スペースシャトルは6機建造され、5機が宇宙へ行った
※最初の一機=「エンタープライズ」は離着陸を実験するために建造された機体
宇宙に行った5機のうち2機は事故で失われ、
引退後に4機が置かれているのは
●NYマンハッタン46丁目W~イントレピッド博物館「エンタープライズ号」
●首都ワシントンDC~スミソニアン博物館「ディスカバリー号」
●フロリダ~ケネディ宇宙センター「アトランティス号」
そして最後の一機がここ
●カリフォルニア科学センター「エンデバー号」
はじめて訪れたのは昨年2022年9月。
今回三回目だがますます楽しみになっている。
「何か質問はあるかい?」と声をかけてくれた係員さんと冒頭の写真を撮った。
「パラシュートはありますか」と質問してみた。
二回の絶望的な事故の時に緊急脱出ができなかったという記述を読んでいたから。
しかし、ご案内の方は別のパラシュートを教えてくれた↓
↑「縦尾翼のすぐ下に四角い箱、あそこから着陸の時のパラシュートが出るんだ」
※時事通信のHPに2009年の着陸時の写真があります
なるほど、たしかにあの場所からパラシュートが出ている。
これは他の5機にはなかったシステム。
しかし、実質的な「脱出用パラシュート」はスペースシャトルには装備されていない。
スペースシャトルが飛行する空間はたとえパラシュート脱出しても生き延びられないから、だろうか。
2度の惨劇についてもう少し知りたくなった。
1986年1月チャレンジャー号が打ち上げから73秒後に破壊された原因は
液体燃料を密閉するOリングが寒さでひび割れたことだった。
2003年コロンビア号が大気圏突入時に空中分解↑
こちらは打ち上げ時に液体水素タンクの破片が機体にぶつかり、
耐熱タイルのいくつかを破損させたことによるものだった。
「耐熱タイルは砂を固めたような材料で、ネジでなく強力な接着剤[super glue]で貼り付けてあるんだ」
打ち上げ時に耐熱タイルが剥がれたことをNASAは知っていた。
知っていたが、現場で対処する方法がほとんどないことも分っていた。
このまま大気圏突入をしたらどうなるのか、その危険性も分っていた。
報道はされなかったが、乗組員たちにはその事を伝えていただろう。
↓この巨大なオレンジのタンクに液体水素が入っていた↓
※2022年9月の訪問時に撮影↓
内部は↓
水素と酸素が別々に密閉された構造になっていたのか↑
↑「地球最後の外部燃料タンク」と書かれている。
スペースシャトルは世界で4機現存しているが、
発射時に破壊されてしまう「液体水素燃料タンク」があるのは世界でここだけ。
カリフォルニア科学センターはこれを使った展示を実現させようとしている↓
↓今回その展示方法が図解されていた
↑2025年の後半にこのかたちで公開される予定。完成したら是非再訪したい。
「今年(2023年)いっぱいでエンデバー号は一度見られなくなるからね」と係員さん。
LAにはまだまだ見所が満載だから
来年2024年のLA観光では別のところをご案内いたします(^^)
※最初の一機=「エンタープライズ」は離着陸を実験するために建造された機体
宇宙に行った5機のうち2機は事故で失われ、
引退後に4機が置かれているのは
●NYマンハッタン46丁目W~イントレピッド博物館「エンタープライズ号」
●首都ワシントンDC~スミソニアン博物館「ディスカバリー号」
●フロリダ~ケネディ宇宙センター「アトランティス号」
そして最後の一機がここ
●カリフォルニア科学センター「エンデバー号」
はじめて訪れたのは昨年2022年9月。
今回三回目だがますます楽しみになっている。
「何か質問はあるかい?」と声をかけてくれた係員さんと冒頭の写真を撮った。
「パラシュートはありますか」と質問してみた。
二回の絶望的な事故の時に緊急脱出ができなかったという記述を読んでいたから。
しかし、ご案内の方は別のパラシュートを教えてくれた↓
↑「縦尾翼のすぐ下に四角い箱、あそこから着陸の時のパラシュートが出るんだ」
※時事通信のHPに2009年の着陸時の写真があります
なるほど、たしかにあの場所からパラシュートが出ている。
これは他の5機にはなかったシステム。
しかし、実質的な「脱出用パラシュート」はスペースシャトルには装備されていない。
スペースシャトルが飛行する空間はたとえパラシュート脱出しても生き延びられないから、だろうか。
2度の惨劇についてもう少し知りたくなった。
1986年1月チャレンジャー号が打ち上げから73秒後に破壊された原因は
液体燃料を密閉するOリングが寒さでひび割れたことだった。
2003年コロンビア号が大気圏突入時に空中分解↑
こちらは打ち上げ時に液体水素タンクの破片が機体にぶつかり、
耐熱タイルのいくつかを破損させたことによるものだった。
「耐熱タイルは砂を固めたような材料で、ネジでなく強力な接着剤[super glue]で貼り付けてあるんだ」
打ち上げ時に耐熱タイルが剥がれたことをNASAは知っていた。
知っていたが、現場で対処する方法がほとんどないことも分っていた。
このまま大気圏突入をしたらどうなるのか、その危険性も分っていた。
報道はされなかったが、乗組員たちにはその事を伝えていただろう。
↓この巨大なオレンジのタンクに液体水素が入っていた↓
※2022年9月の訪問時に撮影↓
内部は↓
水素と酸素が別々に密閉された構造になっていたのか↑
↑「地球最後の外部燃料タンク」と書かれている。
スペースシャトルは世界で4機現存しているが、
発射時に破壊されてしまう「液体水素燃料タンク」があるのは世界でここだけ。
カリフォルニア科学センターはこれを使った展示を実現させようとしている↓
↓今回その展示方法が図解されていた
↑2025年の後半にこのかたちで公開される予定。完成したら是非再訪したい。
「今年(2023年)いっぱいでエンデバー号は一度見られなくなるからね」と係員さん。
LAにはまだまだ見所が満載だから
来年2024年のLA観光では別のところをご案内いたします(^^)