kotoba日記                     小久保圭介

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二日目

2019年05月05日 | 生活
  

今日は金森幸介氏の詩画集の展覧会へ
喫茶店タンネにて
お店でご本人にもお会いできて
ミハーなので
サインをいただく
凄く良い展覧会で
絵はもちろん原画
詩は凄く良いし もちろん金森幸介さんの歌は大好き

コンサート前に時間を作って
行った甲斐があった
このチャンスを逃したら
二度はないのだ


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コンサート二日目



中川五郎氏が凄く長い
トーキングソングを歌っていた
とても古い歌らしいけれど
現代社会に何かを訴えているのは判っているから
真剣に聞き入った
会場のひとたちも

ある意味では
言語規制のある現代
こういう形でしか
社会を言えないのかな
と強く思った

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昨日の友部正人氏の歌の中
「クラムボンが笑ったよ」
という歌のリフレインがあった
これは宮沢賢治の『やまなし』からの引用
『やまなし』では
「クラムボンが笑ったよ」
のあとに
「かぷかぷ笑ったよ」
と来るのだ
それを思いながら
聞いていた
友部正人氏は
定型詩だ
と思った
引用のセンス

もう一曲の歌詞で
「ブルースは元気じゃないと歌えない」
という歌詞があった
これも強烈な歌詞で
脳に残る言葉の組み合わせ
「どうゆう意味だろう」
という印象付けと
「ブルース」と「元気」という
あまりにも凡庸に過ぎる言葉の配列の新鮮さ
これがいわゆる定型詩のありようだ
谷川俊太郎氏も
同じ作法で
詩作する

こういう歌詞の『作り方』は
ケーキ職人みたいで
ほどよくデコレートして
口当たりが甘い

現代詩文庫からも友部正人氏は詩集が出ていて
いつだったか
現代詩文庫なんてすごいブランドだから
詩人ならここから詩が出るというのは
お墨付きをもらったようなもの
出版社は思潮社
わたしも当時うれしくて
名古屋のライブハウスで詩集を買って
サインをいただいた
わたしの「良かったですね、このシリーズの一人となって」
という感情が伝わったのか
友部正人氏はとても
わたしを見て嬉しそうに
微笑んでいた


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三宅伸治氏のアンコールで
何故か涙が出てきた
演奏が終わって
どこからか
女の人が
声をあげて
泣いているのが聞こえてきた
何だろう
この涙は


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先日帰っていった
パンクロッカーのメイク
黒いリストバンド
黒い布を頭に巻いて
gennkosaiband
登場
全員がその衣装
こういうふうに
帰っていった人を
思う方法もあるんだ
一言も
パンクロッカーの名前を出さなくても
みんなに思いを伝える
その素敵
女性メンバーが
オーソドックスな歌を歌いはじめた時
その美しさと声で
涙がまた

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サブステージ
金佑龍氏の最後の歌が
きれいなechoがかかっていて
この世のものとは思えず
また涙が
同じ感動をみんな味わったのか
アンコール
凄くうれしかったのだろう
若いミュージシャン
金氏も感極まり
お礼も言えず
演奏した
そのシャイが凄く素敵で
今書いていても
涙が出そうです

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金子マリさんは
凄すぎて言葉にできず

春一最終日のトリは
有山じゅんじ氏
少し酔っぱらっていたけれど
もう凄い貫録
音楽家の貫録
歌詞忘れても
飛んでも
それが撃ノなる
ギターなんてめちゃくちゃうまいし
今回は有山さんが見たかったので
泊りで行った
行ってよかった

今回はかなりたくさんの
ミュージシャンの演奏で
涙させていただきました
これって大得です

というわけで
大阪
祝・春一番コンサート2019
二日間
面白かった~





コメント
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