野菜用洗剤って効果あるの？

野菜を洗う洗剤が出回っていると知って驚いた。
残留農薬を除去するというふれこみだから中国のギョーザ事件の影響だろうか。
食器はもちろんまな板、野菜、果物、肉、米まで洗えるらしい。
野菜洗剤といってもホッキ貝や大豆などの天然素材で作られたものを利用したものらしく、農薬や環境ホルモンを除去する効果があるという。
５～１０分溶液に浸しておくだけでいいらしい。

テレビニュースでとりあげていたのは、食材を浸して少し経つと有害物質らしきものが水に溶け出てくるように写されていた。
だけど、あれは本当に有害物質なのかな？　ほかにもよく分からないところがある。
水でジャブジャブ洗ったときと、この野菜洗剤を使用したときの比較データが無いのでよく理解できないのだ。
残留農薬を測定して分かりやすくして示して欲しいものだ。
また有機野菜こそ洗浄が必要と言うのだが、これもその根拠が無くやはり理解不能に陥ってしまったババだった。

すでに家庭や居酒屋で使っているというが、使用しないよりは使用したほうがいいのかも・・・と受け取らざるをえない内容だった。
野菜洗剤は食材の味も日持ちもするというし、有害物質らしきものが溶け出てくるのを一度でも見てしまったら、使用をやめられなくなるだろうと思う。
食にたいする不安感が払拭されないから、人間の心理として安心方向に流されやすくなる。
野菜洗剤の売れ行き倍増で野菜洗剤会社だけがホクホクなのか。