旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

「赤毛のアン」のプリンス・エドワード島

2018-10-05 06:07:38 | カナダ
「赤毛のアン」の世界を細部にこだわって再現している「グリーン・ゲイブルズ」

ここは作者のモンゴメリー夫人の祖父母のいとこ兄妹が住んでいた家。

作者自身は一度も住んでいないが、あきらかにここはモデルになった場所である。キャベンディッシュ村を離れてからもよく訪れて滞在もしていたのだそうだ。

百年前の農家の様子もしっかり再現していある



↑納屋の中は彼女の生涯を俯瞰する展示室になっていた。
母を二歳前に失くして父とも離れて暮らしていた彼女は、「赤毛のアン」に登場するマシューとマリラそっくりの兄妹に育てられた。その写真をみるとイメージ通り↓

使っていたタイプライター


二十年ほど前はじめて訪れた時に第一話を読んだきりの小松に多くを語れる知識はありませんが、少しでも読んでから訪れるほうがよい。
アンの部屋として再現されている二階の一室↓

学校でギルバートのアタマを叩いて割ってしまった黒板が部屋の片隅に↓

暖房器具はそのまま調理器具にもなっていた↓特徴あるストーブはアンの話に出てくるものを選んである

棚にあるのは「いちご水」として翻訳されたラズベリーのジュース↓

↓丸い箱はチーズをいれていたのだそうだ



周囲の森とそこをめぐる小道もお話の場所↓「恋人たちの小道」

奥まで入っていく




すぐとなりにゴルフ場のグリーンに出られてしまうのですが(^.^)↓


隣接する「おばけの森」はけっこう大きく、暗く、しっかり歩くにはそれなりに時間が必要になりそう。

**
キャベンディッシュ村の墓地にはモンゴメリー夫人の墓と共に育ててくれた祖父母の墓がある↓
右側がそれ↓左側は二歳にならない彼女をおいて亡くなった母のもの↓


その祖母の名前が「アン」だとおしえてもらった↓

↑しかし、綴りをよくみてください↑
末尾に「E」がない「アン」だ!

第一話でアンが自分のアンは「E」がある方で、それが大事なのだとしきりに強調していた。
それは作者に厳しく接していた祖母への反発があったのかもしれない。

このエリアには作者が住んでいた家もあったが、今は壊されて存在しない。
が少しの間働いていた郵便局が、なくなってしまった家に似ている↓

↓夏の間だけの営業。今年はあと数日でクローズだった↓特別のスタンプで送ってくれる



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