旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

スペースシャトルは6機つくられた

2023-08-18 12:41:29 | アメリカ西部
スペースシャトルは6機建造され、5機が宇宙へ行った
※最初の一機=「エンタープライズ」は離着陸を実験するために建造された機体

宇宙に行った5機のうち2機は事故で失われ、
引退後に4機が置かれているのは
●NYマンハッタン46丁目W~イントレピッド博物館「エンタープライズ号」
●首都ワシントンDC~スミソニアン博物館「ディスカバリー号」
●フロリダ~ケネディ宇宙センター「アトランティス号」
そして最後の一機がここ
●カリフォルニア科学センター「エンデバー号」

はじめて訪れたのは昨年2022年9月。
今回三回目だがますます楽しみになっている。
「何か質問はあるかい?」と声をかけてくれた係員さんと冒頭の写真を撮った。

「パラシュートはありますか」と質問してみた。
二回の絶望的な事故の時に緊急脱出ができなかったという記述を読んでいたから。
しかし、ご案内の方は別のパラシュートを教えてくれた↓

↑「縦尾翼のすぐ下に四角い箱、あそこから着陸の時のパラシュートが出るんだ」
※時事通信のHPに2009年の着陸時の写真があります
なるほど、たしかにあの場所からパラシュートが出ている。
これは他の5機にはなかったシステム。

しかし、実質的な「脱出用パラシュート」はスペースシャトルには装備されていない。
スペースシャトルが飛行する空間はたとえパラシュート脱出しても生き延びられないから、だろうか。

2度の惨劇についてもう少し知りたくなった。

1986年1月チャレンジャー号が打ち上げから73秒後に破壊された原因は
液体燃料を密閉するOリングが寒さでひび割れたことだった。


2003年コロンビア号が大気圏突入時に空中分解↑
こちらは打ち上げ時に液体水素タンクの破片が機体にぶつかり、
耐熱タイルのいくつかを破損させたことによるものだった。
「耐熱タイルは砂を固めたような材料で、ネジでなく強力な接着剤[super glue]で貼り付けてあるんだ」

打ち上げ時に耐熱タイルが剥がれたことをNASAは知っていた。
知っていたが、現場で対処する方法がほとんどないことも分っていた。
このまま大気圏突入をしたらどうなるのか、その危険性も分っていた。
報道はされなかったが、乗組員たちにはその事を伝えていただろう。


↓この巨大なオレンジのタンクに液体水素が入っていた↓

※2022年9月の訪問時に撮影↓

内部は↓

水素と酸素が別々に密閉された構造になっていたのか↑
↑「地球最後の外部燃料タンク」と書かれている。

スペースシャトルは世界で4機現存しているが、
発射時に破壊されてしまう「液体水素燃料タンク」があるのは世界でここだけ。

カリフォルニア科学センターはこれを使った展示を実現させようとしている↓
↓今回その展示方法が図解されていた

↑2025年の後半にこのかたちで公開される予定。完成したら是非再訪したい。
「今年(2023年)いっぱいでエンデバー号は一度見られなくなるからね」と係員さん。

LAにはまだまだ見所が満載だから
来年2024年のLA観光では別のところをご案内いたします(^^)

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LAダウンタウンからアナハイムへ、大谷選手43号満塁ホームラン

2023-08-18 11:26:04 | アメリカ西部
LAダウンタウンのアートディストリクトにて。
今回も楽しませていただきました(^^)
このエリア、かつては治安が悪くて観光客など立ち入れないような場所だったけれど

今は女性が犬たちを連れて一人で散歩してもだいじょうぶ(^^)

↑サザンパシフィックビル↑今日は青空に映えている
※2023年㋅のブログにこのビルのことに書きました。ロサンゼルスの語源についても


↑今日もテスラmodel3と、二台でまわっている。
テスラmodel3の話はこちらに書きました

10時オープンと共に
●カリフォルニア科学センターに入場

ここはLAの子供たちにも人気の体験型の博物館
一時間ちょっとの時間ならスペースシャトルをしっかり見ていただきたい。

その前のアポロ(アメリカ)&ソユーズ(ソ連)が協力していた時代から↑
※スペースシャトルについてはこちらに書きました

ランチはSさんお勧めの★Philippe(「フェリペ」か「フィリップ」か)にて

ここはオニオンスープに浸したバゲットサンドイッチが名物

※こちらに詳しく書きました


**
オリベラ街を少し見学して

ここがスペインだった時代に名付けられ

メキシコの時代に統治の中心となり

ここに残っているLAでいちばん古い土壁の家は

18010-11にかけてメキシコから派遣された「市長」の一家が住んでいた。

このあたりの経緯をはじめて訪れたみなさんに理解してもらうのは
なかなかむずかしい。
「え?ここはメキシコなの?」という反応まで出てしまう。
ここがメキシコだったのは1821-1845までです(^^)

中庭の古いサボテンは樹木のよう

***

1934年にできたユニオンステーションから


メトロリンクでアナハイムへ向かう。


少し走ったところで右手に古い操車場が見えた↑SLまでおいてある↑

45分ほどでアナハイム駅到着

10分ほど歩いてホテルへ

チェックイン
そして、エンジェルス対レイズの試合を観に球場へ!

