ジジババのたわごと

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原発事故が起きて良かったのかも

2012年01月10日 | Weblog

建前は中立的立場ということになっている、国の「原子力安全委員会」や各「審査委員会」の委員たちメンバーの3割ほどが、原子力関連企業・団体からかなりの額の寄付を受けていたことが判明した。

使途について報告義務がない「寄付」という名目にして、出す側と貰う側が関係を保持していた。

企業側からみれば、政治家への寄付と同質のものだ。何の見返りもなく何千万円もの出す金を出すわけがない。

 

原発事故が起きて東北ばかりでなく日本中が大変なことになっているが、原発事故が起きて、案外良かったのかもしれない。被災者には気の毒ではあるが・・・。

これまで隠されてきた部分に焦点が当たって、不明朗なことが次々に浮かび上がっている。

地方自治体への寄付や補助金でも、巨額の金を表に出さないようにした経過が少しずつ浮き彫りになっている。関係者への裏金の類もかなりあったことだろう。

 

原発が取り持つ「原子力ムラ」の構図と、カネが絡んだ不明朗な関係があぶり出されるようになったのも、福島原発事故が発端といってよい。

 

日が経つにつれ、事故が起きた時に政府や役所が、都合の悪い情報を隠ぺいするだけでなく、恣意的に情報をコントロールしていた実態が、次々に国民の前に明かされてきた。

 

根源には、「総括原価方式」という電気料金を決定する仕組みが横たわっている。

一括りに言えば、「電力会社が何に使おうとも、使ったお金は電気料金として回収できるようにしてあげます」という仕組みなのだ。

 

原発事故の損害費用を国のバックアップなしに、電力会社が全額負担することになれば、保険金がべらぼうに高くなる。引き受ける保険会社はなくなるかもしれない。

それを電気料金に反映させたら・・・、原発のコストは?

本質的に原発はそういう性格を抱えている。



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