スーパーの2階にあるトイレに入ったら、コーナーにある貯水タンクの上に、白い携帯電話がポツンと置いてあったのに気づいた。
こんなところに無造作に置くなんてきっと若い子だろうと思った。何は無くとも片手に携帯を握って歩く若い子を想像する。
手を洗ってエレベーターで降りるまでの間に慌てて上がってくる人を想像しながら、一階に降りたが誰も来る様子がなかった。携帯電話をカウンターに届けた。
カウンターでは届け人 . . . 本文を読む
気味悪いといえば思い出したことがある。
20代のころ寮で友達数人でよく「こっくりさん」というゲームをした。
「狐狗狸」さんといって狐などのお告げを聞くというちょっと恐いゲームだ。これは1人でやってはいけないと言われていた。
3人から4人でテーブルにつき、白い紙の真上に鳥居を書き、左右に「はい」「いいえ」を書く。
その下に文字や数字を書く。
10円玉を1個鳥居に置き、代表者が目隠ししてそこに人差し . . . 本文を読む
知り合いが電話をくれた。
夜中に、「まおー、まおー」と呼ぶ声が聞こえて目覚めたのだという。旦那さんは横で寝息たてて寝ていたというのだ。
「幻聴」だろうかと心配になって電話してきたのだ、というのである。
彼女は、「まお」という名前はスケートの「浅田真央ちゃん」しか心当たりがないと笑う。
今のところそれ一度だけということなので、疲れていたのではないか、とまずは安心させた。
隣の人が悪口言ってるとか何 . . . 本文を読む
幼稚園が終わってから息子と公園へ行ったら、同じ園の女の子も来ていて、お互いに見つけて駆け寄って抱き合っていたという。少し前に幼稚園で会っているのに・・・と娘。
するとその子に、「Oくんのママ~、Oくんと結婚したいの!」と言われた、と笑っていた。
数日後の寒い中、公園の滑り台を2人で抱き合って滑り降りたりしてラブラブだった。その女の子が発した一言・・・。 「Oくんとここで(滑り台)ずっと暮らす~」 . . . 本文を読む
「鉄の女」とまで言われたイギリスの元首相サッチャーが認知症になった・・・そんな報道に驚いた。
彼女だけはそんな病とは無縁だと思っていた。
サッチャーの長女は、「同じことを何度も尋ねるようになった」、「父(サッチャーの夫)が生きていないことを何度も分からせなければならないのでつらい」と述べているという。
あの元アメリカ大統領のレーガンもアルツハイマー型認知症だった。
認知症による危険信号はたくさん . . . 本文を読む
北京オリンピックが終わったが、当分はメダルを獲得した勝者を褒め称える番組や記事でかしましいことだろう。
“勝てば官軍”のように、勝者となればメディアは黒も白のように何もかも持ち上げる。
その中でもひときわ脚光を浴びるのは、トラック男子で史上初の銅メダルを手にした400メートルリレーの4人だろう。
敵失によるラッキーなことが重なるという、幸運中の幸運に恵まれてのことではあったが快挙と言ってよい。
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薄くなっていく頭・・・男性が一番恐れるのが俗に言う「はげ」だという。
「はげ」は男性にとって背が低いとか足が短いなんて比にならないほど真剣に悩むことらしい。
年とともに薄くなるならともかく、まだ若いのに薄いと気の毒になる。それに薄いと老けて見えるから損をする。
社内で人が後ろを通り過ぎただけで頭を覗かれた気がし、仕事が手につかない人もいるらしい。
遺伝もあるから親が薄毛だと世の男性は自分の将来を観 . . . 本文を読む
最近できた大型店に行った。ある商品の値段を調べたかったのだ。
入り口付近に目当ての物が置いてあった。
ババは腰をかがめて物色し、ある1点の品の値段をメモした。携帯のカメラで写してはダメだろうと思ったからメモしたのだった。
