旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

モネが後半生を過ごした家

2024-10-04 17:16:53 | フランス
ジヴェルニー(ジベルニー)に43年住んだモネ。

絵はたくさんかけられているが、今は本物はひとつもない。

↑亡くなった先妻カミーユと二人の息子たちの幼少期の絵があった↑
左の長男・ジャンは、後妻アリスの連れ子ブランシュと結婚した。
アリスは六人も子供がいたから、ジヴェルニーの家はとても賑やかだっただろう。
モネが40代でようやく売れはじめた時期である。

食にも興味津々だったモネは最新のキッチンをつくり、

↑大家族は黄色いダイニングで食事をしていた。

ジヴェルニーの家は浮世絵と

友人たちの絵でいっぱいだった。

だが、長男ジャンが父より早く46才で亡くなり、
次男ミッシェルも1963年に自動車事故で死ぬ。
二人に子供はいなかったのでジヴェルニーの家を継ぐ人はいなくなった。

荒れ果てていた邸宅を、
モネ財団が本気で修復しはじめたのは1980年代に入ってから。
ヨーロッパよりもアメリカの人々からの多額の寄付で、かつてのジヴェルニーの様子が復元された。

日本的な「箪笥」もある。

※2012年に訪れた時のブログにリンクします

モネがこの家を借りたのは43才。
十年後に買い取って、道むこうに水連の庭をつくらせた。

世界中の美術館で見ることができる「水連」絵は、この庭だったのかとわかる。
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