大谷選手43号満塁ホームランがでました!
※こちらに書きました!

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LA到着~テスラ model3の「サンタ・モード」に驚く

2023-08-17 17:41:42 | アメリカ西部
エンジェルス二試合観戦とLA、人数が増えたので二台目の車を手配、テスラのモデル3がやってきた。
テスラの運転席がディスプレイひとつなのは知っていた。
八個のカメラで360度を常に監視して↑周囲の車の状況が表示されている↑
これに「サンタモード」があるのは知らなかった↓

↑自分の車がサンタのソリになり、まわりの車はぜんぶトナカイに変身!
jingle oll the wayって(笑)
この遊び心こそテスラの魅力なのかもしれない。

見上げると天井はシースルー↑

↑エンジンが無いから↑ガソリン車のエンジンルームも小さなトランクになっている↓

エンジンオイルの交換も必要ないし、複雑なトランスミッションもない。
ギアがないこともスムーズな加速を感じさせる要因か。

↓ガソリン残量の代わりに↓「218mi」

あと218マイル走れますという意味。
「ほんとに表示通りの距離を走れるのですか?」
「実際にはそこまで走れないかもしれません。バッテリーが劣化すると早く消耗しますし、乗っている人数が増えればやはり時間は短くなります」

「充電はどうしていますか?」

↑「赤いマークがテスラ専用の充電スタンドです。30分ぐらいあれば充電完了します。
料金は時間帯や場所で大きく変化します。時間がある時に安いところを選んでます。」
テスラ社は独自の充電システムを普及させ、
電気自動車市場の(現在の)覇者となっている。
今後どのような充電システムに統合されていくのだろう。

↑あれ?ドアはどうやって開けるの?
ここを押すんですと(^^)
**

今回の旅は㋅と同じように羽田空港からJL16便を利用。

㋅にはベンチがあった場所に旅行会社用の受付ブースができていた。

スーツケースも機械で預ける

↑この顔認証↑出国検査の大行列を避けるのに有効です。
機内食一食目


↑二食目、タニタがプロでユースした健康的メニュー
混ぜて食べます。
十時間のフライト、LAの乾いた街並みがみえてきた

入国審査場へ降りるエスカレーター

降りてすぐにあるトイレは男女で色分けされていなくていつも戸惑う


女性丸印、男性三角印と分けるのなら色分けの方が分かりやすいんだけれどなぁ。
色分けはダメで、カタチ分けなら問題ないということかしらん。

入国していつものSさんにミート

***
いつものマリナ・デル・レイへ

今日はいつもよりアシカがにぎやかだった。

北上してサンタモニカ桟橋へ

※6月のブログにリンクします

前回来た時に調べて、アメリカ全土でも指折りに古いメリーゴーランドだと分かったので

今回は乗りました!

大人$3。意外にスピードがあって目がまわりそうだった。
桟橋の先端

ハリケーン「ヒラリー」が近づいているとのことで風と波がある。
カラッとして快適(^^)
さっきまで空を覆っていた雲も吹きとばされ、
青空がひろがった。
****

ブランドショップが並ぶロデオドライブ

ビバリーヒルズから
ハリウッドへ

スターの「手形足型」があるチャイニーズシアターはおさえておかないと、

はじめてLAに来た方が納得しないでしょう(^^)

「ここでアカデミー賞授賞式があります。毎年の作品賞作品の名前だけが掲げられます。」

↑「2071年までは表示する場所が確保されています」

↑ディズニー映画は必ずこの「EL CAPITAN」で封切られる↓

*****
飛行機のLA到着が遅れたのでミヤコホテルに入ったのは20時になった

荷物を置いてすぐリトル東京を歩いてもらった↑本願寺

↑戦前に移民した日本人たちが懸命につくりあげてきたコミュニティは
アメリカとの開戦によって大きな痛手を負ったが、
その後の人々が日本文化を繋いでくれている。
我々がアナハイムからもどってくる8月20日は「NISEI (二世)祭」が予定されている。
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