旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

カルカソンヌ、Hotel De la Citeでディナーを

2014-11-24 00:43:54 | フランス
フランスでモンサンミッシェルの次に観光客が多いというカルカソンヌ。
その城壁の中で最高のホテルがDe la Citeであるのは衆目の一致するところだろう。

前菜①●Duck foie gras cooked by itself, cured duck breast,
pink grapefruit marmelade, warm brioche bum, some pink pralines

この地方の名物のひとつフォア・グラ。これにはオレンジなどの甘めの食材と合わせることが多いが、今回はグレープフルーツのマーマレードと。ピンクのプラリネはさくっとしたビスケットという感じ

前菜②●Poached Tarbouriech Oyster , aspic of granny smith apples,
fennel and lemon confit, mini rye toasties with caviar, cider vinegar butter


ラングドック・ルシヨン地方の地中海で育てられた高級牡蠣「タルボリッシュ」を軽く茹でて、青リンゴのゼリーとうききょうとレモンのコンフィ、それにキャビアをのせたライ麦の薄いトースト。シードルにビネガーバターのソースがかけられている。
これまで牡蠣をこんな風に食べたことはなかった。今日いちばんの独創的な一皿だろう。すごくおいしい、かというとそうではなかったけれど、記憶に残った。

メイン①●Roasted wild turbot, porcini mushrooms with parsley and garlic,
potatoes with local saffron, turbot arnaise sauce

ローストしたヒラメ?カレイ?
実はこれは簡単ではない。辞書でひいても、カレイと書かれているものとヒラメと書かれているものがある。
「左カレイに右ヒラメ」は日本でしか通用しない事実なのであった。
※この話はこちらにもう少し詳しく書きました
ソースはベアメーズ~バターとエストラゴン、卵黄、を酢で煮詰めたもの

メイン②●Pan fried veal sweetbreads, sweet potato, chanterelle mushrooms with endives, puffed potatoes, veal coffee sauce

子牛肉を焼いたもの、ソースがコーヒー味というのはどういうのかと思っていたが、これがけっこう合う。カンタレッリ(=シャンタレッリ)という北ヨーロッパでもよくつかわれるキノコは旬で香りたかく味もよかった。この季節らしい。そして、人参のように見えるのはなんと、薄く長くスライスしたポテトを巻いたもの。色はサフランに漬けられて黄色くなっていたのだ。

デザート●Warm souffl with amarena cherries,
chocolate dacquoise with ice cream and kirsch

この写真ではなんのことかわからなくてすみません。温かいスフレとアマレナのチェリーは別の小皿。チョコ味のダコワーズ(メレンゲを使った焼き菓子)の下にアイスクリームとさくらんぼのコンフィが入っているのです。

コーヒーとスイーツ●
コーヒーとチョコ
コーヒーを頼むと自動的に出されるちょこっとスイーツ。

終わってからも、すぐ前にあるバーでゆっくりしたい。そんな雰囲気が楽しめる場所なのです。
コメント
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