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旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

お猿と遊んでから石窟寺院とポロンナルワへ

2017-01-21 11:16:13 | スリランカ
朝になっても雲がかかっていた。明るい浴室のバスタブから空を見ていると、雲が流れて青空が見えてきた。朝陽に照らされている。

ヘリタンス・カンダラマにゆっくり滞在する価値を感じる時間。七階のダイニング階、レストランの入口から古代の人工湖を見晴らす↓そう、これが人工の湖なんて驚かされる。スリランカ全土には「一万を数える」貯水池がつくられてきたのだそうだ。




部屋にもどって用意をしていると、ベランダで何かが動く気配↓

※ちょっとお相手してあげた話をこちらに載せました

**
ヘリタンス・カンダラマの敷地ではゾウさんもお仕事をしております↓

村の道はこんな車がきてもよけません。

雨はまだぽつぽつ降っているが、ダンブッラ石窟寺院の入口に到着↓

大型バスは本来この正面入り口下まで。上まで長い階段を徒歩で行かなくてはならない。

実は横に、小型のトゥクトゥク用の横道があって、今回は密かにそこで下車。近道から入場する。ガイドさんと一緒でなくてはできない裏ワザであります↓

靴をぬいで寺院内に入る↓


お供えする花々もまるごと黄色い液で洗っている。これって何?「サフラン水です」あ、なるほど↓


全部で五つの洞窟寺がつくられているが、第一窟の涅槃像は二千年前の古代からのもの。岩を彫りぬいてつくられている。見る度にその迫力に圧倒される↓


★石窟寺院のスタートは、南インドの王朝に追われたシンハラ人の王が、この岩山の寺で十四年雌伏の時を過ごした事による。この石版にはその縁起と十二世紀末のニッサンカマッラ王が第二窟をつくって金箔で仏を飾ったことが記されているそうな↓

※この石窟寺院のもう少し詳しい話を⇒こちらに書きました



第二窟

天井から流れ続ける水は、一瞬低い場所から高い場所へ流れているように見えるが、こうして写真を撮ってみると正常な流れ方であるのがわかる↓

魚の絵↓

溜められた聖水

聖なる紫の蓮の花


 監視カメラ

こちらは十九世紀につくられた涅槃像



***
中国からの観光客はとても増えている。China meets Sri Lanka↓


お寺の観光は靴を脱ぐ場所が多い。むしろ裸足のほうが快適かも↓

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カンダラマホテルへ

2017-01-20 20:33:42 | スリランカ

ピンナワラでゾウの行進を見てから、ランチ。ライムジュースがおいしいんです。 しばらくすると雨が降ってきた。商店は品物を全部入れるようなスペースはない。 天気によっては今日のうちにダンブッラの石窟寺院へも行こうと思っていたが、今日はもう直接カンダラマのホテルへ行ってしまうのがよいと判断。 ↓右手に見えてきた大きな岩山がダンブッラ石窟がある場所↓


そこから三十分もしないでホテルの広大な敷地へ入る。 今でもカンダラマ村はある。ヘリタンス・カンダラマホテルができてからも、人々の暮らし方はそれほど変化していないようにみえる。見えるだけかもしれないが。 人造湖のほとりにそびえる高さ百メートルほどの岩山を巻き込むようにして建てられているホテル。どんどん密林の中にどうかしていっている↓ それが、ジェフリー・バワの目的なのだ↓ 入口↓ ここから細くなった回廊を抜けると・・・ 広々としたロビーにでる↓ サワーサップのウェルカム・ドリンク⇒ 部屋もシンプルながら、どこを切り取ってもシンプルで温かみがある↓ バスルームのこの明るさが 早く着いたので、今日はSPAでマッサージをうけてもらう事も、数人に可能だった↓ 七階の一番端、ちょっとわかりにくい場所↓最上階なので天井もこんなふうにできる↓ 施療室もこんな↓ お送りにきたら、私にもジンジャー・ティーをだしてくださいました↓ ** 一時間後、お迎えにもどってきたら、もう暗くなっていた。真っ暗な空から四角く開いた天井に雨がきらきら降りこんでくる↓ さぁ、目にも舌にもすばらしい、夕食バッフェへ行きましょ(^.^) ジェフリー・バワの友人だった彫刻家セナナヤケ氏の制作した巨大なフクロウが目印↓ サラダバーにもちゃんと人がいてしっかり混ぜてくれる↓




