ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

政権のおごり官僚の劣化

2017年05月27日 | Weblog



総理の意向だ」とする文書が出てきたが、文書が実在したことは疑いない
省庁の実情を少しでも知るものならば、“その文書は実際に有る” と受け止める。文書の内容が虚偽であるとはだれ一人思わない。
本気で探せばすぐに見つかる」という発言にも、まったく異論はない。


獣医学部の新設で「加計学園」が認可された経緯の中で、文科省に対して内閣府が「総理の意向だ」と設置認可を急がせたとする内部文書が出てきた。

松野文科相は、省内で調査を行った結果、「該当する文書の存在は確認できなかった」とした。
その文書が偽物だとは言っていない。発覚した時のために、「確認できなかった」と逃げている
そもそも、明るみに出ては困るから、形ばかりのおざなりで、本気で調べる気などさらさらないのだ。


ところが、当時の文科省のトップであった前川前事務次官が、「確実に存在していた。担当課から説明の際に見せられた」と証言した ので、政権内に動揺が走っている。


文科省内では、前川氏が証言したことに「辞める前に言ってほしかった」という声が聞かれたというが、たしかに辞任前に発言していれば満点だったのだが・・・。
そうではあるが現実には、現役のときに発言できる人は極々まれにしかいない。

ところで省内には賛否あるが、どちらの意見も「前川氏が事実を述べている」ことを認めている
批判的な人でも、その文書が実在したものであるという認識に立っている。事実無根だとは言っていない。

文書に実名が出てくる北村直人・日本獣医師会顧問(元自民党衆院議員)も「文書に書かれていることは事実だ」と語っている。


菅義偉官房長官は「出所も明確ではない。怪文書みたいな文書ではないか」と存在を認めない態度を変えていない。不遜とも言えよう。
そして政権内で、前川氏個人を攻撃して陥れようという姿勢がみられる。
何をしようとも、高い政権支持率をバックにねじ伏せるというおごりだろう。そして官僚の劣化が目につく。

その一方で、誰が文書を流しリークしたのか、血眼になって“犯人”を捜していると言われる。
安倍首相の腹心の友が理事長を務める「加計学園」をめぐる疑惑の火消しに官邸が躍起になっている


最新の画像もっと見る

コメントを投稿