総務省が、統計委員会の西村委員長の名をかたり、「国会に参考人として出席することを拒否する」という偽のメールを送ったことが明らかになった。
国会で取り上げられている統計不正問題をめぐり、野党側にこんなメールが届いた。
――統計委員会委員長は非常勤の時間給のアルバイト公務員でしかない。私は本務として、学者としての研究教育、企業の取締役や顧問の仕事をいくつも抱えています。国会に対しては、本務を犠牲にし . . . 本文を読む
いま問題になっている「毎月勤労統計」は、従業員の賃金、労働時間、雇用の変動を全国的に調べている。国の大変重要なデータの一つである。
このデータは失業保険などの算定に用いられるほか、景気の動向や国民の暮らしが豊かになったかの指標にもなる。GDPの算出にも利用されているので影響が出る。
だから毎月勤労統計は、国勢調査などとともに国の根幹を表す「基幹統計」の一つになっている。
基幹統計には56の統計が . . . 本文を読む
連日二つの事件がメディアを賑わしている。
小学4年生心愛(みあ)ちゃんへの虐待と厚労省の統計偽装である。
しつけと称して心愛ちゃんを死に至るまで暴力をふるった父親に非難が上がった。
妻の連れ子でなく実子であったことに驚いた人も少なくない。
心愛ちゃんが、父親からの暴力を受けていることを書いたアンケートを学校や教育委員会が父親に見せたりコピーを渡したことに呆れ、怒りの声が集中した。
一時保護しなが . . . 本文を読む