「どのような町内会にしたいのか」を描いて確認してみることが大事である。
聞くとほぼ全員が、「地域住民が全員参加する町内会がいいと思う」と述べる。
そうであるならば、活動を最小限にしなければならない。鉄則である。
活動を広げるにつれ、納得できない会員が増えていく。
「あれもやりたいこれもやりたい。いろいろなことをやったほうがいい」というのであれば、全員参加とは相いれない。希望者だけの組織を目指すべ . . . 本文を読む
町内会(自治会)には法律上の権限はない。
組織として契約できないので便宜上、会長や会計担当個人が契約者になったりしている。
法律が適用されないので、重大な規約違反を犯しても、とんでもない非合理な事でも法律で処分されることがない。
規約があってもないに等しいのが現実である。
内部の判断だけで済まされるので、規則よりも役員の意向で処置が決まる。
一般の組織であれば処罰されるような重大な規約違反があ . . . 本文を読む
近年のPTA役員は「本部役員」と「専門委員」で構成される。
本部役員というのは以前の執行部三役に相当する名称である。
PTAが硬直している最大の原因は、実施した活動を評価することが出来ないところだ。そして一般会員の希望や意見を吸い上げる力が極めて弱い。
だから、前年踏襲となって継続されてしまう。
深刻なのは、いやでも役員を強制されるところにある。
会費だけ納めたら、つらい仕事が免除され参加も強 . . . 本文を読む
生まれたときから町内会・自治会があって関係を持ってきているので、「入るもの」という漠然とした観念が刷り込まれている。
加入が義務づけられているか任意なのか、ということ自体に疑問を抱くことがないのが実情だ。
法律上、町内会は何の権限もない。趣味のサークルと同等の任意団体である。
しかし、執行部でさえ「町内会が法的に正規の団体でない」ことを認識していない。すごく権限のある団体のような感覚でいる。
さ . . . 本文を読む