世界最大の滝イグアスは、ブラジルとアルゼンチンの国境を流れる川にある。長さは2700m、そのうち八割がアルゼンチン側、今日は一日アルゼンチン側をめぐる。次の写真は「日帰り観光客」と記されたパスポートのスタンプ→
**《手造の旅》で選んだのはブラジル側のダスカタラタスホテルの滝が見える部屋。・・・だけれど、朝霧でどこが瀧かわかりません。あとから見えてくるのが楽しみ(^^)
ホテルのプールも
朝食を終えて、朝七時半のホテル正面玄関も
が、国境の橋を超えるころには太陽が射してきた。「友情の橋」の真ん中がブラジルとアルゼンチンの国境。それぞれが国旗の色に塗られている↓
瀧を観光する列車へ 乗る・・・のではなく、一駅歩く方が良いというガイドさんのアドバイス。混雑している時には次の駅から乗り換える列車に乗れなくなるからだそうだ。たしかに人が多い本日
こんな道をたった六百メートル歩けば次の駅
途中で列車の線路を横切る。
木の上に・・・「あ!ハナクマだ」この鼻の長いアナグマみたいな動物、まったく物怖じせず、観光客がぎっしりの駅でも、足の間を歩いている。あとで、たっぷりお会いすることになります(^^)↓
乗継の駅まで歩いたが、こちらもすでに長蛇の列!三十分ほど待って、ようやくこのトロッコ列車に乗れた↓
約三十分、終点の「悪魔の喉笛」駅まで途中に駅はない。到着しても、滝は見えない。ここから一キロ以上続くトレイルがはじまっている。滑らないように注意↓
川の上に作られた木道を延々歩いていくと・・・むこうに水煙がみえてきた。アルゼンチンの国旗のあるあそこが「悪魔の喉笛」、イグアスの滝でいちばん大きな瀑布のすぐ上に見学の木道が導いてくれる↓
この激流のど真ん中に、こんな木道をつくって大丈夫なのか? いや、大丈夫なはずはなく、まわりには何度も流された旧木道の残骸が見られる↓これはつい昨年のものなのだそうだ
瀧の真上に到着
視界におさまりきれない180度以上の幅で滝が広がっていた
同じ木道を戻る途中、またハナクマに出会う。ひょうきんな顔だが、目は笑っていない⇒
トロッコ列車で元の駅へ戻り 今度はアッパートレイルからの眺めを楽しみに歩く↓
ほどなく、まったく違う滝が足元に連続してでてくる↓
イグアスには大小二百七十以上の滝があると聞いていたが、ここを歩くとそれが視覚的に理解できる。
駅にもどって、昼食 国立公園を出て
★「三国国境」を見学。ここはブラジルとアルゼンチンのほかにパラグアイとの国境になっている場所。下の絵地図の一番左上↓
アルゼンチンの国旗の色(水色・白・水色)に塗られたオベリスクが上の絵の中で左上にある。それが、これ↓
イグアス川が、滝の下流でパラグアイとブラジルの国境を流れるパラナ川と合流する地点。下の写真で、右から流れてくるのがイグアス川。奥から手前に流れてくるのがパラナ川。水の色が違っているのが分かるだろうか。
さらに、写真のいちばんむこうにかすかに見えているのが、イタイプダム。設備としては世界第二位の規模1400万キロワット ※世界最大は中国の三峡ダムだが、実質の発電量はここが世界最大だそうな ※日本最大の黒部ダムが最大33万5千キロワットなので、その40倍以上
※この国境については別に書きます。
再び「友情の橋」を逆にわたりブラジル側にもどった。パスポートには、「日帰り観光客」と書かれたスタンプが押された↘