何十年ぶりかの入院になった。盲腸の手術のとき以来だ。
検査入院なので短期間だったが、それでも病院に入ると、早く退院したくなるものだ。
8人部屋だったが、それぞれベットのカーテンを締め切り、部屋の患者同士の会話はほとんどない。
短期間の入院患者が多いせいなのだろうか。ある意味で気楽さがある。
照明はベットランプでも10時まで。 以降は明かりがない。
日ごろは、眠れなくてもあまり気にしないほうだ。 . . . 本文を読む
酒かす汁2杯で検問にひっかかり、酒気帯び運転で教育委員会から停職6カ月の懲戒処分を受けた教師がいたという。
ババは、エッ? と思った。
酒かすとはお酒を造ったあとの「カス」そのもの。
飲酒運転はご法度と知ってても、酒かす運転で御用になるなんて思ってもみなかっただろう。まさか酒かす汁でアウトになるなんて本人もビックリしただろうな。
たいていは、何らかの事故を起こしてしまってから飲酒がばれることが多 . . . 本文を読む
プロ野球界はあの金銭授受事件からドラフト希望入団枠撤廃に向けて動いている。
希望入団枠というのは大学生、社会人の有望な人材に、希望球団を選ばせる権利を与えようというもの。なんで高校生にはないの? とひがんでしまう。
ババでも逆指名とか自由獲得枠とか希望入団枠という呼び名は知っていた。
あれこれ呼び名が変っても、こういう枠が存在すること自体が、球団側と選手側を陰でくっつこうとする誘惑をおこすのだろ . . . 本文を読む
世界中が所得格差で病んでいるようだ。
アメリカでワーキングプアがクローズアップされ、中国では都市と農村の格差が政治の重要課題に取り上げられ、ロシアしかり、南米諸国は左派政権を生む要因になった貧富の差、欧州でもアラブ系移住民の問題。
その中で日本は、格差が拡大しているとは言うものの、格差の少ない社会なのだといえそうだ。
アメリカでは、貧富の格差が急速に拡大し、1%の大金持ちと残りの貧乏人という二極 . . . 本文を読む
中国で、永年の懸案だった「物権法」が成立した。
資本主義的な経済運営を大幅に取り入れながらも、社会主義的な政治体制を標榜していることで、矛盾やひずみが浮き彫りになってきていた。
これで、だいぶ問題が整理され、少しは解決へ向かうだろうか?
都市と農村の格差に対する不満もくすぶっている。格差の元凶になっている都市と農村の「戸籍」も解決しなければならない難題だ。
経済発展に伴う公害は深刻さを増している . . . 本文を読む
姉夫婦とジジババの4人で有料老人ホームの見学に行ってきた。
昨年たまたま池のまわりの散歩中にジジが建物のほうをみて「あそこは老人ホームかな?」と言ったことがきっかけだった。
なるほど年寄りと介護者らしき人達がちらほら見える。昼食どきだったようだ。
その建物のまわりをぐるりまわってみた。どうやら有料老人ホームだということがわかった。
しばらく忘れていたのだが、考えてみると、老人の施設というものがど . . . 本文を読む
― 町内会の持ちまわり役員が回ってきた。免除してほしかったが、「町内会を抜けたり、班長を引き受けないなら、町内会に住まわせない。引っ越ししていけ」といわれ、仕方なく引き受けた。夫が脳出血の後遺症がある老老介護世帯で、高齢者には町内会の役員は酷だ― 新聞の投稿欄に載った投書である。
数日して― 投稿者のような介護を要する世帯を支えることこそ、町内会にとって必要な活動ではないか。― という投稿が載っ . . . 本文を読む
「臨海状態」といえば、坂道に止めてあった車が、ブレーキが利かなくなって勝手に走り出した「暴走」のようなものだ。
志賀原子力発電所で停止中の原子炉が臨海状態になった。ひとつ間違えば、チェルノブイリのような事故になったかもしれない。あわや・・・というところだ。
もちろん北陸電力では、社内トップまで情報が上がっていたと考えるのが自然だ。
おそらく 「現地だけで処理したことにして、社長は聞いていなかった . . . 本文を読む
「ドラフト会議」という制度が導入されてから40年以上になる。
特定チームへの有力選手の集中を避けるのを目的にし、戦力の釣り合いをとるのが狙いだった。
しかし、選手を自由に獲得したり、選手の希望を取り入れる「逆指名」「自由獲得枠」ができた。
この仕組みが、陰で球団と結びつき、裏金が飛び交う結果を招くことになる。
高校生にはこの枠が適用されない。なぜ高校生には自由枠が与えられないのか?
ババはこんなド . . . 本文を読む
「事務所費」の次は、松岡利勝農相を筆頭に「光熱水費」が俎上に上っているが、説明を拒否している。
民主党小沢代表が不動産取得に事務所費を当てたことには疑問が残るが、開示したので有権者が判定する番だ。
「事務所費とは・・・」、「光熱水費とは・・・」と、法律で決めている。
使いみちの内訳や領収書の添付が必要ないとされているが、決められた主旨で使われているか判別できないというのは、一般社会では通らない論 . . . 本文を読む
非正社員の男性が結婚する割合は、正社員の4割だという調査結果が出た。
感覚的に受け止めていたことが、厚労省の調査で裏付けられた印象だが、この傾向はますます強まるだろう。
考えてみれば当たり前のことだ。いつ首になるか分からない不安がある中で、経済的にも不安定では、結婚をためらうのは不思議でない。
子どものいる家庭の割合は、専業主婦の妻に比べて、非正社員で働く妻の家庭は、半分だというのも理解できる。 . . . 本文を読む
ガスにまつわる死亡事故が何かと話題になっている。
住宅のガス機器のほうは不完全燃焼による中毒、北見市の事故は敷設ガス管からのガス漏れ。全く違う性格の事故だが・・・。
ガス給湯器などで中毒事故を起こすのは、室内排気タイプだけかと思っていた。
ところが、外へ排気するタイプでもファンの付いていないものは、台所の換気扇などを回したときに逆流したりして、不完全燃焼ガスが室内に充満することがあることを、新聞 . . . 本文を読む
上海株式市場から始まった株安が、回りまわって世界同時株安を引き起こした。
新聞の記事や解説などを見ると、同時株安の影響や為替の心配が語られている。
ところが、肝心の上海で株が下がった原因については、表面的にさらっとしか述べられていない。
何があったのかということが、どうもよく分からない。
中国は今や世界を相手に取引している貿易大国だから、そこでの株暴落は世界中に波及してもおかしくない。影響が大き . . . 本文を読む
所得税の確定申告をする時期だ。
ある程度の流れは理解していたものの、これまでは説明を見て、そのとおり記入し提出してきたきらいがあった。
確定申告にも慣れてきたし、今年は少し余裕があったので、税の仕組みを理解して記入しようと心がけた。
入力しながら一部迷うところがあったので、確認がてら税務署のパソコンで作成して、そのまま提出したら完了になるなと思って出かけた。
申告期間も半ばを過ぎたので、この時期 . . . 本文を読む
新潟県の36戸ほどしかないある集落で、村八分を受けた11人が、「村八分の停止、損害賠償」を求めて提訴していた問題で判決があった。
一方被告側も名誉毀損で告訴していたらしい。
2004年に提訴というから、ずいぶん時間がかかるものだ。
いまどき現代版「村八分」があるなんてと驚いた。
発端は毎年お盆に開催される「イワナつかみ取り大会」に、多忙なので参加できないという意見に腹を立てた大会委員長が、「村八 . . . 本文を読む