それから店の奥に入っていってあちこち眺めていると、まもなく店内放送が聞こえてきた。
店内の品物の価格を携帯で写したりメモしてはいけない。見つけた場合は没収する・・・という内容の . . . 本文を読む
大型店ができてから無料バスの送迎をしているのは知っていたが利用したことが無かった。
初めて送迎バスで行ってみることにした。ネットでバス発着場所と時間を確認。
バス停で待っていると5人ほどが集まってきた。無料バスは可愛い動物がたくさん描いてある目立つもの。いよいよ来た・・・乗ってみると予想以上の人で驚いた。
小型バスは満員で座るところも無くてほとんど女性ばかり。ババは通路に立った。上を見てつり革を捜 . . . 本文を読む
子供達に人気のアニメ「アンパンマン」。
ジジの車にも孫達のためのアンパンマンシリーズのCDがある。
「アンパンマン」はもとより、「バイキンマン」「ドキンちゃん」などの歌が挿入されている。
ジジの車を運転するとき、たまにこのCDが小さく耳に入ることがあるが、軽く聞き流していた。
「アンパンマン」に関する歌は数曲あるようだがババが気になったのは、そのうちの1曲「アンパンマンマーチ」の歌詞。
♪生きる . . . 本文を読む
久しぶりに札幌ドームでコンサドーレの試合を観てきた。コンサは最下位のチーム。いよいよJ1残留も危なっかしくなってきた。
ババが、「応援に行っても弱いから負けるしなぁ・・・」と言うと、ジジの「負けるの知っててみんな応援に行っているんだよ」の一言でドームに足を運んでみることにしたのだった。
実はこの日は、孫達が父親の迎えの車で自宅へ戻る日と重なった。丁度試合中の時間に札幌を出発するのだという。
孫達 . . . 本文を読む
オリンピックが始まって、報道はオリンピック一色の様相になった。あまり時差がない中国なので、深夜でなくとも生の映像がテレビに出る。
甲子園高校野球もプロ野球も霞んでしまっている。スポーツだけでなく、政治の動きも事件も小さな扱いだ。
何と言っても最大のスポーツ祭典だから、オリンピックのメダルには飛びぬけた価値がある。
期待どおりの活躍でメダルを手にする選手。あまり騒がれていなかったのにメダルを獲得し . . . 本文を読む
夏休みに入ってすぐ娘と孫がしばらく滞在して、一旦自宅へ戻ったが、間もなく所用があってジジババが娘宅で1泊してきた。
孫はジジが大好きなんだというのが十分わかる。布団を敷くと「べったりしようかな!」と言ってジジの布団に入って抱きつく。
朝までのあいだ、ジジは何度も孫の掛け物を直していた。
自分たちはジイチャンの家にたくさん泊まるのに、どうしてジイチャンは1つしか泊まらないのかと不思議がる孫。帰った . . . 本文を読む
山での挨拶はすたれてしまったのかと嘆く人がいた。大人のグループの中に挨拶が返ってこない場合があるという。
ババが初めて山に挑戦したのは中学生のときだった。
友達のお姉さんが山岳部に入っていて、ババ達も急遽同伴することになったのだった。
1000メートルを越える山だった。前日が雨だったので足元が悪く、登りも下りも大変。登山は初めてのババは四苦八苦で内心後悔したものだ。
そのとき山で出会う人たちがそ . . . 本文を読む
釧路の町おこしイベント「サンマー投げ」が話題になった。
その名の通り、みんなが知っている「ハンマー投げ」をもじったアイデアにババは吹き出してしまった。誰が考えたのだろう。
これは釧路を知ってもらい、サンマの消費をアピールするのが目的。
第1回目は冷凍サンマを投げて飛距離を競ったそうだ。「サンマー投げ」は一方向に投げるもの。
食べ物を投げるということに批判意見が殺到したため、第2回目になる今回はサン . . . 本文を読む