ジジババのたわごと

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肝炎薬害訴訟の女性たちは立派

2007年12月27日 | Weblog
C型肝炎訴訟は福田総理の政治判断で、原告側の意向を汲んだ和解に向かいそうだ。
さて、今回のC型肝炎訴訟は、初期の頃は注目してなかったせいか、争点がはっきり理解できずに、論点がつかみきれなかったという印象が残る。
エイズ薬害のときは、非加熱血液製剤の危険が察知され、世界的に加熱製剤が開発されていたにもかかわらず製造中止をしなかった製薬会社のミドリ十字、あるいは中止させなかった厚生省の責任を問うことで争われた。
今回は、その辺の議論があまり表面に出ないで、患者の名簿を厚労省が製薬会社から出させたのに云々とか、一律救済を政府が受け入れるか線引きするか、という点ばかりが遡上に上っていた印象を受けた。
結局、支持率が低下してきた福田政権が、さらに支持率低下を恐れて、原告側の要求を受け入れる姿勢に急転したのだが・・・。

それにしても、今回は原告の中核が女性であることが特徴的に目についた。
そして、特に感心させられたのが、代表の山口美智子さんと桑田智子さんのテレビでの発言や受け応えだ。
気負うことなくマイクの前で整然と話していた。女性に見られがちな、感情をむき出しにして罵ったり、泣きわめくことがあまり見られなかった。
冷静さを失わないで、理性的に明快な論旨で無駄なく発言していた姿には感心した。


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