ナスカはリマから南へ直線距離でも約400㎞離れている。
地上絵の観光はリマから260㎞にあるピスコから二時間弱の遊覧飛行で行う。
ピスコへ向けて、早朝4時15分にリマのホテルを出発。山の斜面にも光が点々とひろがっているのは、もともと不法占拠して住んでいた住人たちの住居
地方から都市へ流入する人たちが増えているのはどの国にも共通しているが、ペルーでは1980年代の大インフレとテロリストの跋扈により、より顕著になったそうだ。
1950年代に350万人だったリマの人口は1980年代に800万人にまで増加した。
1990年に就任したフジモリ大統領は、五年間住み続けていれば土地の所有を認める法令をつくり、彼らを正式な住人にしていった。が、現在でもこの「五年占拠すれば自分のモノ」という法律を逆手にとっての不法占拠が増加している。こういった砂漠の囲いもそれ
現在では本当に貧困にさらされている人々ではなく、土地を手に入れたい業者が貧困者を手先に使って土地を取得する方法になってしまっているという。
郊外に出ると、「KEIKO」と大きく壁に書かれているのをたくさんみるようになる
KEIKOとは、フジモリ元大統領の娘。来年2016年4月の大統領選挙に立候補しているのだそうだ。
フジモリ時代に地方の貧困層は確実に生活が改善されたという実感があるので、2016年の選挙で彼女を強く支援しているという。
**朝ごはんをカフェで

途中、工事渋滞もあったが午前8時過ぎにはピスコの街へはいった
ピスコはブドウの栽培が盛んで、これを利用した蒸留酒が有名。
ペルーの代表的な飲み物「ピスコ・サワー」はこの町発生。
海岸近くの空港へ向かう。強烈な魚臭さがながれてくるのは、魚粉工場がちかいせい。
空港へ到着
さぁ、無事に飛べるか? ガイドさん曰く、コンディションが良くなるまで六時間も待たされた事も、待った末にキャンセルになった事もあるという。空から地上を見る観光だから、曇っていてはどうしょうもないから。
と、「すぐに搭乗!」と声がかかる。あわててトイレをすませて、体重計に乗る(ホントです)。空港税約四ドルを支払う
飛行機はいくつかタイプがあるが、今日は12人乗りでぴったり貸切(^^)
ピスコの空は曇っているが地上絵は見えるのか…
ピスコからナスカへは空路約30分。海岸から60k離れた標高600mに位置する砂漠地帯。青空がひろがり地上はすっきり見えるようになっていた。ペルーの海岸砂漠地帯は雨がほとんど降らない(年に四時間との話もあった)。それで紀元前から描かれたという単純な地上絵が現代まで残っているのだ。

「さぁ、そろそろ見えてきます」と副操縦士がアナウンス。
今日は日本人だけだから、カタコトの日本語でもおしえてくれる。
●「クジラ、クジラ」
※拡大してごらんください。定規のような線をまたいでクジラがはねております。これで大きさは63m。
●「ウチュウジン」
32メートルだが、斜面の黒字にくっきりとわかりやすい。
多くの地上絵は事前に予習しておく(どこにどんな風に見えるかを知っておく)ことによって、発見しやすくなる。今回リマからのガイドさんが、事前に細かく教えておいてくださったおかげで、主要な地上絵はすべて見つけることが出来た。感謝!(^^)
●「犬」はちょっと見つけにくいかも

●「木」と「手」。地上の道路のそばにあるのは見晴らし台。
でも、ここに登っても絵の全体像は到底みえますまい。
★ナスカの地上絵は1939年に発見された。その存在が世に知られるようになってまだ百年もたっていないのだ。描かれた時期は紀元前2世紀から紀元後6世紀頃と推察される。
その線はたった30センチほどの高さでしかない。よくぞ残ったものだ。
はじめて見た「ナスカの地上絵」だったが、今日は最上のコンディションだっただろうことは容易に想像がつく。
●「コンドル」と呼ばれているけれど、実はそうじゃないらしい鳥
●「ハチドリ」はデザイン的にいちばん美しい
「地上絵」は、図形や線などを含め、全部で790もあると言われております。
地上絵の観光はリマから260㎞にあるピスコから二時間弱の遊覧飛行で行う。
ピスコへ向けて、早朝4時15分にリマのホテルを出発。山の斜面にも光が点々とひろがっているのは、もともと不法占拠して住んでいた住人たちの住居

1950年代に350万人だったリマの人口は1980年代に800万人にまで増加した。
1990年に就任したフジモリ大統領は、五年間住み続けていれば土地の所有を認める法令をつくり、彼らを正式な住人にしていった。が、現在でもこの「五年占拠すれば自分のモノ」という法律を逆手にとっての不法占拠が増加している。こういった砂漠の囲いもそれ

郊外に出ると、「KEIKO」と大きく壁に書かれているのをたくさんみるようになる

KEIKOとは、フジモリ元大統領の娘。来年2016年4月の大統領選挙に立候補しているのだそうだ。
フジモリ時代に地方の貧困層は確実に生活が改善されたという実感があるので、2016年の選挙で彼女を強く支援しているという。
**朝ごはんをカフェで


途中、工事渋滞もあったが午前8時過ぎにはピスコの街へはいった

ペルーの代表的な飲み物「ピスコ・サワー」はこの町発生。
海岸近くの空港へ向かう。強烈な魚臭さがながれてくるのは、魚粉工場がちかいせい。
空港へ到着

と、「すぐに搭乗!」と声がかかる。あわててトイレをすませて、体重計に乗る(ホントです)。空港税約四ドルを支払う


ピスコの空は曇っているが地上絵は見えるのか…

ピスコからナスカへは空路約30分。海岸から60k離れた標高600mに位置する砂漠地帯。青空がひろがり地上はすっきり見えるようになっていた。ペルーの海岸砂漠地帯は雨がほとんど降らない(年に四時間との話もあった)。それで紀元前から描かれたという単純な地上絵が現代まで残っているのだ。


「さぁ、そろそろ見えてきます」と副操縦士がアナウンス。
今日は日本人だけだから、カタコトの日本語でもおしえてくれる。
●「クジラ、クジラ」

●「ウチュウジン」

多くの地上絵は事前に予習しておく(どこにどんな風に見えるかを知っておく)ことによって、発見しやすくなる。今回リマからのガイドさんが、事前に細かく教えておいてくださったおかげで、主要な地上絵はすべて見つけることが出来た。感謝!(^^)
●「犬」はちょっと見つけにくいかも

●「木」と「手」。地上の道路のそばにあるのは見晴らし台。

★ナスカの地上絵は1939年に発見された。その存在が世に知られるようになってまだ百年もたっていないのだ。描かれた時期は紀元前2世紀から紀元後6世紀頃と推察される。
その線はたった30センチほどの高さでしかない。よくぞ残ったものだ。
はじめて見た「ナスカの地上絵」だったが、今日は最上のコンディションだっただろうことは容易に想像がつく。
●「コンドル」と呼ばれているけれど、実はそうじゃないらしい鳥

●「ハチドリ」はデザイン的にいちばん美しい

「地上絵」は、図形や線などを含め、全部で790もあると言われております。