旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ムンク生誕百五十年のオスロへ

2013-07-05 00:19:50 | ノルウェー
ストックホルム発09:15の飛行機は、10:15オスロへ到着。ターミナルに入るとすぐに「世界中で『叫び』が聞こえる」と書かれていてエスカレーターで降りる横には、巨大な『叫び』が、ど~んと迎えてくれる
今年はムンクの生誕百五十周年なのだ。

昼食まで少し時間があったので、オスロ市庁舎の一階ホールだけ入場。この建物は見学ツアーも人気の観光スポットなのである高い天井の広間にはノルウェーの歴史・文化をあらわす壁画

市庁舎入口にある北欧神話の神々のレリーフから★最高神オーディンは、八本脚の馬スレイプニルに乗っているこれについてはこちらに書きました。

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オスロ市内に近接するヴィグドイ半島にあるヴァイキング船博物館。近頃ここへさえ入場しないオスロ市内観光のツアーも増えてきたが、個人的にはオスロ観光はずせない場所だと思う。千年ほど前の素晴らしいカタチをした木造オーセベリ船かつては実用だったものを埋葬用の船にしたと推察されている。

副葬品には彫刻が施されているが、その中に描かれたネコちゃんです(=^・^=)


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フログネル公園は、グスタフ・ヴィーゲランが生涯をかけて作り続けた彫刻でいっぱい。テーマはまさに人間この写真で丘の上に立っている一本石=モノリッテンはその場所にたててから人間の形を削り出していった。間近に見るとすごい迫力

他の彫刻ひとつひとつがとてもおもしろいよくガイドブックに紹介されている「オスロのおこりんぼ」ヴィーゲラン自身は作品になんのタイトルも付けず、解説も残さなかった。人々はそれぞれの人生と重ね合わせて、その年代それぞれに、心に共振する作品をみつけることができる。ヴィーゲランの代表作はこの場所そのもので、外国の美術館に貸し出すのもたいへんだ。だから、外国であまり有名にならない。有名でなくても見るべきものはたくさんある。

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オスロ美術館では、「ムンク生誕百五十年」の記念展が行われていたこれについては、こちらに書きました。

オスロ中央駅すぐ近くのホテルへチェックイン部屋に入る間もなく、明日乗る列車のチケットを手に入れるために駅へ行った。

夕食はハーバーに面した「ロフォーテン」というレストランにて。
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フィヨルドに住んだ人々

2012-09-01 11:12:19 | ノルウェー
ソグネ・フィヨルドの奥、神秘的な紫色に染まったラルダール村の夜明け
19世紀にかたち作られた村の基本構造はほとんど変わっていない↑
161の景観保存指定された建物でできている。

ラルダールからフロムへ行くには1992年に開通した24キロにも及ぶトンネルを抜けていく



フロムの入江には巨大な客船が停泊していた。
フィヨルドの入り江は深いから山間のちいさな港でも大きな船が近づける。

我々はポストシップに乗る。
出航してしばらくいくと、切り立った崖の上にかつての農場が見えてくる。

拡大すると
この厳しい土地に住んだ、かつての貧しいノルウェー農民について、こちらをお読みください。

グドヴァンゲンに到着して再びバスでフロムに戻る。昼食の後、今度はフロム鉄道に乗車。
内部にはガイドモニターも設置された。

540mの標高差を20キロの鉄道で上り、ミュルダール駅で乗換。

ヴォスの駅で降りて待っていてくれた専用バスに再び乗車。


今日はベルゲン旧市街ど真ん中のホテルに泊まる。世界遺産ブリッゲン地区もすぐそこだ。

夕食を終えて、日の入りの20時半にベルゲンを見下ろすフロイエン山に登っていく。
その時間はまだ明るかったが、カフェレストランで夕暮れまでを過ごし

ふたたび出てみると、ベルゲンの夜景が美しくきらめいていた。


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オスロからラルダールへ

2012-08-31 00:44:46 | ノルウェー
オスロへ向かう船から、夜明け前に月が神秘的な美しさをみせてくれた
オスロで一番の見所はフログネル公園。ここはグスタフ・ヴィーゲランという彫刻家の集大成がある。これらどこへも持ち出せない最高の作品群は、オスロで見るべき場所に違いない。
国立美術館へは「叫び」をはじめとするムンクの作品を見に行く。以前はどこでも写真が撮れたのだが、今(2012)は、ムンクの作品が置かれている部屋だけが撮影を禁じられている。

その部屋の外にあった初期のムンク作品。これはモネかシスレーみたいじゃないかい?
バイキング船の博物館も必見
最近の忙しすぎるパッケージツアーではここへの見学が入っていないものもあるが、もったいなぁい。

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オスロからソグネフィヨルドの奥に位置するラルダールという小さな村へ向かう、途中にいくつもの「フィヨルド」と呼ばれる細長い湖に出会う。
きのうまでかなりの雨が降っていたということで、いつもは存在しない巨大な滝が出現していてびっくり。

ラルダールへ到着した頃には19時半になろうとしていた。フロムでつくられている地元のビール↓


山間の小さな村=海辺の小さな村、という不思議な位置にあるラルダールの夕暮れです。
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