旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

大原で草木染をふたたび

2019-04-06 14:52:17 | 国内
昨年秋に思ったことが実現した!
※昨年の記事はこちらからごらんください
ここでの草木染を《手造の旅》で体験していただきたかったのです

まずは染めたい布をチョイス
↓これはレアな一品ものの織↓

丁寧で繊細な刺繍のようで、小松はヴェネチアのブラーノ島で見たアンティーク刺繍を思い出した↓

これは、これだけで素晴らしすぎて…素人の我々が染めるのは畏れおおく…普通のシルクや木綿をチョイス

草木染は数限りない原料があるが、今回は春らしい「桜」があった↓

季節によって桜色も強弱があるのだそうな

茜色はこの赤い根っこからきた

熱した液につけてゆっくり混ぜ続け

出して定着液につけて、洗う

桜色も同じ要領で繰り返す


藍色は違って、この液に浸して↓

ひきあげて広げ、空気に触れさせるとさあっと色が変わってゆく

これを何度も繰り返すと、どんどん藍が濃くなってきた

欧米人はこの藍にしたいと言う人が多いそうな。「日本らしい色」と認識しているらしい。

我々八人は、藍組二人、桜組三人、茜組三人でした
 
↓こちら、ともに桜組なのだが左はシルクで右は木綿、同じように染めても布によってずいぶん風合いが変わる↓


気に入った具合になったら、石鹸で洗い、洗剤をよくすすいで乾かす↓

↓そしてアイロンかけ

↓それぞれ、自分だけの色にそめあがりました(^.^)




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春の大原で京都の野菜を使ったランチをふたたび

2019-04-06 10:55:40 | 国内
京都駅集合午前十時。

盛りの桜を横目に鴨川沿いを北上し、一時間ちょっとで山間の大原の里へ至る。
菜の花が目に鮮やかな小道を歩いて

ちょっと早目のお昼ご飯。
京都の野菜にこだわった料理を出してくださるこのお店、昨年秋に訪れて以来また訪れたいと思っていた

↑聖護院大根、堀川ごぼう、菜の花の辛し和え…
↓冬野菜と春野菜のグラタン

↑生クリームやバターは使っていないそうで、濃厚すぎず野菜の味をしっかり感じられる↑
↓イワナのカルパッチョと紫人参↓美しいですねぇ

↓春菊の風味いっぱいのピッツァ

↓地鶏炭火焼き

↓おにぎりあんかけ雑炊







歩いて大原工房さんへ移動

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チュニスのメディナ(旧市街)に残るトゥルベ・エル・ベイ

2019-04-04 08:00:00 | チュニジア
旧市街の宿に泊まれば、出発までの一時間でおもしろい散歩ができる。
オスマントルコ時代の「ベイ」の墓を訪れることができた↓

アーチをいくつも抜けていく

にゃにをしているのあんた?


↓パンを焼くちいさなお店

↓そろそろ…あれか?

↓雰囲気あるドーム↓これはこれで「Sidi=聖なる」人の墓か?

探していたのはこれではなく…
もうひとつ向こうに見えた緑色の屋根だった↓

これは釉薬で緑色に焼き上げたのだろう

↑草が生えているけれど周囲の建物と違う雰囲気がある

↓「ベイ」とはオスマントルコの統治下の地方長官への尊称

「トゥルベ」は墓のことを指す、たぶんトルコ語
さて、中は…
扉を押したが、閉まっている。よく見ると「修復中」の張り紙が…。

その様子を見ていた近所の人が数人声をかけてくれた。
「中に居るから呼んでみなよ」
どんどんっと扉をたたくと、すぐに開いて管理人さんが招き入れてくれた。

内部は二つの中庭を囲うかたちで何十もの墓碑がずらりと並んでいる

解説によると、ここに葬られているのは1705年以降にオスマントルコ下のチュニジアを統治したフサイン朝の「ベイ」たち。
※「ベイ」を「王」と訳しているものもあるが少々違和感がある
管理人によると1740年以降に16人の「ベイ」とその「妻たち」が葬られているという

↑この頭飾りのカタチがついたものが男性の墓
※イスラム教では地面に直接埋葬するので棺ではなく記念墓碑と理解する方がよい

ヨーロッパ的な装飾で、イタリアの大理石とオスマントルコ伝統のタイル装飾がされている
↓こちらが女性たちの墓


↓これは葬送の時に担ぐ台


旧市街のど真ん中にこういう廟があるのは少々違和感があるが

この場所に最初に墓碑が置かれたのは
「ベイ」以前にSidi(聖者)の墓があったからのようだ。
こういう細かい話を詳しく聴けるタイミング、またつくりたいなぁ。


路地を歩いて宿に戻ろう













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