1990年以降、日本の賃金は横ばいだ。むしろ減少している。
先進国で賃金が伸びていないのは日本だけだ。経団連も認めている。
共働きの世帯数が増えている。なのに、世帯当たりの所得が伸びていない。
これは一人当たりの所得が減っていることを意味する。
非正規雇用の割合が増えているからである。
OECD38カ国の賃金比較では、ドル換算すると日本の賃金水準は、いまや . . . 本文を読む
この10年間、アベノミクスで株価は上がって表向き景気が良くなったように見えたが、潤ったのは富裕層と大企業だけ。
貧富の差がますます広がった。
日本は所得を再分配する仕組みが働いていない。
所得が1億円を超えると実質の税率が低下する税制が象徴している。
本来、高所得であるほど税率が高くなっていくはずである。
所得税は所得が増えるほど税率が上がる仕組みにな . . . 本文を読む
ノーベル物理学賞が真鍋淑郎さんに贈られた。
大気中の二酸化炭素(CO2)と地球温暖化の関連を予測した研究が評価されたものである。
近年ノーベル賞を受賞した日本人が何人もいたが、研究内容を説明されても素人には別世界のことで、業績の偉大さが理解できないことが多かった。
今回は、真鍋氏の研究を紹介する解説を読んでストンと腑に落ちた。細部のことはもちろん謎ではあるが、日常的な現象にか . . . 本文を読む