ジジババのたわごと

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ネットウヨクは中国の人権弾圧を糾弾せよ

2017年11月22日 | Weblog


嫌韓・嫌中」と呼ばれる韓国や中国嫌いの「ネットウヨク」の人たちは、中国や韓国に漠然とした“羨望や“焦り”があるのではないか。

中国が急速に力をつけ世界の大国にのし上がってきた。存分にお金を稼いでいるし、政治的影響力はアメリカと肩を並べるほどになった。
韓国も電機企業がその名を世界にとどろかせているし、世界に羽ばたく有力企業が出ている。

お金のある中国にすり寄っていく国が多い。
日本だって経団連が250名もの経営者を引き連れて中国との取引を目論んでいる。
だんだん日本の影が薄くなってきている。ネットウヨクにしたら歯がゆく感じることだろう。


国粋主義とか排外主義右翼と言われる嫌中嫌韓の人たちの中に、天皇を神格化する「皇国史観」や「大日本帝国憲法(明治憲法)」への回帰を主張するものがいるが、一種の宗教のようなものだろうから論外として・・・。

日本の植民地政策や戦争を正当化するものたちは、日本の地位が脅かされていく焦りと不安、そして嫉妬の気持ちが底の方に漂っているのだろう。
歴史の事実と己の願望をごちゃまぜにするようなことではなく、少し視点を変えて、現在の中国や韓国の問題点を批評・批判してみたらどうだろうか。

中国は独裁国家だけにさまざまな点で極めて問題が多い。
とりわけ、政府に異論を唱える人たちへの人勧弾圧はすさまじい。政府に都合悪いことはネット規制を徹底している。

中国では近年、活動家や弁護士が数えきれないほど逮捕され弾圧を受けている。
ノーベル平和賞者の劉 暁波氏は、民主的な制度などを訴えて国家政権転覆扇動罪で監禁され、獄中死したと言える。
盲目の人権保護活動家陳 光誠氏も日本で名前が知られている。

顔 伯鈞氏が書いた「暗黒・中国からの脱出」(安田峰俊訳)には、習近平政権による人権派への執拗な追及の実態が描かれている。
逃亡、逮捕、拷問、脱獄、幽閉、尾行などなど、スリラー並みサスペンスだ。

ネトウヨの人たちは、活動を国内からもっと外へ向けて、「中国が国際的なルールを守っていない」と糾弾したほうが、よほど有益と思えるのだが・・・。


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