旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ライトハウスホテル~夕方から夜

2016-01-18 18:25:37 | スリランカ

インド洋の荒波が目の前の巨大な岩に砕ける散る。


喧噪の道路に面したレセプションから暗い螺旋階段を上り、この光景を目の当たりにすれば、だれでもライトハウスホテルが好きになる。


晩年のバワは、この場所でよく海を眺めていたのだそうだ。その孤高の背中が似合う場所に思えた。


**我々がここに到着した、午後六時すぎ




道路に面したレセプション⇒


前述のらせん階段は、バワの友人だった彫刻家ラキ・セナナヤケの作品で飾られている。ポルトガルとシンハラ人+オランダ人の戦いをあらわしている。いちばん上で横笛を吹いているのが彫刻家自身ときいた。



★小松の滞在した部屋鎧戸を開けると前方から光が入ってくるデスクは快適な使いやすさだった。


ベッドが高いのはそこから風景が見えるように、なんだそうな


洗面スペースは充分にスペースがとってあるタオルの置かれている棚がやたらと高かったのが不便。バワの身長が180センチ以上あったせい、かしらん。洗面台の高さはふつう。


****夕食のあと、上階にあるバーを訪れる。高い天井にはスリランカ各地の町の紋章などがちりばめられている↴


不思議な空間


外のテラスから、夜の岩場が見下ろせた。なんと、プライベートな夕食会をやっていた⇒


誰もいない、もう一つのダイニング「シナモン・ルーム」⇒ 


その前にあるちょっとした水場


***エアコンを止め、ベッドに入る。それまで聞えなかった海の音が枕の下から、響いてくる。聞えるという以上に、ずうんっと身体の奥に響いてくる。真っ暗な岩場をたたいているインド洋の大波を感じる。「そうか、この音こそが、ライトハウスホテルの魅力だったんだ」と、知らされた気がした。写真では伝わらない、この場所でなければならなかった理由。 翌日から、この波の音に耳澄ますために、ホテルのいろんな場所に座ってみた。


****明け方五時。鎧戸の隙間から星が見えた。すぐにテラスに出る。 灯の落とされたプール。夜空に輝く星、なんとか写真に撮れたかしらん。


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キャンディの市場、宝石、植物園、サザンハイウェイを南へ

2016-01-18 18:06:12 | スリランカ

キャンディの市場入口 米の種類がたくさんあるのが実感できた⇒ 中庭に面した肉屋セクション⇒ 魚も豊富で、マグロのぶつ切りもごろごろ⇒突然、巨大なキハダマグロをかついだ人が追い越してゆく
●ウッド・アップルと呼ばれる茶色いボール状の木の実はゾウが好むとか↴

ゾウの胃は中身だけを吸収して、うんちの中から空になったこの実がみつかるんだそうです。

**宝石屋さん
スリランカは世界屈指の宝石採掘国。南部にはラトナ(宝石)プラ(街)という地名まである。ブルーサファイア⇒ ムーンストーン⇒ ちょっとしたスリランカらしいアクセサリーもあります⇒

***ペラデニア植物園2015年に訪れた時の写真日記はこちらからご覧ください
なんせ1820年から続く植物園だから巨木がたくさんある。これは何?⇒なんとドリアンの木!収穫時期にはこの根元には座らない。落ちてきて頭に当たったらたいへんだから。

ひときわ大きかったのがこのカウリ・マツ。「樹液がヴァーニッシュに使われます。日本語でええっとなんと言うのでしたっけ?」
解説を読んでみると、ヴァーニッシュとは塗装剤のこと。あ!「ワニス」か、ピンっときた⇒
お昼ご飯はこのカフェでサンドイッチにした⇒

****お茶に類する店はたくさんあるが、一軒でみつけたこんなアヒル。お湯の上に浮かばせる茶こし⇒

****コロンボ近くへ向かう途中で、昨年と同じカシューナッツがとれる村へ


*****道路事情の良くないスリランカで、2016年現在実質的利用価値の高いのが南のゴール、マータレーへのハイウェイ。
日本がODAを使って援助・建設した⇒※こちらに紹介されています
2012年にこれが完成してから、コロンボからゴールまで四時間かかっていたのが一時間半かからなくなった。南部の巡礼カタラガマまで日帰りが可能になり、これが人々によろこばれたそうな。
コロンボのど真ん中に入口はなく、近年カドワタというところで、空港ネゴンボからのハイウェイと連結された
走っている車はまだまだ少なく、こんな標識があるぐらい⇒
サービスエリアも日本の雰囲気で、こんなお店も⇒

*****ゴールの海岸へ出たのは17:45。ホテルからの夕陽に間に合うか微妙な時間・・・おお!地引網を引いている。

ここで夕陽を見ていきましょ(^^)/


******ジェフリー・バワ設計のライトハウス・ホテルに到着
この螺旋階段を上ると・・・
だれもがその演出に感激する


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スリランカ王国の古都キャンディ

2016-01-18 10:29:03 | スリランカ

仏教国スリランカにおいて最も大切な「仏歯」を収めた寺があるのが、王国の古都だったキャンディ。印象的な八角形の建物は、かつて国王が演説した場所。そのうしろに「仏歯」寺がある 中心になる建物の一階⇒この建物を囲んで後世に建てられた木造の建物を二階に登ると、(時間になると)仏歯(の入れ物)が拝める場所。いつもたくさんの信者が蓮の花を供えている⇒

 

2015年に訪れた時の写真日記をこちらからご覧ください

 

★仏歯寺のすぐとなりには、以前の王宮があった。ここを舞台にして、イギリスとのあいだに王朝最後の攻防がいろいろな価値でくりひろげられていた。 ほとんどの外国人がなにげなく見上げている記念碑に、そんな話がかくれている⇒こちらからお読みください

 

 


★これは、イギリス国旗を降ろして抗議するワリヤポラ・スリ・スマンガラという僧侶↴

1815年3月2日、シンハラ王朝がイギリスの保護下に入る会談が行われた日、英国兵は先走って調印前にユニオン・ジャックの旗を掲揚してしまった。ワリヤポラは「調印が終わるまではシンハラの旗でなくてはならない」と、異をとなえてユニオン・ジャックを降ろし、このライオン旗を掲揚した。※実際の調印は3/10に行われた。
★1818年に英国に対する反乱がはじまると、ワリヤポラは「仏歯」をキャンディから持ち去り、反乱軍のところへ運んだ。「仏歯」を持っていることは、スリランカを統治する正当な権利者であることを意味していたのだ。


**

夕方五時、キャンディの伝統的な踊りを見学終わったら屋内なのに火渡り!

 

今年の宿泊は旧市街から少し離れたリージェンシーなかなかのバッフェ夕食になった

 

**翌朝、朝食の時このホテルの建物が、伝統的なスリランカの建築を意識していることがわかった。これは庭からの眺め⇒

 

 

テラスから旧市街方向を見下ろす

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