年齢とともに賃金が上がる「年功序列賃金」の見直しがにわかに浮上してきた。
経済界・労働界の代表が顔を揃えた会議で、安倍首相が年功序列の賃金体系を見直すよう求めた。
日本の企業はまだまだ年功序列賃金が大半だ。完全に年功序列賃金を廃止した企業は少数だ。
それでも、年功序列は徐々に崩れてきている。成果方式を大幅に取り入れた賃金体系にしたり、ポストで処遇する企業が普通になっている。
入社年次の逆転人事、 . . . 本文を読む
最高裁が「妊娠を理由に降格などの不利益な扱いをするのは原則として違法」とする判決を出した。高裁に差し戻した。
これまでの最高裁の姿勢と照らしてみれば、異例で画期的な判決と言える。
病院に勤務していた理学療法士の女性が、副主任に昇格したあとに妊娠し、業務が軽い部署への異動を希望したところ、副主任の職を解かれた。
女性は、男女雇用機会均等法に違反するとして訴えを起こしたが、1・2審では退けられたので . . . 本文を読む
「無学、貧困、そしてテロリズムと闘いましょう。本を手に取り、ペンを握りましょう。それが私たちにとってもっとも強力な武器なのです」
「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます」
昨年、マララさんが国連で演説したとき、 “これが16歳の少女の演説か”と感服した。
彼女の訴えが、ずっしりと胸に響いた。
彼女の知性にあふれる格調高い演説は、歴史に刻まれるに違いない。
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消費税を来年10月に10%に引き上げすることに、国民の7割が反対という世論調査が出た。反対が昨年より大幅に増えてきている。
しかし、引き上げはほぼ確実である。
消費税率の10%への引き上げについて安倍首相は、経済状況を総合的に勘案し年内に判断すると述べている。
各界の意見は入り乱れている。「どの程度景気回復したか」「消費税率引き上げで経済活動が停滞し景気の腰折れはないのか」「景気の回復を待って消 . . . 本文を読む
安倍首相が声高に叫んだのが「デフレ脱却」だった。
インフレターゲットを2%目標に、無制限の金融緩和で市場に金を供給するとした。
金融緩和により、円安に誘導することも狙った。
円安に誘導するような本音をもろに出すと非難を浴びるから、表向き控え目な表現であったが、為替相場に働きかけ円安を誘導して、輸出を増やし景気回復を図ろうとしたことは紛れもない。
当然、株価の上昇も視野にあった。
さて、あれから . . . 本文を読む