一口前菜風にもりつけられていて食べやすい



もちろんカレーは多種・多様。辛さもさまざまなのだが、それが一目でわかるわけではないのが難しいところ。どれも美味しいのですが↓



↓野菜のグリルもいろいろ↓



他にもモンゴル風に肉を焼いてくれるコーナーとか、昨年にはベトナム風春巻きコーナーとか、いろいろありました。


★昨年のテレビ番組で、洞窟風な隠れレストランが密かに存在することを知って、ガイドさんにその場所を訊ねてみた。すると、このメインダイニングから外へ出て、細いブリッジでつながった自然の岩肌が見える所へ連れて行かれた↓木々の向こうから、笛の音がきこえてくる・・・



笛を吹く人の後ろ姿がみえたところで、全体の様子がやっとわかった↓全体でもテーブルは三つほどしか置けない隠れたスペース。いちばん奥に二人だけ人影が見えた↓



そうか、これが、ヘリタンス・カンダラマの「岩穴ディナー」だったのか。料金はというと、ひとり+$400だそうな。いったいどんな料理が出されるのだろう? 


***コーヒータイムは別の音楽を演奏してくれているラウンジで提供される。


部屋に戻るときにも自然の岩の雰囲気が感じられる廊下を通る。このホテルには「ハズレ」の部屋というのは、存在しない↓



以前の《手造》この日の様子は⇒こちらからごらんください

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ゾウさんにバナナをあげたい

2017-01-20 12:02:32 | スリランカ
空港近くのホテルを出発。現大統領シリセーナ氏が笑顔でお見送り↓


一般道を走ると、仏教寺院だけでなく、イスラム教のモスクや、キリスト教の教会も、いくつも見えてくる


子供たちがスリランカの旗と仏教旗を掲げて歩いてくるのが見えた↓



**今回富山からご参加の方が、日本三代大仏「高岡大仏」のお土産を持ってきてくださった。大仏さんの形をした飴↓喜んでもらえるとおもいきや…これを見たスリランカ人のガイドさんは…
※反応⇒こちらに書きました


※昨年の高岡訪問の時の話は⇒こちらからお読みください
****
ピンナワラの通称「ゾウの孤児院」に到着。外国人用の入口から、

1975年にスタートした当時には、たしかに「孤児」ゾウを収容していたけれど、今ではここで出産し育つゾウも多く、「ゾウの産院」という名前の方がふさわしいのでは?とか。現在86頭がいるのだそうだ。我々が到着した午前11時過ぎはちょうど川に水浴びへ行っている時間。それでも、園内に残るゾウたちがのしのしやってくる↓

アジアゾウは長く人間の為に労働してきた。力持ちだし、頭は良いし↓


***
正午になると川からもどってくるゾウさんたち。それを見物に向かう。途中のお店で、なぜか日本人向けの求人広告が貼ってあった⇒





川からの道をのぼってくる一頭目↓べつに、観客に応えて手を(鼻を)振っているわけではありません↓

そこにいる人間が、バナナを持っているのを嗅ぎつけているのであります。次々にやってくるゾウさんはみんな鼻が良い。予想以上にみょ~んとのびてきてみんなをびっくりさせる↓

実は、この「バナナやり」は、行列がはじまる前にまわってきた監視官がやんわりと「禁止」と告げていた。しかし、すぐ近くに何人もいるバナナ売りを止めるわけではない。事実上の黙認である。

小松がはじめてきた二年前には「禁止」なんて一言も言わなかったから、最近増えた観光客とのあいだでいろいろと問題もあったのだろう。年々牧歌的な「ゾウさんへのバナナやり」がしにくくなってきていると感じる。

が、当のゾウさんはそんなこと、知った事じゃありません。好物を見つけて巨大な鼻が動くのを、ゾウ使いだってそう簡単には止められないのです↓

みょ~ん

持っていたバナナがなくなっても鼻がまさぐる↓


ゾウさんとこんなに近くでお近づきになれる場所なんて、そうはありません
(^^)






