十五少年漂流記』――戦争に巻き込まれ、残された子供達が、自分達の手で宇宙船を操縦しながら、敵側に囚われてる家族を救出に向う話――です。
発想としては『ガンダム』や『イデオン』に似ており、当時は「目新しさが無い」と叩く評論家やマニアも結構居たと記憶してる。
仮にもロボットアニメだと言うに、最大的セールスポイントの筈のロボットが、『ガンダム』を模倣した様なデザイン。
敵方なんかザクとグフとズゴックをミックスして潰した様な(←幾らなんでも失礼だ)、斬新以前にお世辞にもあんまカッチョ良くないなぁ~と感じられるロボばっか…輸送機なんかモロ茸だし。
だが似てるのには訳が有る――実はメカデザを担当した方、『ガンダム』と同じ大河原邦男氏なんすよ。
更にテーマが『ガンダム』や『イデオン』に似てるのにも理由が有って、実は原案は『ガンダム』の原作者である富野由悠季氏なんす。
元々アイディア自体は『ガンダム』企画時に有ったそうで、それがどんな経緯からか氏が外れ、替わって神田武幸氏が監督に立つ事となった。
つまりもしかしたらバイファムは『イデオン』みたく全員死亡、因果地平で転生オチを迎えてたかもしれんと…逆に『イデオン』はバイファムみたく、クルーだけは生き残ったかもしれないという……あのリアル絵からはそう見えないでしょうが、『イデオン』のクルーはバイファムのクルーと、あんま年齢違わんのですよ。
いや~一寸先はどう転ぶか判らんですね~。(笑)
あ、一応フォローしときますが……私、富野氏好きだし、尊敬してますよ?(汗)
日本オリジナルTVアニメの多くは富野氏関りだったり…TVアニメの功績の点で、富野氏は宮崎氏以上のものを残してると思うのです。


とまぁロボットアニメとしては目新しい物の無いバイファムですが、しかし作品の真のテーマはロボットではないから良いのです。
この作品が表現したかったもの、それは「子供達が紡ぐドラマ」なのだから。
この1点を描き切った事で、バイファムは後世に残る名作となったのですよ。

キャラデザに『ミンキーモモ』や『Dr.スランプ』等を手懸けた芦田豊雄氏が就いた事で、見た目モモやアラレちゃんが『ガンダム』世界を飛び回ってる様な…そんな前代未聞のギャップ世界が出現したんですよ。
登場するルチーナなんか「モモ」そっくり、マキなんか「木緑あかね」そっくり、マルロなんか「空豆ピースケ」そっくりですよ。(笑)
そんなギャグタッチな奴等が、リアルなモビルスーツ弄ってるトコ想像して下さい、これはちょっと凄いですよ。(笑)
極めて子供をらしく描く事で、ロボットや大人との対比を、むしろ際立たせようとスタッフは考えたのでしょう。
これは今迄無かった試みで、後に『ガラット』や『ワタル』、『ライジンオー』等に続く流れをも、作り出したのではないかと。

