ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

足腰の調子よく快適な旅行

2008年10月17日 | Weblog
「立山黒部アルペンルート」というツアーに参加した。
初日はあいにくの小雨だったが国宝・松本城に立ち寄った。
全体に黒っぽいので別名「からす城」ともいい、シックなたたずまいのいい感じの城だ。
城の内部は急な階段だと知ったババは、お堀を歩いてジジを待つことにした。腰痛になっては翌日のメインである立山黒部行きに影響をおよぼしかねないからだ。
ジジは頑張って急勾配の階段を最上階天守閣まで上がった。

一見、日本人かと見間違える人も、話し声で韓国の人だとわかる男女が、デジカメで写しあいをしようとしていた。
韓国語はわからないババは「シャッター押しますか?」と声をかけてみた。
相手にも通じたようで笑顔でババにシャッターボタンを指さして「Here」と言った。韓国語で「ここ」というより日本人には「Here」のほうがいいと思ったのだろう。
ババも指さして「Here・・・OK!・・・」「ワンツースリー」と声をあげて念のためシャッターを2回切った。
そこへ城から出てきた仲間らしき女性2人が加わってガヤガヤいいながら、またババはシャッターを2回切った。
するとまた、別の日本人の若い男性が大きな岩にデジカメを載せて何やらやっている。
どうやら彼女とツーショットでカメラにおさまるために工夫してるようなのだ。カメラがぐらついて不安定だ。
そこでまたババの出番。「写してあげますよ」と声をかけると喜んで仲良くカメラにおさまった。

翌日は旅行メインの立山黒部へ。紅葉が見ごろの時期。天気もよさそう。
直前の連休にここへ来た知り合いの女の子は、集まった人でごった返して、大変な目にあったと話していた。
さて平日とはいえ結構な人出だったが、顔ぶれは定年を無事終えたような人達ばかり。
トロリーバス、ケーブルカー、ロープウエイを乗り換えながら行くのだが、最初は広大なスケールの黒部ダムに到着。着くなりガスがかかってきて小雨状態。
よく山の天気は女心のように移ろいやすいとはいうが本当だ。
傘をさしながら、ダムの大迫力なる放水を眺めながら200段以上はありそうな階段をレストハウスまで上がった。今年の放水はこの日が最終日だと後で知った。

高所の「大観峰」は雲に隠れている。しかしラッキーにも着いた頃から徐々に雲が消えてきて、立山連峰3000m級の連なる山々と黒部湖の吸い込まれそうな色のコントラストはまるでパノラマ写真を見てるようで美しい。
「室堂」では「みくりが池」を一周する散策をした。ガスがかかったかとおもえば晴れ間が見えてくる雄大な秋の立山連峰を目前にして、来れて良かったなぁとつくづく思った。
少し不安だった腰と脚は忘れていたくらい。痛みも無く快調に歩けた。 

最終日は黒部渓谷トロッコ電車に乗った。髪を風になびかせながらいくつものトンネル、橋を渡っての往復。
あんなすごい場所の岩盤に穴を掘って、レールを敷いて、橋をつくって、とうとう巨大なダムを造ってしまった人間のすごさを改めて知った。

多少の筋肉痛は残ったものの、あのながく辛かった腰痛はどこへ行ってしまったのかと思うほどのいい旅だった。
「自信が確信に変わった」なんて台詞を残したのはあの大輔だったがそんな心境だ。
それにしても最近の年寄りは本当に元気だと思った。


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