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三度目のスリランカ到着

2017-01-19 08:50:34 | スリランカ

スリランカ航空直行便で九時間半、日本の真冬にスリランカの乾季へ旅するのはちょっと嬉しい↓



機内はインド的な雰囲気もあるが、もっときちんとしている印象↓



二回の食事ともにチョイスメニューだが、まぁカレーたべておきました。お米は日本のようなものではなく、カレーにあうバスマティ↓



★台湾をすぎたあたりで、こんな地図になった。よく見ると、大陸に接した二か所が台湾領として国境線が引かれている。これはなぜ?→こちらにもう少し書きました



↑地図の左端に写っている東沙諸島も台湾が実行支配している島。


★地図というのはしっかり見ていると実にいろんな歴史が見えてくる。昨年も同じフライトでアンダマン諸島の事を知る事ができたっけ⇒こちらに書いております

**コロンボ空港到着。仏教国らしく、ターミナルど真ん中で大きな仏様がお出迎くださる↓



一年ぶりに、またガイドのマーティンさんと再会↓



****我々は空港から十五分ほどのホテルへチェックイン。


※同じ飛行機に乗っていた某グループ、このままキャンディまで走るのだそうな。それはちょっと・・・遠くないですか。ハイウェイが完備されていない内陸のスリランカは、あまり快適なドライブではない。昼間なら村落の風景も楽しめるが、この時間真っ暗だ。夜道をくねくね曲がりながら走ると車酔いもしやすい。 スリランカを知らずに申し込むお客様方はそれを理解していないだろうし、カウンターで接客する係員も知らないことだろう。現場を知っているなら、こういう行程はつくらない。自分が快適ではないと思うような旅を造りたくはない。


翌朝、ゲートウェイホテルでの朝食


スリランカ料理アーッパ(ホッパー)をつくってくれるコーナー↓




↑上のセクションで気になるのは、一番下に写っている黒い塊。これは、椰子の花蜜からつくられる黒砂糖=ハルクと呼ばれる↓



溶けにくいので齧りながら紅茶を飲むのだそうだ。スリランカでは多様な椰子があって、捨てるところがない有効な財産とみなされている。「椰子の木を五本もっていれば嫁に行ける」、とガイドのマーティンさんも話していたっけ。


 


 

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バワのパラダイス・カフェ

2016-02-02 13:18:48 | スリランカ

コロンボの高層ビルに囲まれて、バワのカフェはオアシスのような場所だった。元はバワの事務所だったという場所である。

喧騒の道路から、このアーチをはいるとちょっとした中庭がありひらけた空間は、 カンダラマのヘリタンスやゴールのライトハウス・ホテルで見た空間を思い出させた。↑※冒頭の写真がそれ。

ここを過ぎるとバーカウンターと絵やオブジェが飾られたスペース。一角にはバワの胸像もある

すぐにダイニングがつづいている

この中庭にある木は、もとからあったものをそのまま利用している。ヘリタンスでもライトハウスといったホテルでも、もとあった岩をそのまま生かしているが、ここでそれは樹木になっているのか。

けっして広いとは言えない空間。細長い敷地を上手に活用している

ここはしかし、現在運営しているパラダイス・カフェがバワの手法をうまく利用できているのをほめるべきだろう。つまり、レストランで使われているデザインは見事にこのスペースに合っている⇒お土産屋さんの袋もこんな⇒ なにより★提供される料理がすばらしい。①スイート・パンプキンスープ ②ジンジャー・チキン、レモングラスとほうれん草、マッシュポテト ③SEER(「シーア」と発音するサワラの一種?)のグリル、ココナッツ・リゾット添え、アップルソースのラタトゥイユも⇒ ③ほうれん草のクレープにマッシュルーム・クリームを詰めたもの↴

デザートはレモンメレンゲ・パイ⇒ またはモカ・ポット⇒

どれもとても洗練されていて、それでいてスリランカを感じさせてくれる。このパラダイスカフェが流行っているのは、けっしてバワ建築のおかげだけではないのがよくわかった。

ちゃんとお土産屋さんもあります⇒

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