つまり『バイファム』の斬新さは、設定ではなく、演出に有ったのです。






キュッキュウ~~ルゥ~ルル~~ルルルルルゥ~…♪
――ズンッズゥ~ン~ズンッズゥ~ン~ズンッ♪

キュルルキュルゥ~~ルキュウ~ルルゥキュウ~~~♪
――ズンッズゥ~ン~ズンッズゥ~ン~ズンッ♪――ズチャッチャチャン♪

プイと横向いてぇ…♪ お~まえ♪

少し怒ぉった♪ 泣きぃ~顔…♪ 

――ズゥン…♪

あんなっ♪ う~わっさを…♪

気ぃ~にぃ~すぅ~る…♪ なん~て♪

何でもないっっさぁ~♪

俺達にはぁ~ねぇ~~~♪

――ジャジャジャジャン♪

ネーヴァギブァップッ♪ 今いきなり♪

ネーヴァギブァップッ♪ 抱き寄せて♪

ネーヴァギブァップッ♪ キスしたらっ♪

ネーヴァギブァップッ♪ ネーヴァギブァップッ♪

――ジャンッ♪ジャンッ♪


ネーヴァギブァップッ♪ 今いきなり♪

ネーヴァギブァップッ♪ 抱き寄せて♪

ネーヴァギブァップッ♪ キスしたらっ♪

ネーヴァギブァップッ♪ ネーヴァギブァップッ♪

――ジャンッ♪ジャンッ♪


ネーヴァギブァップッ♪ 今いきなり♪

ネーヴァギブァップッ♪ 抱き寄せて♪

ネーヴァギブァップッ♪ キスしたらっ♪

ネーヴァギブァップッ♪ ネーヴァギブァップッ♪

――ジャンッ♪ジャンッ♪


ネーヴァギブァップッ♪ 今いきなり♪

ネーヴァギブァップッ……♪




EDタイトルは『Never Give Up』、OP同様歌ってるのはTAOで、作詞はジャネット・辻野、作曲はDavid Mannが手懸けてます。


日本サンライズにとっては初のゴールデンタイム進出作品。(私の居る地域ではTBS局夜7時~放送してました)
その為か作品の隅々まで気合が篭り、色々と試みてるのが感じられたです。
予告は次回タイトルを出すだけ~だったり(「ジャカジャンッ!!ジャカジャンッ!!」って感じのBGMに乗せて)、OP前に本編の1部を流したり(これは現在『絶対可憐チルドレン』でも見られる演出)、前半後半を分けるアイキャッチ映像は6種類も有ったし。
アイキャッチにまで拘るアニメって、そうは無いんですよ…現在だと『ワンピース』くらい?
まぁアイキャッチに拘って本編グダグダじゃあ本末転倒だけど、バイファムは全て拘って作ってたから偉い。


なのに残念ながら視聴率が悪くて、途中で打ち切りが決定したりした。
何故免れたかについては、後日詳しく説明予定です。

ただ打ち切られるかもって時に…会社の方から「レギュラーの1人(バーツが想定されていた)を殺して盛上げよう!」って提案が為されまして……けど監督やメイン脚本家が断固反対したんすよ。
「それだったら打ち切られた方がマシ!」みたいな。
脚本・演出・作画、どれも揃った名作だけど、何より素晴しく感じたのは、スタッフのキャラへの愛情ですね。
「こいつらが好きなんだ。誰1人欠ける事無く、旅をさせるんだ」って強い気持ちが、画面を通して伝わって来た。

名作や傑作は狙って作れるものじゃない。
狙って作ってウケたとしても、そいうい作品は時代を経てく内に、存在が霞んでってしまう。
何年経っても最後まで観て楽しめて、最終回には感動の涙を流せる。
バイファムはそんな稀有なTVアニメでした。

まだ御覧になってない方、現在ヤフー動画で有料ではありますが、配信中です。
絶対損しないから、保証しますから、是非御覧下さいませ!
てゆーか多分レンタルDVD置いてる店多いと思うんで、見付けたら借りて観てみて下さいよ。
幸運にも再放送してたら、絶対見逃さないように!


尚、OP&ED映像はこちら(→http://jp.youtube.com/watch?v=NQhq2-CP9Ek)。
子供達の活き活きとした仕草や表情に注目せよ。

そんで説明するまでもないでしょが、上げた歌詞は毎度空耳アワーです。
発音正しいかどうかは知らん、自分の耳に聴こえた通りに書いてます。(笑)
いやレコード持ってるから正しい歌詞知ってるんだけど、以前さらさんがメールに書いて下さった空耳アワー歌詞が、素晴しく的を射てて愉快だったもんで、勝手に引き継がせて貰った。(笑)
ちなみにOP最初の会話文も、歌詞カードに書いてあったんで、内容知ってはいる。

訳文だけ書くと――

「データリンクのテストを行う」
「主推進エンジン№1、2オン。№3、4オフ。№5、6、7、8オン。」
「確認した、ラウンドバーニアン」
「こちらはバイファム!」
「OKバイファム、君の出撃番号は7番だ。航行記録用レコーダー、オン」
「出撃の許可をどうぞ」
「承諾した。幸運を祈る、バイファム№7!」

――という事だそうだ。

会話を聴いてる内に盛り上がってく心が止められない、ナイスかっくいー演出だと思う。





参考…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』、バイファム公式サイト、月刊『OUT』。



さて次回より各話紹介…と言いたい所ですが、9/27から再び那須に行く予定なんで、続きは10月半ば~って事で。(汗)

そんじゃ(まだ早いけど)行って参りまっす!
コメント (2)
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