kotoba日記                     小久保圭介

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この世に目覚めた日

2021年03月02日 | 生活
  



風強し

9時半
立ち会い
テーブルを挟んで
調査

10時半に
柴田さんと三人で
金シャチでコーヒーと卵サンドウィッチ
ここの卵サンドウィッチは絶品なり
わたしは早々に帰宅

床を歩いて
窓から
体を出して
空を見て
声を少し出してみると
たくさんの緑が
地から立っていて
歌い合う

空の上で
たくさんの人の笑顔

萩の季節はまだ遠く
これから夏
それでも
窓から身を乗り出して
トンと地に足を着け
歩く
野に向けて

14時半出かける
雨もあがった
15時
鶴舞

帰り道
自転車を漕いでいた
雨上がりの景
100メートル道路の辺り
ビルが
風が
車が
信号が
空が
樹木が
草が
自転車を漕ぐ足
ハンドルを握るこの手

目が見るものすべて

この世に
目覚める

わたしは
ここに体を母から頂き
借りて
体感している
体がある
ここに体があるから
風が判る
冷たいと判る
目があるから
ビルの色と形が見える
距離が判る
筋肉があるから
前に進める

わたし
この時
初めてなのか
生まれた時の如く
きっとそうに違いない
この世に来て
不思議の世界で
見まわしていた
きっとそうだったに違いない


それを思っている
感じている
これは凄い体験だ
目覚めるとは
こういうことだ
皮膚があるから
体があるから
これは凄い
これは凄い

---

ひださんに会う


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