ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

第二の夕張で住民の監視鋭く

2008年10月16日 | Weblog
北海道の赤平市が第二の夕張になる。財政が悪化したのでレッドカードが出され、「財政再生団体」となって実質的に国の管理下におかれることになった。
病院や水道などの公営事業を含めた連結決算の赤字比率が基準を超えたので、破たん状態にあるという判定になる。一般会計単独では赤字が見えなくても、市民にツケがまわってきて尻拭いさせられるので変わりはない。
道内ではこのほかにも、破たん一歩手前のイエローカードの市町が10以上になる。

夕張市が破たんしてからというもの、夕張の名は全国に広がり知名度は抜群になった。
昨春に財政再建団体入りして以降、全国から夕張に集まった寄付が1億円を超えたという。そのほかにも全国からいろいろな面で援助の手が差しのべられてきた。
苦境に立たされながらも注目されたぶん、皮肉にも支援を受けやすい環境にあったと見ることが出来る。
ところで第二・第三の夕張となると、どうだろうか?
注目度も夕張とは比べようもなく下がることだろう。

夕張の件は自治体関係者にはエポックメイキングと言えるほどのショックを突きつけた。
もちろん住民に対しても本気で自治体のことを考えることを問いかけた。夕張の破たん以降、明らかに住民の意識が変わり始めたという感想をよく聞く。
自治体の財政はもちろん、行政全般への住民の関心が高まっている。少し不便でも・・・ムダを減らして、という意識は着実に広がっている。
住民の声が反映される仕組みが機能するようになれば、さまざまなことが改善されていく。しかし行政の実情が開示されなくては、判断の材料がなく、一般住民はもののいいようがない。
“とにかく表に出さないようにする、見せないようにする”という行政のDNA体質を変えていくことが出来るかどうか。とりわけ首長の姿勢が問われてくる。


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